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<5月4日>
裸眼でいるということは、私にとってとても怖いことです。
たぶん、実際の不便さの数倍、怖がっている気がする。
ものが「ある」ということ、その色は判るのだから、実際歩くだけならなんとかはなります。
制限された、狭い場所なら、そんなに困ることはない。
それでも怖いのは、見えていないのが自分だけだから、なのだと思う。
私には見えていないのに、私以外の人にはちゃんと、見えている。
そのことがさみしくてこわい、のです。
コンタクトをするようになって日常生活は楽になったけれど、
そのことで「見える世界」と「見えない世界」がはっきりと分かれてしまった気もします。
つけているときには生きているけど、はずすと半分夢の中にいるような、気分。
このごろ多いコンタクト族のみなさま。こんな感覚って、ありません?
【5/3 読書記録:冬の日の幻想/天使は荒野に舞い下りて】
<5月8日>
前向きになるということと、諦めるということ。
正反対の響きがあって、でも、考えようによってはとても近い。
なにを諦めるのか――足掻くことを。呪うこと、を。
はじめから決まっていた、どうしようもないことが、この世の中には星の数ほどある。
たとえば私が女だということ。
たとえば私が日本人だということ。
たとえば私の生きている今が、2000年だということ。
そのこと自体をいくら呪っても、なにも変わらない。
知っていて、それでも時に呪ってしまうのがきっと人間なんだろう。
ほんの1ミリでも変わる可能性があるのなら、いくらだって足掻けばいい。
でも絶対の宿命は、諦めるしかないから。
諦めて、受け入れて、その私がどうするのかを考えるしかない。
それもまた前向きという姿勢なんじゃないかな、と思っています。
【5/7 読書記録:モーヴの埋葬/太陽の紋章/悪霊がいっぱい/悪霊がいっぱいで眠れない】
<5月10日>
異常に読書にはまるときって、ないです?
ここ数日が私にとってそれ。昨日と今日だけで、ええと……文庫11冊? しかも、10冊は初読。
シリーズものを図書館で借りてしまったんでやめられなくなった、というのが一応事情の半分かな。
しかし、借りた5冊の文庫をその日のうちに読みきることもないだろうよ私……。
ちなみにそれとは別に昨日図書館の椅子で1冊半、今日はカフェつき本屋で2冊。
しかも、新しく手をつけたシリーズがまた面白くって、やばいったら。
あと4作くらい、いちいち上下巻で出てるのよね。明日授業あるのになー、買いに行ってしまいそう。
文月の睡眠時間と勉強時間の確保を祈ってやってくださいませ。たぶん無理だと思うけど(笑)
【5/9 読書記録:悪霊はひとりぼっち/悪霊になりたくない!/悪霊とよばないで/悪霊だってヘイキ!(上・下)/キャスリング(下)】
<5月13日>
ヴァクス・ホルサー……。えーん。
【5/12 読書記録:激闘ホープ・ネーション!(上)】
<5月15日>
デザイン性と実用性って、相反するもの?
ほんとは、両方満たせなきゃおかしいと思うんだよね。
というか、「デザインはいいけど使えない」っていうのは結局「悪いデザイン」でしょう。
「使うもの」なのに、見た目を重視しすぎて使いにくいモノはあんまり好きじゃない。
でも、「実用品だから」と見栄えを捨てきってるものもちょっと面白くない。
まあ「実用」の言葉にはたいてい「廉価」も含まれるから、難しいのだろうけど。
どちらを優先するかは、使う人の自由。
でも、実用性優先のものが、「カッコワルイ」って言われちゃうのにはときどき腹が立つぞ。
【5/14 読書記録:激闘ホープ・ネーション!(下)】
<5月18日>
昨日は呑んで喋ってパソコンいじって、今朝目が覚めたらデジタル時計が12:23になってました。
ということは実質12:10〜15ということなんですが(笑)
さて、今日の授業は3限4限6限。3限は、12:15から。あーあ。
けっきょく12:30くらいに教室に着いて、なんとか出席に間に合いました。
……ちょっとすごいかもしれない。
【5/17 読書記録:決戦! 太陽系戦域(下)】
<5月22日>
誕生日がすぎて、ひとつ歳を取りました。22です。
大人になるとだんだん、誕生日を喜ばない人が増えてくるような気がします。
でも、人間は日々少しずつすこしずつ老化しているわけで、
「誕生日」に一気に一年ぶん老化するわけじゃないのよね。
まあ、記号としての「年齢」が増えること自体、嬉しくないということなのだろうけど。
でも、誕生日って、歳を取っちゃう日、じゃあない。少なくとも私には。
「誕生した日」だもの。生まれたことの、記念日でしょう。
誕生日を祝うということは、そのひとがこの世に生まれ出たことを祝うということ。
今ここに生きているという、そのことへの祝福。
そう考えると、とても素敵だと思いませんか。
<5月23日>
内容以前の「文章の上手さ」について私はけっこう言うけれども、
じゃあ上手い文章ってどういうものかというとこれがなかなか定義しづらい。
よくある「文章講座」というのを読むと、曖昧な表現を避けて明確な文章を書くとか、
不必要に小難しい漢字を使わないとか、一文は短くとか、そういう注意が並んでいる。
こういうルールに従って書けば、確かに読みやすいわかりやすい文章が出来上がるだろうね。
でもそこに文章自体の個性とか面白さって奴は、たぶんない。
だってこれ、あくまで「伝達文の書き方」だもの。
論文とか企画書とかそういうものならこれでいいと思うよ。
内容が正確に伝わることが第一なんだから、そういう文書は。
でも、「表現」としての文章を、このルールで斬るのは納得がいかない。
たとえ日本語文法として少々おかしい表現があっても、それで言いたいことが伝わるならいい。
だらだらと長い文章が続いていても、難読の漢字がいっぱいでも、それが雰囲気になってればいい。
地の文に話し言葉を使っていても、語り部に似合うならそれでいい。
絵画とか彫刻とかに「誰が見ても判る」なんて求めていないでしょう。それと同じ。
「表現」なんだから。文章も物語も全部合わせて作品なんだから。
心に響くことが、大事。
心に響かせる文章を、私は「上手い文章」だと思うのよ。
<5月24日>
トップページにも書いてるけど、ジオシティにミラーサイトを置きました。
大学サーバがこけたり長期休暇見られなかったりすることが多いので、対応策。
ところどころアップしていない部分もあるのですが、見るのにほぼ支障ないように作ってあります。
よければ利用してみてね。
【5/23 読書記録:ダンガン×ヒーロー1〜4/おんなのこ季節/ハッスルで行こう!6】
<5月26日>
日本語の好きなところの一つが、人称代名詞の多さ。
漢字片仮名平仮名という表記の違いも入れると、ほんとにバリエーション豊かで楽しいです。
"私"は真面目で、"わたし"はやさしくて、"ワタシ"は舌っ足らず。
"あたし"や"アタシ"は可愛らしかったり蓮っ葉だったり。
"俺"は大人っぽくて、"オレ"はやんちゃで、"おれ"はまっすぐ。
"ボク"なら子供で"ぼく"はピュア。
……なんてのはあくまで表現上のステレオタイプ分類だけどさ。
自分をどう呼ぶかだけでも、そのひとの個性が見えるよね。
二人称だと、さらに呼ぶ人と呼ばれる人の関係も見えてくる。
私の好きな呼び方は「あなた」と「君」と「おまえさん」。
男の人の使う「あなた」と、女の人の使う「君」が、なんとなく好き。
おまえさん、はブラックジャックとやじきた学園道中記だね(笑)
親しい友人相手にたまに使います。たいていは「君」だけど。
ちなみに、広島弁で一番親しみを込めた呼び方は、
たぶん「あんたぁ(←小さいあがポイント)」なんだろうな。
残念ながら私には使えないのだけれど。
【5/25 読書記録:やじきた学園道中記1】
<5月28日>
最近通っているサイトが、一色秋人さんというかたのつくっている「鉄琴銅剣楼」。
こちらの「ネット小説研究室」というコーナーがとても面白いのです。
小説系サイトのアクセス向上についての考察があって、掲示板でも常連さんがいろんな意見を戦わせています。
いままで運営者としての話ってわりと創作論になることが多かったので、そこでの話題はなかなか新鮮。
おかげで最近、すごい勢いで「花迷路」の改造してます。気付いたかな?
さて、このサイトにはネット小説鑑定というコーナーもありまして。
先日、うちも鑑定していただきました。(一色さん、ありがとうございます)
面白かったのが「Century20シリーズ」の内容紹介。
これってそういう話だったのかー、となんだか感心してしまいました(笑)
"わけあり美形キャラがアクションを繰り広げる伝奇アクション(?)"やら"超絶美形アクションヒーローが活躍"
"ちょっとクールなわけあり美形キャラと、体力勝負の脳天気陽性少年"なーんて……。
言われてみれば確かにそうなんですが、なんだかこう、笑えてしまいますね。
ところで本日、アンケートのコーナーなんぞ設置してみました。
なにが知りたいんだおまえって感じのものになってしまってるけど……。
よろしければ協力してくださいな。
【5/27 読書記録:予言の守護者】
<5月29日>
このあいだテレビで見て知ったのだけど、油絵具のウルトラマリンはもともとはラピスラズリから作ったんですって。
瑠璃のかけらで塗られた青……。
なんとなく、ため息が出ませんか。
【5/28 読書記録:楽園の魔女たち 銀砂のプリンセス&大泥棒になる方法】
<5月31日>
そういえば、ちょっとまえに腕時計がひとつ増えました。
つやけしシルバーに淡いブルーのフェイスが素敵な奴です。
これで腕時計ふたつになって安心(笑)
時間にうるさいというのは現代人のゆとりのなさなんだそうです。
言われてみるとたしかにそうかもしれない。
分刻みのスケジュールにぴったり合ってないと苛立つというのは、心が貧しいと言えるのかもしれません。
でもやっぱり「共有している時間」を、自分のわがままに消費させるのは、良いことには思えないけど。
あとね。私が時間にルーズなのを嫌うのは、「時間がもったいない」から、だけじゃない。
時間を決めるというのは約束をするということだと思ってる。
約束を破ったときは謝るよね? 悪いと思うよね? みんな。
でも時間に遅れる人の中には、それを悪いとさえ考えていない人がいる気がする。
「時間にルーズなのは性格だから仕方がない」っていう風に、自分にもまわりにも認めさせてる。
それは、「自分は信頼できない人間です」と明言してるのと、どこが違うのかな。
【5/30 読書記録:突入! 炎の叛乱地域】