花迷宮放浪記 - Diary - 2003年11月

11月1日

全日本女子チーム、初戦勝利おめでとう〜!
……というわけで、バレーボールワールドカップを見ておりました。
期待の新人コンビもはつらつとがんばってましたが、
ベテランの吉原キャプテンや小柄なセッター竹下選手がカッコイイなと思った。

しかしほんとに最近のスポーツ中継は派手だなあ……と、
スポーツ中継を見るたびに思います。この間の世界陸上とかね。
アイドルタレント使って、選手もアイドル化して、
ドラマチックに盛り上げて視聴率稼ごう……というのはわかるんですけど。
応援してるアイドルなんて映さなくていいからその時間試合見せろ〜と思ってしまう。
面白く見てもらいたいというなら、技や戦術の解説を試合前後にするとか、
そういう方向性はないものかなあ。
とりあえずいまのところ、スポーツ中継はやっぱりNHKがいいな。
ちゃんと料金払ってますから、がんばってください国営放送。

【10/31 読書記録:三銃士(上)】

11月3日

2日から一泊で、甲府のほうへ行ってまいりました。
きのうは大菩薩峠ドライブ、本日は昇仙峡紅葉狩り散策がメインで。
渓流沿いに珍しい形の岩を眺めながらの軽いハイキング、
とっても楽しかったです。
さすがにシーズンですから、かなりの人出でしたが……。
紅葉のピークは来週あたりのようでしたが、
緑からオレンジに変わるもみじの姿もなかなかおつなもの。
危惧していた雨も、観光中にはほとんど遭わず、良かったです。

そして帰宅してからはバレーボールワールドカップにくぎづけ。
韓国戦は予想通りに、目の離せない展開となりました。
3セット目前半がカットされた時点で、放映時間の残り時間を計算して
ドキドキしてましたが、5セットまでもつれ込む接戦で。
結果書いてもいいですよね。セットカウント3−2での勝利です。やった!
韓国戦での勝利を感染したのは初めて。ほんと、嬉しかった〜。
サーブレシーブがきちんとセッターに返ると、今年の全日本はほんとに強いですね。
若きエース栗原選手の活躍もすごかったですが、
センター線の杉本、吉原の両選手のテクニックもすばらしいなあと思います。
今月いっぱい、テレビに釘付けだ〜。

11月5日

今日も今日とてバレーボール観戦。
放映時間で野球に負けたのがなんか悔しい(笑)や、わかるけどさ。

スポーツ観戦をしてるとしょっちゅう出るのが「カッコイイー!」の叫び声。
カッコイイ、って、私にとってはほとんど最高レベルの褒め言葉になってます。
私にとっての「カッコイイ」の基準ってなんだろうと考えてみたんですが、
「自分の仕事をきっちりとこなす姿」というのがひとつあるようです。
自分の能力と自分を活かせる場面を正確に知って、
でしゃばらず臆せず、大事な一面で、やってのける力。
なかなかできることじゃないけれど、だからこそカッコイイと思うの。
……お約束が好きな理由もそのへんにあるんですね、きっと(笑)

【1/4 読書記録:マリア様がみてる レディ、Go!】

11月6日

ここしばらく水面下で作業していたものがだいぶ形になり始めましたので、
この辺でご報告しておきます。
こんなものを作っていました。

小説HTMLの小人さん(仮)

タイトルはうまいのが思いつかないので保留中。開発コードは「小人さん」。
いろいろな方にご協力や助言をお願いしつつ作業中であります。
いちおう使える状態になってはいるので、遊んでみてくださいませ。

11月7日

寝る時に着るのはパジャマというのは、すでに常識ではなくなっているのでしょうか。
会社の昼休みに話をしていて、半分がスウェット派だったのにはビックリしました。
確かに最近読んだ本にも若者にそういう傾向があるらしいとはありましたが、
「え、文月さん(仮名)パジャマ着て寝る人なんだ〜」と驚かれて、
こっちが驚いてしまいました。
……私の価値観ってかなり古い……?(わりと古いのは知ってましたが)
うちの家族、全員がパジャマ着て寝るんだけどなあ。

ちなみに好きなのは裏起毛のふかふかした素材のあったかいパジャマ。
首周りがせまめで、袖と足首が先細りタイプがいいです。
ジャージみたいに絞ってるのだと、上がっちゃってもどってこないんだもの(笑)
見た目で好きなのは開襟でぱりっとした綿素材のチェック、なんですけどね。
冬のあったかさのほうが優先です。ぬくぬく寝るのは幸せです。
……でも、すぐに布団をはだけてしまうんですが。なぜだ私。

【11/6 読書記録:三銃士(やっぱりアラミスが好き)】

11月10日

……ととととりあえず叫ばせて。
全日本女子チーム最高だ!
高橋さん素敵ー! あなたの機転に大爆笑(笑)

えーと、解説です。本日の対ポーランド戦、2セット先取のあと2セット連取され、
フルセットにもつれ込んで、勝ちました。
もー解説も大興奮! の白熱した試合で。
ヒーローインタビューのレポーター、男の人だったんですけど、
泣いちゃって言葉が出なくなってました。
そこにすかさず現れたのが高橋選手。マイク奪ってMIPの竹下選手にインタビュー(笑)
竹下選手、それから大山選手・栗原選手もノリノリで答えてて、会場は大盛り上がり。
そのハイテンションっぷりに、テレビの前で笑い転げていた私でした。
笑いすぎて涙が出ちゃったよ……。


さて、気を取り直しまして。
昨日付けで『ぎりしあ奇譚』第四章を掲載いたしました。
これもまたずいぶんとお付き合いの長い作品です。
初稿が1995年だものなあ。
最初こそ古い原稿にかなり忠実に書いていましたが、
すでに初稿からはまったく展開が外れてます。
昔のへたくそな原稿を書き写すだけなんてつまらんことできるかー(笑)

……しかし書いていて思うのは、ラブシーンに耐性できたなあ、と。
以前はこっぱずかしくてろくに書けやしなかったんですけれどね。
うーん、これはやっぱり、トシでしょうか。

11月11日

通勤用の靴を買い替えました。近所のSEIYUで\4000也。
黒の通勤靴はひとつ持ってないと絶対に困るから、
半年から一年に一足くらいは買っているように思いますが。
履きやすくてデザインも良くてお気に入りになる靴って、
私の場合たいていそのへんで買った無名メーカーの安い靴だったりする。
だいたい、なんで女性もののお洒落靴ってあんなに窮屈なんだろう。
爪先が狭いから足を支えてくれなくて、踵はぱこぱこ浮いちゃうし。
やたらにとんがったデザインは、ただでさえ大きめの足を更にでっかく見せてくれちゃう。
薄いソール、細いヒールは、長時間はいてると痛くて痛くて仕方ない。
みんなこの苦痛に耐えているのか、それとも私が特別靴に合いにくい足をしてるのか、
これはもう長年の謎であります。
大きなデパートの靴売場で探し回ってもひとつも見つからない「履きやすい靴」に、
地元のスーパーでは難無く出会えるというのもなんだかなあ。
確かに身をかざるものですが、
もうちょっと履きやすさと両立してくれないものかしら、と思います。

【11/10 読書記録:三銃士(下)】
(いい加減しつこいがやっぱりアラミスが素敵だ)

11月15日

小人さん続報。normalはこんなイメージ
で、すいませんがまだ(11月15日現在)動きません。エラーが出ます(泣)
……しかし、めまいがするほど入力項目が多いですね。
素のCSSを書くのとどっちが楽なんだろう、という気も。

日記の靴の話。ちらほら反応があって楽しいです。
ちなみに私の靴のサイズは24.0か24.5。靴売り場の最下段です。
25以上の人に比べれば選択肢はぐっと多いからいいじゃんとか言われそうですが、
最初からラージサイズに向けて作ってないデザインって、
23.5あたりの人がはくと可愛いようにできてるんですよね……。
服とか下着も同じです。身長164は標準サイズだとすこし小さいんだけど、
トールサイズには足りないのですよね。
身体に合ったオーダーメイドの洋服とか、着てみたいものです。




11月17日

うわあんもうこんな時間だ。というわけですみません今日もBBSのお返事さぼります。

親戚の子供に贈る本、という話が夫との会話で出てきた。
いま、小学校3年生の、本好きの子。
うわーん読んでほしい本がいっぱいあるや!(笑)
夫は『モモ』を挙げてました。私ならケストナーとかリンドグレーンかしらん。
『はるかな国の兄弟』とか、たしかこの年頃に読んだのです。
あ、パディントンもいい。カニグズバーグも薦めたい。少年探偵とかもいい。
もうすこし大きくなったら、エンデとルイスも読んで欲しいな。うずうず。

本を薦めるのは基本的に好きなんですが、
オタクの自覚があるのでふだんはあんまり積極的に人に薦められないわたし。
児童文学ならいっくらでもお勧めできるのでもうたーのーしー。
私に児童文学を語らせると長いですよふふふふふ。
(しかし人の子供でこうなんだから、自分に子供できたらどうなるんだ私……怖い……)

【11/16 読書記録:華胥の幽夢】

11月20日

とりあえずご報告。
normal暫定アップしました。
気力が尽きたので愛想なし画面ですみません。
いちおう動くはずですが、動作確認を真面目にしていないので不具合あるかも。
近日中に整備しまーす。さあバレー見てこよっと。

11月21日

バレーボールは残念でした。
でも昨日より雰囲気がよかった気がします。

女子バレーのときほど騒いでないのは、個人的に女子の試合のほうが
男子の試合より好きだから。
男子の試合って、どうしても力のぶつかりあいっていうか、
どかーんとスパイク打って終わりみたいなところがあるじゃないですか。
その迫力はたしかに魅力なんだけど、私としては、
多彩なテクニックに魅せられたりラリーにはらはらしたりという場面の多い
女子バレーに一票を投じてしまいます。

でも昔はまったく見なかった男子の試合を見るようになったのは、
現全日本キャプテン、加藤陽一選手が全日本入りした年の大会からなんですね。
加藤さんはその年全国制覇した筑波大のバレー部の4年生でキャプテンで。
宙に舞うような滞空力と、どかーんと重たいスパイクがかっこいいなあって、惚れました。
いまももっぱら加藤キャプテンに注目して観戦してます。
健在の滞空力に、ブロックやコートをよく見て打ち分けるテクニシャンぶり、
それからひそかにレシーブでいい仕事してるところが好き。カッコいいなあ。

【11/20 読書記録:砂の覇王9】

11月21日

なんとなく二度目の日記を書いてみたりして。

さきほどチャットで児童文学の話題になりまして、
嬉々としていろいろ作品名を挙げておりました。
児童文学についてはかなり恵まれた子供時代を送った自信があります。
母が本を買い与えるのが好きな人だった上に、
二歳年上の姉がいるので、本に触れるのが全体的に早かった。
小学生のときに、のめりこむように本を読む時代を得られたのは、
本当に幸運だったなあと思っています。
きょうだい3人分ですから、自宅にある本の数もすごかったですし。
図書館にもずいぶん行きましたが、基本的に読み返す人間だから、
山ほど買ってくれた両親に大感謝です。
……趣味が偏ってるのは否めない気がしますが(笑)

しかし本好きの3人きょうだいというのは大変な事もあるのでした。
新しい本が来ると、必ず取り合いになるんですよね。
所有権が明確な本は、所有者が一番、2番と3番はじゃんけんで決定でしたが、
親が買って来る本はほんとに早い者勝ちで。
シリーズものを数冊まとめて買ってくれることもけっこうあったんですが、
争奪戦に負けるといきなり途中の巻から読み始めることになるわけです。
(人が読み終わるまで我慢するなんてできるわけありません、
そこに新しい本があるのに!)
「ナルニア」シリーズが我が家に来たときがちょうどその状態で、
おかげでなんだかすごい順番で読んだような気がします。
姉が借りてきた本を勝手に読んで怒られたりもしたっけなあ。
待てなくて隣から覗き込んで、うざがられて喧嘩、なんてこともしょっちゅうでした。

本好きで好みの微妙にかぶるきょうだいがいるのは、
高校のころにはたいへん便利でしたね。
なにせ金額的な負担が3分の1ですから(笑)
それぞれに担当するシリーズがあるわけです。
でもときどき担当を明確に決めていないシリーズがあって
(おもに、私がのんびり集めだしたら、弟も抜けを埋めてくれた本)
新刊が出るとその日におたがい買って帰ってしまうということもありました。
1回じゃなかったよなあ、たしか……(笑)

年末には当然帰省するわけですが、弟の本棚を漁るのがいまから楽しみです。

11月24日

連休サボりたおしましたー。はははー。(笑い事かい)
まあ、例によって、たいして心配されてないと思ってますが。

連休中は夫婦でどうも体調不良だったので、だらだらと過ごしていました。
『指輪物語』読み返してたら『二つの塔』の上1まで来ましたよ。
再々読とはいえなかなかのペースだと思います。
しかし……判っちゃいるけど、レゴラスって出番少ないよね……
一番印象的なシーンが「太陽を見つけに」なのも、なんだかなあ。
それでも好きですけど。

レゴラスという名前を覚えたのは実は『指輪物語』を読むより昔。
父親がたまたま買って来た、「D&D(ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ、TRPG)」の
ルール解説&リプレイ本に出てきたのでした。
(おっもしろい本だったんですよ。何度読んだことやら。
でもプレイは出来なかった人数いなくて)
そのリプレイの中で、種族にエルフを選んだプレイヤーが、
エルフだからと「レゴラス」という名前をつけたんですね。
今考えるとすんげえストレートなネーミングなんですが(笑)
D&Dのエルフのお役立ち度とその名前が、ダブルでインプットされた気がします。
ちなみに「ペンドラゴン」もこれで知りました。アーサー王のお父さんの名前、だっけ。

ほかに指輪物語との接点というと、
母が大好きなミステリシリーズ『黒後家蜘蛛の会』。
ある謎の答えとして、『指輪物語』の巻頭詩、
「三つの指輪は、空の下なるエルフの王に――」が出てきたのでした。
これもまた印象深くて、よく覚えています。

なにかの機会で断片的に触れることを繰り返した作品に出逢うのって、
なんだか運命的なものを感じませんか。
まあ、『指輪』の場合はあまりにも有名な作品ですから、あたりまえのことかもしれませんが。
『指輪』読んだあとに、これもお気に入りの漫画『辺境警備』の世界観やネーミングが
ずいぶんと『指輪物語』から取られていることに気づいて、感心したりもしたものです。

……うーん、なにが言いたいのかわからなくなってきた。
作品と作品のつながりって、面白いよね、という話、かな。

【11/23 読書記録:旅の仲間 二つの塔】

11月25日

映画「ラスト・サムライ」の先行レイトが先日あった模様。
トム・クルーズと渡辺謙に惹かれて、
いま気になってる映画のひとつなのです。
見に行こうかなあどうしようかなあ。悩み中。

好きな映画といえば(「指輪」は置いといて(笑))
真っ先に挙げたいのはいまでも「サウンド・オブ・ミュージック」、
それから「アマデウス」。
人に勧めるなら「ライフ・イズ・ビューティフル」「学校」
「マイ・フレンド・メモリー」「クレイマー・クレイマー」。
趣味だなあと思うけど好き(笑)なのは「仮面の男」
「ラビリンス」「踊る大捜査線」といったあたりかな。
こうしてみると案外映画は見てるような。
わが家の休日レジャーのひとつがレンタルビデオ鑑賞会だったおかげのようです。
(幼少時はゲゲゲの鬼太郎とキャプテン翼が多かったのは秘密)

追記--小人さん進捗状況
別サイト扱いにしてページデザインを一新。(実は半新)
easy用のデザインをいくつか増やしました。

11月27日

齢25にして、生まれてはじめて正露丸を飲みました。
……もしかしたら正確に初めてではないかもしれませんが、
少なくとも自分で意識して飲むのは、初めてな気がします。

我が家では腹痛の薬は第一にビオフェルミン、次が赤玉、でした。
よく考えたらビオフェルミンって整腸剤なので、
胃が痛いときには役に立たないような気がするんですが(笑)
まあ私の場合たいてい腹痛=腹下しなので問題なかったみたい。
女性は便秘が多いといいますが、私はすーぐおなか壊す子で、
なにかっちゃビオフェルミンのお世話になってました。

で、我が家式ビオフェルミン利用法なんですが、
おなかを壊したらビオフェルミンを食べる。そして寝る。
食べるんですよ。ええ。ボリボリと。
ちょっと粉っぽいですが甘くておいしいです。
でも昔のビオフェルミンのほうがもっとおいしかった(笑)
おいしすぎてたくさん食べておなか壊したりしてたなぁ……(遠い目)

というわけでビオフェルミンに頼りきって成長したものですから、
世間一般の「腹痛薬=正露丸」という図式にいまだになじめなかったり。
あーんな臭いのきっつい薬を飲まなくても、
おいしくてよく効く薬があるのになぁと、実は今でもちょっと思ってます。

【11/26 読書記録:楽園の魔女たち 不思議の国の女王様】

花迷路
Akiary v.0.51