迷宮放浪記 - Diary -

＜12月9日＞

NHKの「にほんごであそぼ」で、いろんな詩に音と踊りをつけて歌ってるコーナーがあるんですが、
これがなかなか素敵なのが多くて好きです。
今流れてるのが中原中也の「汚れっちまった悲しみに」。
悲しげなメロディラインと子供たちの歌声になんかしんみりします。
他に印象に残ってるのだと山上憶良の「銀も黄金も玉も〜」とか、
八木重吉の「心よ　では　いっておいで」とか。

……と書いてたらCD出てたのでポチってきました（笑）
NHK にほんごであそぼ::みんなちがって みんないい

＜12月26日＞

みなさまメリークリスマスでした。（遅い）
我が家では恒例の（と言っても３回目）丸鶏ローストチキンを焼きましたよ。
近所の肉屋に注文してみたら小さめサイズがもう手に入らないとのことで、2.4kgのビッグサイズでした。
初めて扱うサイズにどきどきしたけど、大成功。美味しかったー。
丸焼きは感じるハードルの割には簡単で達成感があるのでおすすめですよ。

ところで、しばらく前から拍子木の音が聞こえます。
拍子木だけ。気になって窓を開けてみたけど、やっぱり拍子木だけ。
冬の夜の拍子木には「火の用心、マッチ一本火事のもと」がついててほしいと思います。
でも近頃は近所迷惑とか言われてしまうんだろうなあ、きっと。

小学生のころ、何度か夜回りに参加した記憶があります。
消防署に集合して、白い息を吐きながら、「ひの〜よ〜じん！」と声を張り上げ練り歩く。
しんどかった、よりは、楽しかった、という印象があるのは、
大人になって記憶を改変してるから……ではないと思うんだけどな。
普段は歩けない夜のまち、肺いっぱいに吸い込むしんと冷えた空気。
受け持ちを回り終えての達成感。
素敵な体験だったと思います。