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<9月2日>
おかげさまでカウンタの数字が30000を越えました。
カウンタをまわしてくださったみなさま、本当にありがとうございます。
始めた頃はまさかこんなにたくさんの方に来ていただけるとは思ってもみなかったので、本当に感激。
ところでこの「キリ番」というもの、もうWeb世界にずいぶん定着していますけれど、
切りのいい数字が出たからって、なにか意味があるのかという人もいるみたいね。
数字そのものには実のところあまり意味がないと思ってます。
数が多いのだって、続けてればある程度は行くわけだし、
トップページしか見てもらっていないんじゃいくら来訪者が多くたって関係ない。
でも「キリ番」を設定することによって、来てくださる方の楽しみを増やすことはできるよね。
掲示板の話題も増えるし、私は創作畑だから記念作品なんてのもある。
いつもは書き込みしてくれない人が顔を見せてくれたりもする。
そういう楽しみがあるから、キリ番文化ばんざい、なのです。
【9/1 読書記録:大航海時代の東南アジア/V-Kカンパニー4】
<9月21日>
ひとりで食事できる人もいれば、そういうことが出来ない人もいる。
学校でも、一緒に食べる人を確保するために待ち合わせをしたり、携帯で呼び出したり。
確かに人と食事するのは楽しいなとは私も思います。誰かいるといいなと思うこともある。
でも「ひとりじゃ絶対駄目」ってのは、正直理解できない。私基本的にひとりで食べてるし。
まあ、寂しがりやなんだろうなと思います。人といるほうが好きなんだよね。
人のことだし、それはいい。そういう感じ方もあると思う。
でも。
"ひとりで食べてるとまわりに「ああこの子友達いないんだ」って思われるのがみじめで嫌"
そういうご意見にはちょっと賛成できません。
こんなふうに言う人は、ひとりで食べてる私のこともきっとそんな目で見ているんだろうから。
友達イコール食事を一緒にする人、じゃあないでしょ。
さらに言えば友達は数を競うものでもない。
かってに決めてかってに憐れむのはやめてくださいな。
【9/20 読書記録:隣の町で死んだひと】
<9月25日>
下にも書いてあるけど『話を聞かない男、地図を読めない女』って本を読みました。
なんだか、どうして助手席でナビをするとパニクるのかを理解したような気がする。
私が徒歩で移動するぶんには地図があれば迷わないのは、
どうやら地図を正しく「読めて」いるからというわけではないようです。
地図で行く道をたどり、そのルートに出てくる目印を頭の中でコトバに変換して。
その「行き方」を示す言葉に従って歩いてるから、なんとかなってる。
だからたとえば、渋谷駅からよく行くお店までの道順は覚えていても、
店から店へどう行くのが近いかは地図とにらめっこしないと判らない。
使ったことないルートだと、「この道をたどれば行けるはず」と予測することが出来ない。
「ここの交差点を過ぎて、あのビルで曲がって……」という風に覚えているだけで、
頭の中に地図を描けてないわけです。
ナビする時も、あらかじめルートと目印を確認してある以上はなんとかなるのね。
でも迷ってしまった時とかいきなり地図を渡されて「ここに行くから」と言われても、
今現在どの道をどうたどっていてどの方角に向かっているのか、判らなくなってしまう。
うーん、結局方向音痴なんだろうなあ。
でもこれ女性の体質的なものだってことなんで、ちょっと心強いですね(笑)
【9/24 読書記録:話を聞かない男、地図が読めない女】
<9月27日>
借りた本の感想を話していたら、本の読み方って人によってホントに違うなと思いました。
そこそこ本の趣味が合う相手だったのでよけいに興味深かった。
私が本に――この場合小説に限定しますが――求めるのは、
いっとき「私の現実世界」から解き放たれること。
物語世界の中で生きている「かれら」とおなじ大地に立って、
おなじものを見て聞いて触れて、泣いたり笑ったり悩んだりすること。
神のように高みから眺めるのではなく、
「かれら」のもうひとりの友人でありたい。
だから私が惹かれる本は、そこにいる「かれら」が本当に「生きている」と感じられる物語。
どこかに彼らの生きている世界があると信じられる物語、なのです。
そしてそこに私が惚れ込める相手がいたら最高。
このひと素敵だなあこんな風に生きられたらなあって、
どきどきできる相手がいればいっそう、その物語世界は輝いて見えるから。
作品のテーマだとか作者のメッセージとか、そういうのは確かに大切だろうけれど。
どれほどスバラシイ、高尚なテーマがある話でも、そこにいる人々がちゃんと生きてなきゃ楽しくない。
そこにいる「かれら」の人生そのものが、私にはなにより心に響くメッセージになるのだから。
【9/25 読書記録:朗読者】