花迷宮放浪記 - Diary - 2000年07月

7月2日

今日の雷はとっても派手。
ぴかぴかぴかぴか、どっかんどっかんと実に賑やかです。
「あ、これは落ちたな」と感じたものだけでもう20回以上? というか、3回に2回は落ちてる気がする……。
夏の雷というと八月下旬、という印象なので、ちょっと変な感じ。昼まで暑かったし。激変だわ。
たいていの雷は楽しく見てるんですが、さすがに今日ばっかりは少し怖いなぁ。
大学サーバが止まったりしなきゃいいんですけど(結局それかい)

【7/1 読書記録:蛇神の女王】

7月6日

Webサイト作る意味って、なんですか?
その意味は管理者の数だけあると思うけど、私の場合はたぶん存在の証明。
私という、ひとりの人間が、生きていることの証がこのサイトなんだ。
私はここに生きてます。考えてるんです。どうか気づいて。――そんなコトバの、代わり。
身近な人たちに知っていてもらうだけでは、満足できないくらいに私は貪欲で。
身近な人たちの「知っている」の深さにも満足できないくらいにわがままで。
受身じゃいられない。もっと見てほしい。判ってほしい。だから、かいてる。

【7/5 読書記録:決戦! 太陽系戦域】

7月7日

七夕ですね。
残念ながら今日はよりによって台風による大雨で、星を見上げることは叶いません。
織姫と彦星はさて、無事に逢えたのでしょうか。
雨が降るとなんだか、心配ですね。二人とも闇に閉じ込められているようで。
一年に一度しか逢えないかれらの恋は、はたして幸せなのかな?
悲恋には違いないですけれど。一生逢えないと決まるのとどちらが良かったのか。
願わくば今日この日ばかりは、幸せでいてほしいものです。

お雛様やこいのぼりやクリスマスツリーは出しても、七夕飾りは一般家庭ではあんまりしない気がします。
だからかな。七夕というと、地域のお祭りや小学校の学校行事というイメージ。
夏が近い時期だから、私の母校にはこのころ「七夕平和祭り」がありました。
平和を祈る短冊と、折り紙の飾りと、学年ごとの発表。
朗誦したいくつかの詩、今でもぼんやりと記憶に残っています。

【7/6 読書記録:竜神の高僧】

7月11日

お昼の再放送枠で「三匹が斬る!」をやっていて、嬉しがってときどき見ています。
とっても好きだったの〜、このシリーズ。時代劇としては相当名作だと思う。
ちなみにもひとつ名作あげるなら、渡辺謙の『御家人斬九郎』だな。
弟が好きだったせいで、私も時代劇はわりあい見てるほうかもしれない。
なぜか有名どころ(大岡越前とか暴れん某将軍とか水戸黄門とか)は外していますが……。
ああいう独自の「世界」というか「お約束」があるものって、馬鹿にするのは簡単ですが、
入り込んでしまえばなかなか楽しいもの。
完全に入り込まずに突っ込みつつ見るのもまたよし、ですが(笑)

ところで今やってる水戸黄門に風車の弥七がいないのは何故?
かっこいい(ってか気障?)キャラと聞いて期待して見てみたんですが。誰か理由知りませんか〜。

7月12日

電話でしばらく席離れたせいでソーテック君が機嫌悪くして、描きかけのCGデータが吹っ飛んだ……。キツイぜ。
途中段階で保存してたから完全消滅というわけではないんだけど、
かーなーり面倒な作業をひととおり終わらせたところだっていうのに!
これからうふふなお楽しみが待ってたのに! ぎゃおーす。ゴジラになりたい気分。
カンペキ自分の過失(保存してから電話取れば問題ナシ)なあたり、怒りのやり場がない。
というわけですいません愚痴というか八つ当たり。させてください。ううう。

イラストとか、小説もそうなんだけど、描く(書く)のって相当勢いと気合いが要る。
よっしゃーやるぜ、な気分がないと駄目です。
特に色塗りは、たいてい3時間とか4時間とかパソコンにはりつきっぱなしで作業してる。
ので、途中でやる気そがれてしまうのは非常〜に辛いのさ。
はてさて、今回描きかけになってしまったイラスト、仕上がる日は来るんでしょうか……。

7月14日

ずるをしている人に本気で怒る私が不思議とときどき言われる。
自分がちゃんとしてるのならいいじゃないって。怒ったって無駄なだけだって。
でも私も不思議。どうして腹が立たないのさ。
ほかの人がまっとうにやっていることを、ずるい手段で切りぬけることは、
誠実なたくさんの人を踏みにじってるのと同じことじゃないの?
どうしてそんな人もいるさと、価値観の違いにして肩をすくめておしまいにしてしまえるの?
大切にするものが違うというのと、他人の大切なものをおとしめるというのは、違うことのはずよ。
誰もが言っても無駄だと諦めていたら、なんにも変わらないまんまだよね。

【7/13 読書記録:突入! 炎の叛乱地帯(上)】

7月18日

皆既月食の日に、友人のお誘いでセルゲイ・ナカリャコフのリサイタルに行ってきました。
セルゲイさんはロシアの人でたった23歳で、金髪碧眼の王子さま的容貌で、
「クラシック界のアイドル」な世界的トランペット奏者です。
でもそういう付加価値なんてなくたってちっともかまわないと思った。
ほんとうに、とてもとても素敵な音楽でした。

トランペットがあんなに柔らかで感情豊かな声を持ってる楽器だなんて知らなかった。
トランペットというと背を反らして高らかに空に向かって吹いてる姿ばかりイメージしていたので、
伏し目がちに、ななめに地面に向けて演奏するスタイルはなんだか新鮮でした。
でもそういう姿勢がとても似合ってる音楽だったと思います。
心に栄養をもらいました。ありがとう。

【7/17 読書記録:猫の地球儀/猫の地球儀その2】

7月26日

うーん、25と書くべきか26と書くべきか。でも、これから寝る予定もないので26でしょうか。

明日広島に帰ります。
荷造りしてて思うのですけれど、「あったら便利なもの」=「なくてもなんとかなるもの」ってあるよね。
こういうものを準備するかしないかに、性格ってけっこう出る気がする。
私はそういうものを持っていきたがる性格です。おかげでたいてい荷物が重い重い。
「あーあ持って来て損したー」って時の気分より、
「ああ持って来といて良かった」の気分のほうが好きだから、なんでしょね。
自分には役に立たなくても、ひとの助けになったらそれでもとっても嬉しいし。
……ただの便利屋さんになりかねんという話もありますけど、ね。

思えば高校の頃も、机にしっかり「お道具箱」入れてる奴だったわ、私。
「なんでこんなもんが出てくるんだ」という台詞を聞くのがなかなか楽しいのです。
ちょっとだけドラえもんになった気分(笑)

【7/25 読書記録:突入! 炎の叛乱地帯(下)】

花迷路
Akiary v.0.51