花迷宮放浪記 - Diary - 2001年08月

8月6日

本日は8月6日。
ピカドンがおちた日です。
きのう授業の終わりにこどもたちに、
どうか1分間だけ祈ってくれと頼みました。
伝わっているといいな。

テレビのむこうに見た広島は曇っていて、
なんだか少し不思議な気持ちです。
私の記憶にあるこの日はいつもいつも、
眩しいほどにぎらぎらと太陽が照っているから。

【8/5 読書記録:禁断のインノチェンティ】

8月8日

本気でオフ会することにしてみました。
企画倒れにならないといいのですが。

8月9日

自分の度を越した自己顕示欲に、ときどき背筋が寒くなります。
意識してほしくてたまらない。
注目してほしくてたまらない。
誉めてほしくてたまらない。
自分でも足りずに、近しい人だけでも足りずに、どこまでも貪欲に。
もっともっと私を見て私を語ってと求めつづけてる。
たぶんね、私は私の物事を見る目に、どうしても自信がないんだと思う。
人と変わっていることを求めながら、
人と同じでないことにおびえている。
きっと思うほど、ひととわたしは変わりやしないのだろうけれど。

そういう自分は愚かで、醜くて、腹が立つ。
でも。評価を求めつづけるのは、私の性分なんだと思うのです。
仕方ないから、ひたすらに隠すよりも、なんとかうまくつきあっていかなくてはね。

追伸:オフ会のお知らせちょっと改定してます。

【8/8 読書記録:空色勾玉】

8月11日

去る8月9日(長崎原爆の日ですね)、オフ会をしました。
参加してくださったのは、【Novelism】の穂高あきらさんと、文月のオフラインでの友人であるちゃちゃ、まるさん。
だから私にとってはオフ会というより「穂高さんとお会いする会」という感じでした(笑)
集合場所は新宿、紀伊ノ国屋前。
文月の服装&花束を目印にしたんですが、この花束をゲットするのにちょっと苦労。
でも三越で教えてもらった花屋さんには、1000円とか500円のちっちゃい花束が並んでいてラッキー♪
500円の、ピンクの和紙で包まれた花束を買って、さあ紀伊ノ国屋前にゴーです。
登場はちゃちゃ、まるさんの順。
掲示板で書き込んでくれたとおりに、穂高さんは19:30から少しだけ遅れて到着されました。
第一印象は、「わー美人さんだぁ♪」(笑)

さて全員集合で、次なる行動を決めます。飲むか食べるか、は一応文月が「飲む」に決定。
しかし文月は茨城県民、新宿の飲み屋など分かりません。
いきなり会ったばかりの穂高さんにお店の案内をお任せしてしまう文月。
(無責任な幹事ですいませんでした穂高さん)
連れて行っていただいたお店はお酒の種類が一杯、お料理もおいしくて素敵でした。
さあそこでこの4名、話す話す話す。
穂高さんはほんとにお話がうまくて、引出しが多くて、すごい……。
料理があらかた片付いて、お酒も一段落したとこで、カラオケに繰り出すことになりました。
そしてまたもや穂高さんに案内させる一行(お世話になりました)。
1時間半のカラオケタイム、出てきた曲名はご想像にお任せしますが、
本気で聴ける歌、曲名見たとたんに大受けした歌、みんなで大合唱! な歌……エトセトラ。
いやあ、こんなに緊張しなくて楽しかったカラオケも久しぶりです。
(ちなみに穂高さんはカラオケも巧かった……なんであんなにレパートリー広いんですか!)
穂高さん、また遊んでやってくださいね。
この日こられなかった皆さんも、機会があったらぜひ遊びましょ。

【8/10 読書記録:小さな悪魔の背中の窪み】

8月21日

自分が嬉しいことを人にもする、と言うのは私のモットーのひとつなんだけど、
これは言うなれば諸刃の剣で。
だって私の嬉しいことと人の嬉しいことは違うかもしれない。
ううん、違って当たり前なんだよね。
だから「こうしたら嬉しいでしょ」は押しつけになっちゃうこともある。
とても怖いことだなぁと思います。
でも、人と自分が違うことに怯えていたら、なんにもできないので。
まずは自分の「これが嬉しい」「これは嬉しくない」を言うことから、はじめるのがいいのかも。

【8/20 読書記録:時の竜と水の指輪】

8月23日

お気づきのかたもいらっしゃるかと思いますが、
リンクコーナーでこっそりと【バナー投票】なんぞ始めてます。
けっこうバナーたまってきたので、ふと皆さんの感想を聞きたくなって。
締切8/31とか書いてますが、延長して長々やるかもしれません。
いまのところ2票いただいてます。No.5の<アルテミス>と、
最新作No.15の<白珠の巫女2>に一票ずつ。
ちなみに文月本人のお気に入りは、4、5、14、15。
そのなかで絞るならやっぱり5か15になっちゃいます。
気に入ってないのはNo.1とNo.3。1は初めてのでへたくそだし、
3はイラストの切り取りに失敗しました。

バナー作りは、けっこういつも大変です。
まず、イラストをうまいこと切り取って200*40の枠に入れなきゃいけないし。
サイト名のロゴも、イラストにあわせて毎回工夫してるし。
(できるだけ毎回字の入れ方や字体は変えるようにしてるので)
そしてあんまり重くなったらやっぱり良くないし。
そんな苦労までして毎回作ってるのは、ひとつにはそういう約束を自分で作ったからと、
あとはやっぱり、楽しいからだな。
自分のサイトのはいつまでも同じバナー飾ってると、飽きてくるんですよね私。
サイトの「顔」であるバナーをひとつ決めるのも、かっこいいし、印象が強くていいんですが、
毎回「よし今度はもっといいの作るぞ」と頑張れる楽しさには勝てません。
小説サイトなら決定版バナーのほうがいいのかなと思ったりしますが。
ま、うちって半分はイラストサイトだし。
いいにしといて。

【8/22 読書記録:ディア マイン1〜3】

8月30日

先日、突発的にプレゼント絵を一枚描いてました。
【ゆずのこ文書館】のゆずささまへ、『サリシェとアスト』。

贈りものって楽しい。
ネット上の贈りもの――絵とか感想とかリンクとかも、
実社会での誕生日やクリスマスのプレゼントなんかも、
どんな反応をくれるかなぁと、わくわくしながら用意してるときがまずとっても楽しいです。
そして相手が喜んでくれると、もうすごくしあわせ。
それはただ相手を喜ばせられたから……っていう、利他的感情だけじゃなくて、
たぶん、感謝されてる自分にも酔ってるんでしょう。
自分のしたことで誰かが喜んでくれている、
その瞬間は、なんだか私ってスゴイ? と幻想に浸れる。

そういう自分を、もうひとつ外から眺めるのは、ときどき背筋が寒いけれど、
私の思惑なんてたぶんどうでもいいのだ。
「喜んでほしい」という気持ちだけはホンモノだから。
喜んでくれているその気持ちもきっとホンモノだから。

【8/29 読書記録:天上の虹1〜2】

花迷路
Akiary v.0.51