花迷宮放浪記 - Diary - 2003年04月

4月2日

……しまった。
テレビの朝日新聞のCMを見てしまった。

いや〜っ、やめて〜〜〜〜〜!

ええ、そうです。ファンだったんです。
好きだからこそ、アレがゆるせないのよう。
あんなの翼くんじゃないよう(泣)
……いや、当時の原作のシュートシーンってば、マジかっこいいんだって!
(こわれぎみ)

4月7日

新居の、うちの駐車スペースの真上にかぶさるように、
大きな桜の木があります。
なかなか年代ものっぽいので、おそらくはアパート建てる前からあったのでしょう。
昨日あたりちょうど満開で、見ごたえ抜群です。
昨日今日は天気も良いですし。
しかし、車が花びらまみれになってしまうのだけはちょっと大変(笑)

花というと、女性にたとえられることが多いと思いますが。
桜の花はなんとなく、中性的なイメージがあります。
日本神話的には、木花之佐久夜毘売だから女性なんでしょうけども……
なんというのかな、ぱっと咲いてぱっと散る、はかなさの美学は、
どちらかというと男のもの、って感じもするのですよね。
女は、命をつなぐものだから。

桜といえば色はうすべに。
そういえば、むかし嫌いな色だったピンクが、
はたちを越えたあたりから好きになってきた気がします。

4月8日

スーパーの駐車場に行くエレベーターに乗り合わせた詰襟の少年。
私は傘を取りに3階まで上がって、すぐ下りエレベーターに乗ったんですが、
その下りのエレベーターにも同じ少年が乗っていました(笑)
たぶんほぼ同じ目的だろうなあ。
それ以外に駐車場のエレベーターに高校生が一人で乗っている理由もなかろう。

1階で降りるとき、入れ違いで乗ってきたのが私服の少年と母親の二人連れ。
少年同士は知り合いらしく、おう、とか挨拶して。
私服少年「どこ?」
詰襟少年「○○台」
どうやら進学した学校名を尋ねていたようです。シンプルな会話だなー。
たぶん同じ中学とか同じ塾とかの知り合いなんでしょうねえ。
そうか、昨日今日当たり入学式だ、と改めて思い出しました。

今春高校に進んだ元教え子たちは、元気にやっているだろうか。
今春受験生になる元教え子たちは、がんばっているだろうか。
気になるけれど、連絡はしないことにしておきます。
くれたらもちろん、心を込めて返事をするけれど……
それよりも今と未来とを、かれらには大事にして欲しいと思うのです。

【4/7 読書記録:BASARA 1】

4月11日

またも広島に帰ってまいりました。
滞在は一週間ほど。
こちらで式を挙げるので、打ち合わせやら何やかやあるのです。

横浜→広島の移動途中、神戸で下車しまして、
茅葺き屋根の家】の茅さんに遊んでいただいたのですが……。
到着までがかなり大変でございました。

まず、直前に行った私が悪いんですが、予定していたひかりの席が取れず。
着時刻の15分ほど遅いのぞみの席を取りまして。
当日朝、最寄り駅から横浜に出て、新横浜を目指そうとしたところ、
京浜東北線が人身事故の影響でほぼ足止め状態。
市営地下鉄で行ったほうがいいですよと駅員さんに言われ、
大急ぎで地下鉄乗り場を目指すも、無情にも目の前で出発されてしまいました。
次の便に乗ると、新横浜で許された乗り換え時間はわずか2分。
重たい鞄抱えて走りましたが、またも目の前でのぞみに出発される……。
次に来る新幹線は10分後の広島行きひかりと、さらに15分後の新大阪行きのぞみ。
駅員さんに事情を話したところ、のぞみで乗り継ぐほうがやや早いとのことで、
ひかりを見送ってのぞみに乗ります。(指定席は振り替えてもらった)
しかしこののぞみが新大阪の直前、京都で3分止まる。
(間違って乗車した客が降りようとしたところ鞄が挟まったらしい)
その間に、乗り継ぐはずのひかりに出発されてしまい、
結局横浜で見送ったはずのひかりにおいつかれ、それに乗り込んで新神戸へ……。

神様、私、何か悪いことしましたか〜(笑)

さて、無事到着後、茅さんに新神戸駅までお迎えに来ていただきまして、
三宮まで地下鉄で移動し、ぶらぶらしながらおしゃべり。
お3時につれていっていただいたケーキ屋さんは、
とーってもおいしかったです。うふ。
会話の内容はやはり互いの小説作品のこと、
それからイラスト談義が多かったです。
毎度のことながら互いにイラスト帳を持参して騒いでみたり、
ケーキ屋さんでやっぱりお絵かき大会に発展してみたり。
ああ、楽しかった〜。

4月12日

きのうの話。
実家最寄り駅の自動改札の手前で、
泣きべその女の子にすいませんと声をかけられた。
切符を落としてしまって改札をぬけられなくて、
駅員が常駐していないから、
どうしていいかわからなくて。
いったいどれくらい泣いて悩んでたんだろう。
大人なら強引にとおり抜けるか、
窓口脇の柵を押してはいる。
それができなかった彼女は、
ずるはいけませんときちんと躾けられているんだろうなあ。

結局、買ってきた入場券を内側で受けとらせて、
それを使って改札を抜けさせました。
最善の策だったかは、自分でも疑問が残るけど。
正式に改札を抜けられることにこだわった。
そうするのが心に一番楽かなと思った。

ありがとうございましたの言える、とてもいい子でした。

4月15日

わーもう15日かよ! という気分。
ほとんど毎日と書きつつ、日記が飛び飛び……す、すいません。
父のだから、日中に家にいられないとPCが使えないんです。
父の部屋は見事な魔窟状態なので、
父がいる状態で私がPCの前に居座ることが不可能なのです(笑)
こうまで寝る場所しかない部屋というのもなかなかすごいよな……。
(というわけで姉弟のなかでここに入ってくるのは私しかいなかったり)

あ、そうそう、書き忘れていましたが、挙式は19日土曜日14時です。
ホテルのですが、チャペルウェディングなのです。うふ。
18〜19はさすがにPCでネットにつなぐ時間は取れないと思いますが、
BBSへの書き込みとメールは全部携帯電話で私の元に届きますので、
書き込みはがんがんしてくださるとうれしいな〜。

【4/14 読書記録:ラピュータス流星群/そして、星へ行く船】

4月16日

横浜の新居〜最寄り駅間のバスは、先払い式のシステムになってます。
乗るとき運転手さんのいる前扉、降りるとき後扉を使います。
これだと、降りるときに運転手さんにお礼がいえないのがちょっと不満。
お金を入れながらの「ありがとうございました」は、もう習慣と化しているので。

運転手は運転が仕事なんだから礼の必要はない、
そういう人もいますけれども。
それがその人の仕事だろうがなんだろうが、
自分が助けられたらお礼を言うのが私は好き。
だって、そのほうがお互い気持ちがいいじゃない?
人間が助け合って生きていくためにいろんな仕事を分業しているのだから、
自分のために誰かがなにかをしてくれたら、お礼を言いたい。
それはひっくり返せば、自分がお礼を言われたいからなんだけどね。

オンラインって顔が見えないからかな、
時々お礼の言葉がおろそかになってることもあるように思う。
自分でも時々忙しさを言い訳にしてて、良くないなって思ってる。反省。
「ありがとう」と「ごめんなさい」は、どんな場所でも、
人間関係の要だと肝に銘じたいところです。

【4/15 読書記録:明日香幻想 空蝉の章】

4月17日

今日は美容室で顔剃りをやってもらいました。
顔の産毛をそっておくとお化粧ののりが良くなるんだっけ?
なんか薄皮一枚はがされるような感じがむずがゆかったです。

あしたは顔と爪のお手入れとシャンプーしてもらって、
引き出物の納品して、ウェルカムボード(姉に描いてもらったの)運んで、
婚姻届の書類そろえて記入して、
……あとなんかあったっけ?
あ、思い出した、着替え室の部屋番号の確認だわ。
式前日の花嫁はなんだか大忙しです。
うーん、ゆっくり感慨に浸る暇もありやしない(笑)

【4/16 読書記録:綿の国星/さようなら女達】

花迷路
Akiary v.0.51