エドマンド(以下エ)「みなさま、お久しぶりです! そろそろ(作者に)忘れられていないか気になりはじめたエドマンド=ウィリアム=カートネルです。それから、こっちが相棒の……」
ユーリグ(以下ユ)「ユーリグです。ラストネームはありません。作者が最後までつけなかったので」
エ「僕だってミドルネームとラストネームつけてもらったの、フルネームで登場する1行前だよ? そういうヒトだって、文月さん」
ユ「まあな。この『白珠の巫女』だってはたからは設定がしっかりしているとかなんとか言われているが、その場でひねり出した設定がいかに多いか知っているぞ、俺は」
エ「そういう作者への文句はまた別なところで言うとして。今日の役どころ、わかってる?」
ユ「ああ。文月が無謀にも完結記念とかで立ち上げた人気投票の結果発表だろ」
エ「それがさあ、作者的にはこれ、中間発表なんだって。人気投票自体はまだ続ける気らしいよ」
ユ「これ以上票が入ると思ってるのか? おめでたいやつだなあ」
天の声「ぐだぐだいっとらんでさっさと話を進めんかい……」
エ「……と作者が言っているので、発表に入りましょう(笑)」
ユ「まずは人物部門。1つめの質問は、【恋人にしたいのは誰ですか?】だったな」
人物部門【恋人にしたいのは?】中間結果発表
エ「えーと、票数の少ないものから順に言おうか。
4位(3票)は、レナさんでした。」
ユ「……レナさんって誰だ?」
エ「白の宝珠の巫女殿の、筆頭女官どのだよ。灰色の髪をひっつめにした」
ユ「ああ、あのかたそうなねーさんな」
エ「えーと、寄せられたコメントは、
・要所要所で頼りになるから
・頼りになる……!
でした。ほんと、しっかりものでいかにも頼りになりそうな方だよね」
ユ「尻にしかれそうな気もするけどな」
エ「こらこら(苦笑)
さて、続いて3位。
3位(4票)は、クリス(クリスタル=リーベル=スタイン)でした。」
ユ「意外と少ないよな」
エ「この話、読者さんがほとんど女性だからねえ。クリスは女性に騒がれるタイプじゃあるけど、恋人というと違うんじゃない? ちなみにコメントは、
・もし私が男だったら……だったら……!
だってさ。クリスが男だったら、じゃないのがポイントだよね(笑)」
ユ「なるほど。じゃあ、2位行くぞ。
3位以下を大幅に突き放しての2位(14票)は、ここにいるエド(エドマンド=ウィリアム=カートネル)だ」
エ「ありがとうございます(ふかぶか)」
ユ「お前意外と人気あるなあ」
エ「なんだよ意外とって」
ユ「ああ、それとも同情票か?」
エ「失礼な……といいたいとこだけど、微妙に否定しきれないものが……。いいんだ、僕はクリスが幸せならそれで嬉しいんだ……」
ユ「そこでしゃがみこんでのの字を書くな。ちなみにコメントだが、
・懐のひろいあなたが好きです
・なんかねーイイヒトであるがゆえに貧乏くじ引いちゃいそうなタイプですよね。愛〜v
・なぐさめてあげたいv
・実は一番頼りがいあるかも。
・彼が1番だと思うのです〜。
・幸せになれそう
・頼りになるから。
・一番良い男だから(笑)
……だとさ。実は人気投票始まってしばらく、この部門でのトップ走ってたんだよな。作者がびびってたぞ」
エ「ぼくもびびってたよ(笑)まあ、あれじゃない? 主役二人がお互いで完結してるから、恋人候補に挙がらなくって、次に出番が多い僕にお鉢が回ってくるという」
ユ「……自分で言ってて悲しくないか?」
エ「ちょっとね……(遠い目)
さて、気を取り直していこう。栄えある第1位の発表です。
1位(19票)は、エア(エアリアス=セシル=ラフィード、あるいはセシル=カートネル)でした」
ユ「コメントは以下。
・髪を結い上げてあげたいでーす♪
・美形だしv
・痛快だから
・笑顔の下で何考えているのかわからないところがスキ(笑)
・何となくエッチっぽいから(何
・綺麗で、一途で、普段薫らない男性っぽさもツボ。彼にだったら振り回されたい〜
……お前宛てと違って濃いのが多いな」
エ「なんだよ濃いって(笑)
さて、1位のエア君にはインタビューを試みたいと思います。召還!」
エア「はい。なんですか?」
エ「人気投票【恋人にしたいのは?】で堂々1位おめでとう。まずは投票者にひとことお礼をどうぞ」
エア「たくさんの投票、ありがとうございます。残念ながら私の恋人の場所は空いてませんけれども(にっこり)お気持ち、ありがたく受け取らせていただきます」
エ「言うねえきみも。ところで、「エッチっぽい」とか言われてるけど(笑)」
エア「どのあたりでそう思われたのか、不思議ですね」
エ「エッチなの?」
エア「さあ? 気になるならクリスにお聞きになったらいかがです?(にこにこ)」
エ「(そういう流し方がエッチっぽいとかなに考えてるかわからないとか言われるんだと思うけどな……)」
ユ「そういえばな。あんた、まる3年くらいクリスと同じとこで暮らしたんだよな?」
エア「ええ。そうですけど?」
ユ「一回くらい押し倒し(がつーん)」
エ「あ。空から金だらいが降ってきた……」
天の声「これ、少女小説だっつーの!」
ユ「何でこの世界に金だらいがあるんだ!」
エ「作者に逆らっても無駄だって。えーと、自主規制命令が出たのでさっきのユーリグの発言はなかったということで。【恋人にしたいのは?】第1位、エア君でした。ありがとうございました」
エア「ありがとうございました」(退場)
人物部門【友人にしたいのは?】中間結果発表
ユ「続いての質問は、【友人にしたいのは誰ですか?】なんだが……」
エ「かなり偏った結果なので、まとめて発表してしまうよ。
3位(1票)エドマンド(エドマンド=ウィリアム=カートネル)
2位(4票)エア(エアリアス=セシル=ラフィード)
1位(14票)クリス(クリスタル=リーベル=スタイン)」
ユ「見事にぶっちぎったな」
エ「僕宛てのコメントはなし。エアには、「気が合いそう。」とのことです。
クリス宛てのコメントですが、
・いろんな意味でかっこいい人。でも、クリスって女友達とどう付き合うんだろ。
・こんなカッコいい友達欲しいです。
・一緒に暴れたい
・カラッとした楽しい友人関係が築けそうです
・ステキです!
というのが届いてるよ」
ユ「とにかく本人インタビューだな。召還するぞ」
クリス「はい? 呼んだ?」
エ「人気投票【友人部門】ぶっちぎり1位おめでとう。まずお礼をよろしく」
クリス「あ……。ええと、ありがとうございます、とても嬉しいです。……なんか照れるね」
エ「かっこいい友達がほしいってさ。あと「女友達とどう付き合うんだろう」とか言われてるけど、その辺は?」
クリス「うーん……私、女友達はほとんどいないから。夜会なんかで話すことは家が家だし、あるけどね、あれを友達づきあいとは言わないと思うし」
エ「僕らの世界だとクリスと趣味の合う女性はあまりいないしね。作者の住んでる世界だと、家にこもるより外で体を動かすのが好きって女性も多いらしいし、話合うんじゃない?」
クリス「あ、そうなんだ? それは……是非友人になりたいなあ。一緒に暴れられる友人、募集中です(笑)」
ユ「クリスの女友達との付き合い方ってな、巫女どのとの付き合い方見ればわかるんじゃないのか」
エ「あ、うん、そうかも(笑)」
クリス「なにそれ? エアは違うよ、エアは私の――」
ユ「(ニヤリ)私の、なんだ?」
クリス「うっ……じゃあ私これで! 投票ありがとうございました!」(脱兎)
エ「あーあ、逃げちゃったよ」
人物部門【一番好きなのは?】中間結果発表
エ「続きましては質問その3。【1番好きなキャラクターは?】です」
ユ「完全に主役二人に票が集中したな。
2位(11票)クリス(クリスタル=リーベル=スタイン)
1位(13票)エア(エアリアス=セシル=ラフィード)
抜きつ抜かれつだが、いまのところ僅差でエアが勝ってる」
エ「クリス宛てのコメント。
・うまくいえないのだけれど、あこがれ。
・なにもかも好きです!(笑)
・カッコいいけど随所で可愛かったv
・よく頑張った!
・かっこよくてステキです。
クリスは、悩んでがんばってるとこに共感するっていう読者さんと、騎士のクリスの男らしさ(笑)が好きって読者さんに分かれるみたいだね」
ユ「続いてエア宛てのコメントだ。
・ヒロインだし(笑)。
・萌え〜!!(((o(^。^”)o)))(笑)
・私がクリス寄りだからかな、この子好きです。
・かっこよくて大好き☆
……なんというか、コメントの声が黄色く見えるぞ」
エ「力はいってるのが多いよね。エアの場合も、男性的な面と女性的な面、どっちが好みかはわかれるみたいだね」
ユ「あンの美人っぷりは確かに犯罪だろ。ヒロインとか言われる気持ちもわからんでもない」
エ「……きみ、そういう趣味だった?」
ユ「あーのーなー」
エ「冗談だってば(笑)」
人物部門【このひとにひとこと!】中間結果発表
ユ「これも主役二人にしか来てないぞ。ま、予想通りか」
エ「これは答えてもらおうね。二人まとめて召還〜!」
ユ「まずクリスから行くか。
・良かったね〜。
・おめでとうございます!
・お幸せに。
とのことだ」
クリス「ありがとうございます。諦めないでよかったと、今は本当に思っています」
ユ「お幸せに、だとさ。クリス、幸せか?」
クリス「ええっ……えーと、その、……うん」
エア「(にこにこ)」
エ「はーいさくさく次いこうね〜。エア君には、
・このたらし
・上記に同じく。このたらしめ。
・おめでとう
・正直うらやましいぞ!!(笑)
……というコメントが来てますが」
エア「ふふふふふ、うらやましいでしょう」
クリス「…………」
エ「…………脱力するようなコメントをありがとう」
エア「ああ、でも、たらしといわれるのは不本意ですよ。たらし、というといかにもいろんな女性に色目を使っているようで……。私はクリス以外に目を向けたことなんてないんだから」
クリス「………………」
エア「ねえ、クリス?」
エ「……あーもういいから行っちゃってよ、君たち(けっ)」
台詞・場面部門【印象に残った場面は?】中間結果発表
エ「続いて、台詞・場面部門に入ります」
ユ「質問は3つ。【印象に残った場面は? 】【好きなセリフはどれですか? 】【いちおしラブシーンを教えてください】なんだが……」
エ「ラブシーンに1票も投票がないんだよね」
ユ「ラブシーンが少ないという読者の無言の重圧だろう、これは」
エ「作者としてはあれでたくさん書いたつもりらしいけど。あんなんで満足されてちゃつまんないよね」
ユ「なんだ、おまえとしてはあってほしいのか、ラブシーンが」
エ「いやそこ突っ込まれると複雑なんだけど(笑)」
ユ「さて発表に行きたいところなんだが、俺たちがコメントつけるのもな」
エ「登場してないもんね、僕ら。というわけで、司会交代です」
クリス(以下ク)「はい。ここからは私たちが司会を担当すればいいんだよね」
ユ「おう。よろしくな」
エア(以下セ)「おつかれさまです」
エ「なんで(以下セ)なの?」
セ「エにするとあなたとかぶるので。セシルのセだそうです」
エ「あ、了解。じゃあ、がんばってね」
ク「ありがとう。それでは発表します。台詞・場面部門【印象に残った場面は?】
第2位(2票)は、『助けてくれたエアに怒るクリス。』
でした。
これは……STAGE8の冒頭、だよね」
セ「ええ。弓矢からかばおうとした私をあなたが怒鳴りつけたところですね。コメントが届いています。
・クリスの性格、感情がばっと発露して…なぜか私は泣きたくなった気が。
ですって」
ク「泣きたかったのはこっちだよ、もう。ほんとに怖かったんだから」
セ「すみません。でも、私も怖かったんですから。お互いさま」
ク「ん……その辺は反省してます。いまは頼りにしてるから」
セ「ふふ。実は、嬉しくもあったんですけどね、あのとき」
ク「え?」
セ「だって私が大事だから心配して怒ってくれたんでしょう?」
ク「…………」
セ「さて、1位に行きましょうか。
1位(5票)は、『クリスとエアのダンスシーン。途中でパートを逆転しちゃうとこ。』
でした」
ク「あの夜会でエアとダンスは2回してるけど、あとのほうだよね。私が騎士の格好で、エアが巫女装束のほう。
・この両性具有的なカップルならではの見せ場で、すなおに面白い!と思った。
・まあ、ラブラブってコトで(笑)
というコメントをもらってます。……ラブラブ?」
セ「ラブラブ(笑)これは文月さんがどうしても書きたかったシーンだそうですよ」
ク「あのひと、舞踏会とかソシアルダンスにやたら思い入れあるからねえ。そういえば私たちのダンスって、文月さんの世界のダンスと同じものなのかな?」
セ「ほぼ同じものを想像してもらえればいいそうですよ」
ク「ふうん。まあ、このダンスは楽しかったよね。
そういえば、男性側のパートは私が教えたから踊れるの知ってるけど、女性側のステップはどこで覚えたんだっけ?」
セ「巫女としての振る舞いを勉強しているときに教わりました。下層の出だと見破られないためにも、ダンスは当然こなせますという顔ができるようにと」
ク「ふうん、なるほど」
セ「クリスこそ、男性側のパートは誰に教わったんですか? ご家庭で教えてもらえるとも思えませんが」
ク「隊に入ってから覚えたんだよ。制服着て夜会に出ると、踊る相手は基本的に女性だからね。まあ、もともと女性のステップは叩き込まれてたし、覚えるのはそんなに苦じゃなかったな」
台詞・場面部門【好きな台詞はどれですか?】
ク「完全に集中したね」
セ「第2位(1票)『おかえりなさい、エア。……はじめまして、セシル』クリスタル=リーベル=スタイン
これはあなたの台詞ですね。コメントは、
・これが後に伝説となる2人の物語の始まりである。。。ってな感じでしょうか?
というものです」
ク「ラストシーンだね。……伝説?」
セ「なるのかもしれませんよ。私はともかく、あなたは確実に立志伝中の人物なのだし」
ク「まだまだ発展途上です。今後に期待ということで……」
セ「では続いて第1位の発表、お願いします」
ク「え、私が言うの?」
セ「もういちど言ってほしいということでしたら、私から言いますけど?」
ク「(照)い、いーです……。
第1位(9票)は『――クリスタル、どうか貴方を、私だけの騎士に』エアリアス=セシル=ラフィード
でした。
STAGE15のラストだね」
セ「これは連載当時にもかなり支持の高かった台詞でしたね。私が言うのもなんですが(笑)」
ク「こんなコメントが届いてる。
・もう、これっきゃないでしょう! 悶えさせてくれます、まったく♪
・ここぞというときに男らしくって、ステキww
・ホントはこーいうセリフって女のコが言うものだよね?
……だって」
セ「実はこの台詞、どうしても入らなかった裏設定があるんですよね」
ク「そうそう。ちょっと前に王都で流行った芝居の台詞なんだよね。騎士と姫君の恋愛もので」
セ「『許されるものならば どうか私を 貴方だけの騎士に』――でしたっけ? 私自身は見たことはないんですが」
ク「そう、その台詞。騎士が姫に思いを告げる場面なんだけど、これが人気で。騎士でなくても、この台詞を告白のときに使うのが流行したんだ」
セ「私たちのころにはすでに手垢がついた言い回しというか、告白の台詞の定番になってました」
ク「エアはこの台詞の貴方と私をひっくり返して使ったというわけ」
セ「ひっくり返してしまえば、クリスにしか使えない特別な台詞になりますからね。おもてむきは上流のかたがたのお好きな、ちょっと気の効いた言い回しになったでしょう?」
ク「……というのを本編で入れたかったらしいんだけど、どうしても説明くさくなるから泣く泣く諦めたんだってさ」
セ「というわけで、もともとこのセリフは男性から女性に向けるものですね」
ク「そもそも、この貴族社会で女から告白するなんて、ほとんどありえない話だよ」
セ「誰かさんは別ですけどね?」
ク「う」
セ「嬉しかったですよ」
ク「…………えーと、これで人気投票の中間発表は終了。人気投票自体はまだまだ続いているので、乗り遅れた! とお思いのかた、ぜひ一票投じてください」
セ「良識の範囲内での複数投票は可だそうですので、特に台詞・場面部門など、お気軽に項目増やしてみてくださいね」
ク「長々とお付き合い、ありがとうございました。クリスタル=リーベル=スタインと」
セ「エアリアス=セシル=ラフィード、あるいはセシル=カートネルでした。また、お会いしましょう」
ク「さようなら。またお目にかかれるのを楽しみにしています」