花迷宮放浪記 - Diary - 2003年06月

6月1日

静岡まで車で往復して来ました。
所要時間は片道約2時間半。
時間的にはつくばより近い感じです(笑)

静岡に行く機会があると、
かならず富士山の見えるポイントを探してしまいます。
今日は、行きは雨が局地的に降っててぜんぜんダメでしたが、
帰りには山のむこうにその姿を拝むことができました。
雪がもうほとんど残ってなくて、
ちょっとさみしい感じがしましたが……。

富士山という山を目にした回数は、
もう両手の指でも足りないほどだと思いますが、
それでも見るたびになんだか感動してしまいます。

6月3日

ファンタジーの王道ってなんだ?
という話題で先日旦那と話してたら、1時間近く経ってしまった。
途中で話が変わってなつかしRPGネタになったけど(笑)
いろいろ考えたところ、私にとってはファンタジーの王道のひとつは、
「世界を救う物語」あるいは、
「世界を在るべき姿にする物語」らしい。
ファンタジー読書体験の原点が、どうもその辺にあるのよね。
それからもうひとつ。
「冒険物語」。あるいは「旅をして帰ってくる物語」。
こっちは外国の神話や伝説、童話の影響かなあ。

……が、その王道を私が書いているかというと、書いてませんな(笑)
世界が絡むでっかいスケールの物語より、
隅っこでちまちまやってる人たちの話のほうが、
私は書いてて楽しいみたいです。

【6/2 読書記録:双迷宮/石迷宮】

6月6日

ううう右手の薬指と小指が痛い……。

昨日、ちょっとお勉強をしようと思って、
macromediaのサイトからDreamweaverMXとFlashMXのトライアル版を落としてきました。
んで、今日は本屋さんにハウツー本を買いに行って、
……帰宅後速攻で白珠のプロモムービーを作ってしまった……(笑)
おかしいなあ、メインで勉強せなあかんのはDreamweaverなのに〜。

ちなみにこんなの→予告編ムービー
(※Flashプラグインが必要です)
予告になってないのは、この続きを作る体力がなかったからさ!

【6/5 読書記録:風の海 迷宮の岸】

6月7日

今日は日中はおうちにこもって部屋遊び。

日中、という漢字を書くと、中学時代の国語の授業を思い出します。
2年のときの先生は、新しい話を読む前に、
出てくる新出漢字や熟語の一覧プリントを配布して、
読みを書かせたあと質問する、というのを繰り返してたのだけど。
そこで出てきた熟語が「昼日中」。
「ひるにっちゅう」「ちゅうにちじゅう」いろいろ誤答が出てまして。
けっきょく誰も解らず、先生が正解を教えてくれました。
正解は「ひるひなか」なんですが……思い至らなかったんだよね、それ。
幸い指名されなかったので、読めなかったのは秘密のままで済んだのですが、
大変悔しかったので今でも覚えている出来事です。

閑話休題。
夕飯を食べたあとボーリングに行ってきました。
スコアが124と130、なかなか調子良し。
しかし使ってたレーンは調子が悪かったらしく、
うまくピンが立たないでゲーム停止すること2回。
2回目は、待ってるあいだに隣の空いてたレーンで投げさせてくれて、
「9本以上倒したらなにかプレゼント」と言われ、
見事に9本ぴったり倒してTシャツもらいました(笑)
(でも直った自分のレーンで投げなおしたら7本だった……
スペアのあとだったから4ポイント損した。くそう)
あとは途中で「3本残したらプレゼント〜」というお遊びもあって、
気楽〜に投げたら見事ストライクを取ってみたり。
なんだかいろいろネタの多いボーリングでございました。

6月8日

"あじさい寺"の異名をとる、鎌倉の明月院に行ってまいりました。
北鎌倉の駅に着いたのは10時前だったのだけれど、
たいへん人が多かったです。
団体ツアーさんもいっぱい。
明月院の紫陽花のほとんどは「姫あじさい」という七変化をしない品種だそうで、
すこしだけ紫みの、5月の空の色にも似たブルーの花がとても綺麗でした。
咲いてからだんだんと青が濃くなるらしいので、
来週行ったら空より海のイメージの紫陽花になっているかもしれません。

さて、昨日から今日にかけて、Dreamweaver操作の勉強も兼ね、
『白珠の巫女』作品紹介ページを作成中。
完結してから作っても仕方ない気もするけど(笑)
これからリンクをはったり文字装飾を入れたりしますが、
こんな感じで作品関連のものをひとつところに集めたページを作成予定。
はて、需要があるかが問題ですね。

と、いうわけで久々の(笑)アンケート。

あるといいねいらないんじゃない?

6月11日

月曜日は横浜に出たので、
近日ある友人の結婚式用の服をさがしてた。
例のごとく試着したおすわたくし。
ひとつ、それはそれはラインが綺麗なワンピースがあったんですが、
濃い目のピンクに花柄刺繍というデザインが、
数年後に着られるかが怪しいので(笑)
もう少し大人っぽい、グレーピンクのシンプルドレスに決定。

ピンクといえば。
昔、ピンクという色が嫌いでした。
いまは好きな色のひとつ。
昔やたらと好きだったブルーグレイは、
いま私の手元に見当たらない色になってる。
赤い色は私のテーマカラーみたいなものだったけど、
気がついたら、最近赤い服を手に取らない。

好みというのも、不思議なものです。

【6/10 読書記録:有閑倶楽部9】

6月13日

相沢秋乃さま@【天上捜索】とおデートしてまいりました。
本日目的地は上野の東京都美術館でやってるロマノフ王朝展
皇帝一族の肖像画や、皇帝が実際に着用した近衛連隊長の軍服、
訪日時の書簡、ロシア正教の宝物などなど……。
たいへん興味深い展示会でした。
そしてやはりモノカキ根性な我々であったことよ(笑)

そのあとはなぜか上野動物園に足が向きまして。
パンダ見てきました。
ももんがとかちっこいねずみとかフェネックキツネとか可愛かった〜。
けっきょく閉園時間までえんえん見てまわりました。
楽しい一日でございました。ふふふふふ。

【6/13 読書記録:襲撃! 異性からの侵入者(上)】

6月16日

お題絵帖をちまちまと更新中です。
イラストもリハビリしないと、イラスト筋が完全に硬直してる感じ。
で、やる気のもと(=コメント)がたいへん欲しいです。
お題も引き続き募集中。
私が描けそうなものなら、文月キャラでもオンライン小説キャラでも
版権でも構いませんので。どうぞよろしく。

ここ数日は、【その花の名前は】出品用の番外編に悩まされ中。
そうでなくても、番外編を書きますとお約束して、
もうずいぶんお待たせしています。
良くないな〜とは思うのですが、いくら暇ができたと言っても、
遅筆文月は相変わらずの様子。
むしろ、ストーリーがほぼ形になっていた本編とは違って、
全く新しく起承転結を起こすわけですから、
本編以上に苦しいような気もします。
いまやっと、ひとつめの番外編が、すこし動き出してくれました。
どうかもう少し、お待ちいただけると嬉しいです。

【6/14 読書記録:海猿(1〜12)】

6月17日

トイレの綺麗なデパートって好きです。
着替え室や化粧コーナーが別にあるところとか、
個室がひとつひとつ広くて荷物がおきやすいところとか、
水が勝手に流れてくれるところとか、
最近のトイレって、いろいろ個性的で楽しい。

山口にいたころ住んでいた家のトイレは、
ドアから便器までやたら遠くて、
しかも汲み取り式で、
たいそう怖いトイレでした(笑)
だって、万が一落っこちても、救助を呼べない(笑)
友達のうちはトイレが外にあったりして、
今思えば農家だから当たり前なんでしょうが、
日が暮れてからはトイレに行くのが怖かったなあ。

人様のお宅に行って悩むのが、トイレの音消しです。
これは外にいる人への配慮として必要なのかなとも思うんですが、
住宅用のトイレって、一度流すと次が溜まるまでが長い……。
せっかちなので、じゅうぶん溜まってないのに流してしまって、
結局余計に待つ羽目に陥ったりします。

トイレといえば、河童さんのトイレ本は面白かったなぁ……。

【6/16 読書記録:月は東に日は西に/王国の鍵/天にマのつく雪が舞う/東カール・シープホーン村】

6月18日

毎日日記書いてる人ってどこからネタ拾ってるんだろう……
と、時々空を見上げて呟いてみたくなったり(笑)

最近ざくざくとオンライン小説を読んでいます。
作品紹介やリンクをたどっていくことが多いので、
比較的有名な作品を読むことが多いかな。
話題になる作品はやっぱり面白い確率が高いです。
というか、面白い作品は遅かれ早かれどっかで話題になると思うのね。
ならないのは、よほど作者さんがこっそり公開してるとか。
くろうとごのみの一般ウケしない作風だとか。
つっても、話題になるまでに数ヶ月とか数年かかるのはおかしくないので、
今現在話題になってない作品が全部面白くないというわけではない。
そして話題作が必ず私好みかというとそれもそうではないです。

とりあえず、話題作を次々制覇しつつ、
ご縁のあったサイトさんをちらほら訪問していくというのが、
たぶんこれからも変わらない文月のスタンスかと思われます。

【6/17 読書記録:隣の町で死んだひと】

6月19日

ストレートヘアにしてみました。縮毛矯正というやつです。
高校のころ以来なので、かれこれ8年ぶりのストレート。
なんだか、鏡の中の顔に見慣れません。
いやしかし、楽しいわさらさらヘア。ついつい撫でてしまいます(笑)

髪型、よく変える人とめったに変えない人といますよね。
私はというと……たぶん、あんまり変えないほうでしょう。
というか、こまめに美容院に行くのが面倒なだけです。
そのぶん、久しぶりに美容院行くと、
ばっさり切ってみたりがらりと変えてみたり……。
ギャップが激しいかもしれません。
(そしてそのまま伸びるに任せて半年放置する)

ちなみにいまだに挑戦したことがないのがショートです。
正確に言うと幼稚園に入る頃はマッシュルームカットだったみたいですが、
物心ついてから、顎より上に切ったことがない。
どうも、束ねられない髪が駄目みたい。顔洗ったり食事するのに困りませんか。

……しかし美容院に行くたびにロングヘア料金取られるのは解せません。なぜだ。

【6/18 読書記録:民族という名の宗教】

6月23日

あいたたたた。ずいぶん間が空いたな〜。
トップに書いてるalmost dailyてのはもちろん「ほぼ毎日」の意のつもりですが、
ちょくちょく2日とか3日とか空いていてこれはどうだろう。
看板に偽りあり、といわれたらそのとおりです。スミマセン。(しゅーん)

明日、京都まで往復してきます。
ここのところ就職活動をしていたのですが、
最終面接ということで京都本社まで社長にお会いしに行くのです。
ここでポカをしなければ、なんとか雇ってもらえそう。
朝の新幹線なので、とりあえず寝坊しないように気をつけたいと思います(笑)

京都まで行くのだ、と言うと、遠くまでたいへんだね〜と何人かに言われましたが、
毎年広島つくば間を3往復くらいしてた身にはあんまりたいへん感がありません。
新幹線乗車時間2時間半って、それ、
つくば横浜間の移動時間とそんなにかわりゃせんがな。

無事仕事が決まれば、今ほどはネット時間も取れないと思いますが、
更新頻度はあんまり変わらないんじゃないかなと思っています。
むしろ、刺激のある生活のほうが、創作意欲は湧く気がする。
(前に就職後半年くらい滞った前科があるので、なんとも言えませんが)

【6/22 読書記録:風の万里 黎明の空】

6月24日

某所にちまちまと番外編の書き出しを載せてたり。
叫びたい方は以下まで。



※某所がわかんないひとも叫んでくれたらヒントがある……かも

6月25日

就職確定しました。
7月1日からおつとめに出ます。
けっきょく専業主婦期間もあんまりネット活動派手じゃなかったなぁ(笑)

某所ってどこじゃ! というツッコミを案の定いただきました。
このサイトで某所と呼ばれる場所はいくつかあるんですが(笑)
小説の草稿や更新の裏話、チャットなんかは、
常連さん向けのサービスという位置づけをしております。
……と書けば、日記読みにきてるかたには、判ってもらえますよね?

うちの場合小説だけ読んでる方がいらっしゃるのは当然として、
日記だけ読んでる方もいらっしゃるのを知ってます。昔の常連さんとかね。
一応、そういう方にも楽しんでもらえるように、
小説ネタはあんまり書かないよう、自粛してるんですここでは。
創作論なら別に書く場所を確保してますしね。
でも、それでも両方読んでくださってるありがたいかたのために、
日記読んでる小説読者さんにだけ楽しめる企画も、
ちょこちょこと打っているつもり。
そのひとつが先行公開とその告知だったりします。
楽しんでいただけているのなら、さいわいです。

【6/24 読書記録:華胥の幽夢】

6月26日

物書き初心者さんやサイト運営初心者さんへのサポート体勢は、
この数年でずいぶん整ってきたな、という気がする。
もう何年もやってるベテランさんたちが、いろんな場所で心を砕いてる。
オンライン文芸というコミュニティは、同好の士意識が強いのかな、
こういうあったかさがあって好きだ。

でも最近、あんまり至れり尽くせりで、ちょっと怖い。
「こうしたいけどわかんないよ〜」と言えば、
詳しい人が「こうやればいいんだよ」と答えを教えてくれる。
それはとても楽だけれども、
いつまでたってもレベルアップできないという結果に、ならないだろうか。

教えるのは難しい。2年間講師をやってしみじみ思う。
もちろん中には、いちど教えればきちんと納得して、次からは自分でできる人もいる。
でも、答えだけを教えられて、その問題は解決しても、
また似たようなことで躓く、という人もいる。
それは、「なぜ」を理解していないから。
そのままじゃ、表面的には向上していても、頭の中身は同じままだ。

作品以前の、PCの技術や知識によってハンデがつくのは不公平……
そういう意見も一理ある、と思う。
でも、がんばってがんばって一生懸命考えて向上した人と同じ評価を、
がんばってない人があっさりともらえるのは公平なんだろうか?

6月30日

あーまたうっかり日記を書き忘れるとこだった……(おいこら)

土曜日に飲み会行ってきました。なんかダメな感じに酔っ払いました。
友達にかなり迷惑かけたよなぁ……。
最近、ぱかぱか飲んでてあとで一気に酔いが来るパターンが多いです。
なまじ自分の強さに過信があるからいけないんだろうなあ。
しばらく酒量は控えようと思います。ハイ。

明日からオシゴトです。どきどき。
新しい場所に行くのは、いつもとても緊張しますね。
でも、こういう緊張は嫌いじゃないです。
新しい場所に飛び込むことが、根本的には私は好きみたい。
……飛び込むまでの腰の重ささえ、なんとかすればもっといいんだけど。

【6/29 読書記録:オリスルートの銀の小枝1】

花迷路
Akiary v.0.51