花迷宮放浪記 - Diary - 2002年08月

8月1日

さっきまで大嵐でしたがな〜!
授業のあいだは雨降ってなかったのに、終わった頃からぴかぴかどっかん。
そのうち雨まで降り出しちゃいました。
ちょうど終業して車に行く頃が一番雨も雷もひどく、
もう、すんごい近くで稲光が天から地へ走って、か・感動……。
あーんなでっかい稲妻、見たのはじめてかもです私。
一瞬昼間のように明るく――なんて小説で書くけど、ほんとなんですわね。
ちょっぴり怖くはあったけれども、とっても感動の夜なのでした。

【7/31 読書記録:BASARA 7 8 11 12】

8月3日

〔幻想迷宮譚〕の更新日付を新しくしたらば、訪問者様がずいぶんいらっしゃった。
んでもって「白珠」最終話の閲覧回数もどかっと増えました。
……でもすんません、更新はいただいたご感想のとこだったんですぅ。
次は日付変えないようにしよっと。

8月4日

ちょっと前の話。
授業で「夏休みの思い出を英語で言おう」てな課題がありまして。
思い出じゃなくて、いまからやることでもいいよ〜といって自由に書かせたのね。
したらばある生徒が書いてたのが、
I'm going to go to "Natsukomi" with my friend.
……ごめん、思わず「ぶっ」つって吹き出しちゃったよ。
したら「え〜、誰もわかんないと思ったから書いたのに〜!」と慌てられてしまった。
そ、そうか、判っちゃいかんかったか(笑)
皆様、どうでしょう。ニュースにもなるイベントだから、知っててもいいよねぇ?
(ちなみに文月は一度も行ったことがありません)

8月6日

57年目の日が来ました。
今年はどれくらいの人が、広島の悲劇に想いを寄せてくれるでしょうか。
私がここで呟いた言葉が、その数をひとりでもふたりでも、
増やすのに少しは役に立っているでしょうか。
そうだったら、うれしいのだけれど。

暴力のない世の中が来ると信じられるほど、私は理想家でいられない。
戦争がない世の中が来るとも、言うことはできない。
それでも、戦争が避けられなくとも、それは悪なのだと言います。
だれがなんのために起こした戦争でも、ひとしく罪なのだと。
正義の戦争なんてどこにもない。
その主張だけは曲げたくない。ずっと言っていきたいことです。

【8/5 読書記録:BASARA3】

8月7日

なんと半年振りのイラスト更新。
いまいち気に喰わないところもあるけど、
一枚絵としてはそこそこに仕上がったと思うんでアップしときます。
しかし仕事に出かける前の朝に下絵と彩色途中まで、帰ってきて仕上げですか。
腐った社会人だな文月……。

8月17日

人に触るの、苦手なんです。
スキンシップをあんまりしてこなかったのかなあ。
なんというか、安心しないの、肌が触れ合うのって。
不潔感とかそういうのじゃなく……照れるんだよなぁ。けっきょく。
どうにもこうにも意識しちゃって、違和感あって、平静でいられないわけ。
それでよく社交ダンスなんか出来たもんだけど、
そういう大義名分がある触れ合いなら全然平気なんだよね。
つまり、触れることに意味を見つけちゃうわけだ、私は。
無邪気に抱きついたりとかそういうこと、出来るひと羨ましい。

……でもねえ、いまはすこーし違うんだよね。
触れることをすっごい意識するのはあいかわらずだけれども。
その触れ合いがやな感じばっかりではなくなってきた。
ひとの体温がうれしい感覚が、やっとわかってきた。
あったかいのって、いいのね。

【8/16 読書記録:黒き樹海のメロヴェ】

8月20日

明日でお仕事も一段落。がんばります。はふ。

中学生たちを教えていると、自分の中学時代を良く思い出します。
正直言って一番戻りなくない日々だったりします。
自分がどう在ればいいのかわからなくて、迷走していた時期だから。
小学生の、優等生文月を卒業したくて、でもできなくて。
「平凡な女の子」になりたくてなれなくて。
いま振り返るとコドモだったし莫迦だった。
たくさんひとを傷つけたと思うし、些細なことで傷ついたりもした。
それでもあの日々は、必要だったのだなといまは思います。
自分は自分で行こう、って開き直れたのはあの頃のおかげだから。
高校に入ったとき、最初からあえて変人路線を貫いたのは、
中学転校のときの失敗から学んだことだった。
少なくても濃い友人を得たのはきっとその選択の結果。
だからね、葬り去りたいあの日々も、まるごと私の宝物。
ちょっとだけつっぱって、そううそぶくことにいたしましょう。

【8/19 読書記録:炎迷宮 〜燈火城の殺人〜】

8月23日

近所でひったくりがあったとかで、
生まれてはじめて検問に遭ってしまった。はーびっくり。
免許証の提示を求められてどきりとしました。
免許証はいつも財布に入れてるんで、無事だったけれども。
ときどき財布忘れる奴なんで、やばかった……。
あれ、でも、あの道路って大学構内だよね?
(うちの大学は異常に開けてるので、一般者ががんがん通り抜ける)
あの場所でならセーフかしらん。でもそれじゃ家に帰れんっつの(笑)

いまテレビで聞いたニュース。
携帯カメラとスタンガンで痴漢捕獲だってさ。
わーお、かっこい〜。あこがれます。

【8/22 読書記録:BASARA 11・12】

8月31日

夏休みも今日で終わりですねぇ。
つっても明日は日曜だけどさ。
子供たちは皆がんばっていることでしょう。

夏休みの宿題、皆さんはためるほう? きちんとやるほう?
文月は毎年毎年、「今年こそは7月中に夏休みの友を終わらせるぜ!」とほざきつつ、
ほとんどをラスト数日でやるという進歩のない人間でした(笑)
でもでも、提出日には出してたし、人のを写したりもしなかったもん。

この「人のを写す」、これがね、実は個人的にめちゃくちゃきらいな行為。
私が自分の頭使って解いて、書いたものを、
なんであんたにくれてやんなきゃいかんのだ、って。
単純な計算とか、調べものとか、そういうのならまだましなんだけどね。
中学の頃、実験結果のまとめを提出する課題があって、
これを「写させろ〜」と寄ってきたクラスメートにすっごくむかついた。
そういえば夏休みの宿題も、写すの却下したことがあったな、友達に。
ずるいとかけちとか言われたけど、これはどうしても譲りたくなかったんだ。
お互いに苦手分野を補い合うならまだましだけど(それでもイヤだけど)
これって一方的に私から友人への施しじゃん。
私ががんばったことは、どこに行っちゃうんだ?
なんで、がんばった人間が、馬鹿を見なきゃいけないんだ?
やるべきことをしてない人間に、踏みつけられなきゃいけないんだ?
一番腹が立つのは、それを当然の権利として要求するその顔。
宿題を写したり、代返を頼んだり、ノートをコピーしたり、
そういうのをしてくれるのが友人だと思って疑ってない、その顔。
おかたくてすいませんね。でも駄目なんだよ。
その気持ちを尊重してくれないなら、友達じゃなくていいと、
そう思ってしまう私は冷たい子供でしたか。

【8/30 読書記録:辺境警備 4】

花迷路
Akiary v.0.51