花迷宮放浪記 - Diary - 1998年05月

5月6日

大方の予想通り(?)やたら間があいてしまいましたが。
だって学校でしか更新しないもーん、当然といえば当然。
いやしかし……連休を無駄に過ごした気がするわ。
寝て起きてサークル行って掃除して……で終わってしまった。はう。
いや、まあ、いいけど。休養ということで。
しかし書くネタがない……。
だいたいこの日記面白がってくれてる人、いるのかなあ?

5月7日

「K氏」について、少し。
あ、今、「とうとう出たな」って笑われた気がする……。
K氏の正体についてはとりあえず秘密にしておきます。
私のページをよくよく読んだら、判るだろうけど。
それ以前にばればれかも(笑)。

好きなんですよ。理屈なしで。
どこがって訊かれても、全部としか言えない。
ルックスも性格も何もかも。ほんとに惚れてた。
実世界の「好きな人」とは別次元で、私のNO.1でした。……たぶん今も。
二次元世界で、彼より好きになれるキャラクターにはもうきっと出会えない。

非現実の世界に理想を持ってしまう自分には、どこか
成長しきってない部分があるんだろうなと。自覚はしている。
だけどそれも私を作っている部分なので。
今の「私」を自分では結構気に入っているので、いいと思うことにしました。

5月11日

美紗良様にスキャナの使い方を教えていただきました。
そのうちそのうちと言い続けていたイラストギャラリーが
とうとう開店の運びとなりました。嬉しい……。
で、その美紗良様から「K氏のイラストいれないの!?」と
責められてしまって。
参ったなあ。めっちゃ恥ずかしいのよ、それ。

「塗仏の宴」……注文して一月。なのに届かない。
他の本屋で買おうかなあと真剣に検討中。

【5/10 読書記録:小説ドラゴンクエストW 3・4巻/我が愛しのホームズ/小説ツインシグナル2・3巻】

5月12日

一昨日だけど、シャーロック・ホームズのパスティーシュ(パロディ)を読んだ。
なかなか面白くて。やっぱりホームズっていいなあ。
シャーロッキアンてほどじゃないけど。やっぱり好き。
初恋の人だし。
ついでに、ふと気づいたら「すっごい仲いい男二人」ていう
シチュエーションが好きなのもここからかも(笑)。
でもでもでもっ、ホームズってかっこいいよねえっ!?
(こないだっからこんなのばっか……)

【5/11 読書記録:緋色の研究】

5月13日

よく白昼夢を見ます。
妄想といった方がいいのかな。なんか、変なイメージが浮かぶの。
最近多いのが、ぼきっ、て奴です。
肘の関節が壊れる、ぼきっ。
他のだと、まあこれはよくあるんだけど、
見知らぬ奴がしゃべり出す。なんか意味深な台詞を。
これは、自分の趣味からして当然か。
あとは……なにかな? おちものゲームにはまってるときなら、
ふと気付くと連鎖組んでたりうまい消しかたを考えてたりする。
誰にでもあることだろうけど、たまにふっと気味悪くなったりしない?

ところで昨日はみさらさんのおうちに一泊させていただきました。
そこではじめて、マックの拡張キーボードとやらを使って気付いたこと。
私のタイピングって普通の人より左手の稼動範囲が広い!
n,h,yあたりは左手で打ってるんです。当然のように。
これって通常のやり方ではなかったのねー。奥が深いな(深くないって)。

【5/12 読書記録:観用少女】

5月14日

わーいわーいわーい!!!

す、すみません。錯乱してます。
だって「塗仏の宴」が手に入ったのよ!
近くで手に入らないので、美紗良さまに買ってきていただきました。
ありがとう!!!!!!!!!!!
でもあれだけ分厚くてまだ終わってないのよね……。
間違いなくシリーズ最長でしょう。
しかし京極さんの本を読む醍醐味と言ったらあの厚さを
一気にがーっとトリップ状態で読んでしまうことなのに、あれでは。
読み終わってもすっきりしなーい!!くう。
だからといって次が出るまで待ってらんないし。
たぶん、今週中には読んじゃいます。試合あるんだけど(笑)。

【5/13 読書記録:図説 金枝篇(ちょっとだけ)】

5月15日

ありのままの自分をだしなさい、なんてよく言うでしょう。
自分を飾らず、素直になれとか。
あれって嫌い。
自分をすこしでも良く見せる努力の何が悪いのって思う。
そうありたい理想の自分を目指すには、どうしたって自分を抑えなきゃいけないことがあるはずだ。

すくなくとも私は、結構きちんと「あるべき私」の理想があるし。
プライドは多分、自分と親しい人の命の次くらいに大切だから、
ありのままに生きることは、多分一生できない事だと思ってしまうわけです。

【5/13 読書記録:塗仏の宴 宴の支度(ちょっとだけ)】

5月16日

珍しいことに、休日であるにもかかわらず日記を書いている。
医学図書館は便利だ。午後しか使えないのがつらいけど。

昨日づけの、この放浪記に、反響をくれた友達がいる。
すごく、嬉しい。そして彼女のページにある「近頃談」を読んでいろいろと自省してしまった。

結局自分はかっこつけてるだけなんじゃないかとも思う。
だけどもう戻れない。
「かわいい」っていわれる、平凡な(この言葉にも語弊があるけど、あえて)女の子でいられたらよかったのにと。
思わないわけじゃない。
好きこのんで、閉じた世界で、周りに関心がないふりをして。
そんな自分が情けないときもある。
偏狭なのだと思う。受け入れることのできることが少なすぎる。
理解する顔をして、干渉を拒否して生きている。

……だけどね。そんな君でもいいよと、好きだよと、言ってくれる
大切な人たちが、少しでもいるから。
だからこのままで生きていけます。……ありがとう。

【5/14 読書記録:塗仏の宴 宴の支度(続き)】

5月18日

だれかユニの「sharaku 0.4」(注:シャープペンシルの種類)
売ってるの見たぞって人いませんかね?
あくまで0.4シャープです。これが100円とは思えんほどいいのだ!
芯の方は以前ハンズで見かけて買いだめした。だって30本200円……。
シャーペンは高校時代買ったやつで、そろそろがたが来てるんで新しいのあったらほしいんだけど。
まあ無理だろうな。生産停止っぽいもんな。(じゃあ何故芯は売ってる渋谷ハンズ!)

……文房具フェチの叫びでした(笑)。

【5/17 読書記録:塗仏の宴 宴の支度(おしまい!)】

5月19日

風邪気味。困ったな。

最近ほんとにホームページ制作にはまっている。
とりあえず日に何度もパソコンいじってるし。
そんなにあせらんでも、という気もするけど、小説のページとか
宙ぶらりんなところが多いからねぇ。
初っ端に手を広げすぎって気に最近なってもいます。
趣味の本棚も結局閉じちゃったし。そのうちかたちを変えてまた書きたいのだけれどね。
もしよろしければ、「まずはここを更新しろっ!!」というリクエスト(あるいは苦情)がありましたら、
伝言板にでも書いていってくださいませ。
なんせ原動力は数少ない読者さまの励ましだし、むっちゃ響きますから。

【5/18 読書記録:異国館ダンディ7・8巻】

5月21日

二十歳になりました。

それでなにが変わるということもないのだけれど。
酒が合法になるくらいかな? 煙草はやらないし、私。
もう少し大人にならないとと思うところもあるのですが、反面、
高校時代から20代並みに老けてると言われ続けてきたので、
(精神的にも外見も。OLとか言われたこともある……)
やっと事実が中身に追いついたかなぁ? という気もしますね(笑)。

まあ、月並みですがせっかくだし"二十歳の誓い"でもしておくとすると、
「人生に妥協しない」
これですかね。

最後になりましたが、祝ってくれた皆様に。
本当にありがとう。嬉しいです。

【5/20 読書記録:ルネサンスの女たち/シャーロック・ホームズの冒険/雑誌コバルト】

5月22日

昨日今日と、たくさんの人に二十歳のお祝いを頂きました。
言葉やイベントやプレゼント。どれも等価値で愛しくありがたい贈り物です。
二十歳、ということ自体にたいした感慨はないのだけれど、記念日というのはいいものですね。
家族や友人って、いいなあ。しみじみ思いました。

【5/21 読書記録:シャーロック・ホームズの冒険】

5月23日

どうしても私には、一神教の神様というのは信じがたい。
信じている人を馬鹿にするとか、そんなつもりは毛頭ないです。
むしろ羨ましい。
確固たる拠り所がちゃんとあるということは。
ただね、どうしても、自分でそれをするというのが駄目なの。
絶対の存在、っていう、何があっても正しいものが、自分の外側
(外ではないのかもしれないけれど)にあるというのがね。私には違うのだ。
八百万の神々の、たくさんの力を司るそれぞれの存在が調和して世界をつくる、という観念の方が、
私にはよほどなじみやすい。日本人だよなあと思いますが。

私の正義とか、良心とか、哲学とかに、干渉してくる絶対者は要らない。
周りの何にも影響受けてないと言うほど傲慢じゃないけれど。
神様の言うことが正しいのかどうかって、吟味するのはもう宗教心じゃないでしょう。
そんなに素直では、私は、いられないから。
だから、要りません。

あ、とうとう読書記録が書けなくなったっ……。ぐふ。

5月25日

恋人募集中ではないけど、好きな人募集中。
だってなんか潤いないんだもん……。

p.s.みさら、れん、昨日はありがとう☆ 楽しかった。

5月26日

最近なんかヤバイです。
数日間で7、8回鼻血に襲われてるの。もう慣れちゃったい。
もともと鼻血体質だけど、「何か私変な病気!?」って気になりますな、
こうも続くと。だって顔洗うと即出るんだぜ?

……ぐろい話で済みませんでしたー。

【5/25 読書記録:封殺鬼 鬼族狩り/日曜の夜は出たくない】

5月27日

珍しく、「昨日の日記」を書きましょう。
あ、でも、日付的には今日かなぁ?

閉店直前の本屋で文庫本を二冊買った。
食事の後、楽な服でベッドに寝転んで、枕元の電灯を点けて、楽な姿勢で一気に読む。
右を下にしたいつもの体勢。寝転んで本を読むなんて新解さんに怒られそう(笑)だけど。
これがその本に敬意を表した私の読み方、なのだ。
だってこれが、一番心地よく熱中できるから。

さて、一冊読み終えてふと気付くと1時過ぎ。
ちょっと考えて、久々に自分のために紅茶を淹れることにした。
甘い香りの、気分の落ち着く茶葉を選んで二杯分。
きちんと、お気に入りのティーカップ&ソーサーを出してきてまず一杯目を注ぐ。
それは何も入れずに、二冊目の本を開きながらゆっくり啜って、
二杯目は、少しだけ甘くしたミルクティー。作法通りに、先にカップの底に牛乳を入れて。

優雅な気分にひたれた深夜の儀式でした。

【5/26 読書記録:空飛ぶ馬/夜の蝉/テュロスの聖母】

5月28日

最近、自分でも不思議なことにスカート姿が多い。
しかもひざより上の丈の奴。
スカート自体は、ズボンより似合うと思うし、すごく好きなんだけど、
去年はこんなことなかったと思う。あれ?

5月29日

一人で喫茶店に入る、というのが結構好き。
お財布に余裕がないとできないことだけど。
1冊の本はこの場合不可欠。というか、本を読みに行くといったほうが正しいかも。
寛げるとこでね。美味しいものをいただきながらゆっくり読書、ってまた格別です。
部屋で読むのとは違って、非日常な感じが、似合う本もあると思うので。

こんな時に使うお気に入りの喫茶店は、余裕があるなら「なかやま」。
証明は暗めだから、長時間読書はできないけど、いつもと違う空気に浸るなら最高なとこだと思う。
なんてったって山ほどある紅茶の中から気分で選べるのが、いい。
一度初摘みダージリンを頼んだけど、話どおりのマスカット・フレーバーでほんとに美味しかった。
あんまりお金のないときは、アルスの喫茶店。今ちょっと名前出てこないけど。
中央図書館で本を借りて、その足で、ってのが定番コース。
あそこのコーヒーゼリーがお気に入り。あと、飲み物全部180円は嬉しいね。
最初はちょっと勇気が要るかもしれないけど、一人っきりのくつろぎタイム、お勧めです。

5月30日

去年、夏祭で浴衣を着るために買った下駄を、最近サンダル代わりに愛用中。
サンダルほど、いかにも「つっかけ」っぽくないし、雨の日とか楽なので、これはいいです。
浴衣のときだけ使うんじゃ、1年に2回出番があればいいとこだし。
せっかく気に入って買ったものだから、ちゃんと使わんとね。
ただ教訓。下駄でチャリには乗んないほうがベターです(笑)。
私がんがん乗ってるんだけど、そのうち裏が削れてきてしまった。やばいって。

【5/29 読書記録:烈光の女神】

花迷路
Akiary v.0.51