迷宮放浪記 - Diary - 1999年12月

＜12月1日＞

３学期が始まってしまった……。
今日は、いきなり１・２限が入っていて、それなのに寝たのは２時ごろで、うーんなにやってるんだか。
しかも２限休講ですってよアナタ（笑）
しかし、休日は実に怠惰に寝てるのに、授業があればなんとか起きられる性格はちょっと便利だ。
（ただの小心者とも言う）

【11/30 読書記録：彼は花園で夢を見る/FAMILY COMPO10/飛行少年１】

＜12月2日＞

「美しい」ってどんな表現だろうとふと思った。
可愛いでも綺麗でも素敵でも優雅でもなくて……美しい。
なんだか大上段で、あまり使わない形容という気がする。
違うかな。特別で、めったなことで使っちゃいけない表現……なのかな。私には。
善きもの。完全なもの。神秘的なもの。そんなイメージ、だろうか。

【12/1 読書記録：華の名前】

＜12月3日＞

ちょっと下世話な話なんだけど……お手洗いの音消しってどう思います皆様？
私個人としては、あんまり必要ないよなぁと感じています。
生理現象だから、でなんでも許されるというわけではないのだけれど……。
欠伸とかげっぷとかみたいに、我慢すれば終わりなものとは違うから。
そのせいで無駄な水が使われてるんだ、といわれれば、それなら要らないねって思う。
でも、不可欠なものととらえてる人もいっぱいいるみたいだから、
結局そういう人たちを不快にしないように、気をつけることになっちゃいます。

ところで音消しをするとき、困るのが個人宅のお手洗い。
だって、一度流してしまうと、二度目に水を溜めるのに時間がかかっちゃうのよね。
お手洗いとほかの人がいる場所が近いときなんか、
さてどうしたものかと途方に暮れたりしませんか？（笑）

【12/2 読書記録：マリア様がみてる ロサ・カニーナ/最遊記 ５/天翔けるバカ】

＜12月8日＞

ご無沙汰してますぅ……。

自分をとりまくものが、変わるというのはとても怖い。
卒業はまだ先にせよ、就職のこととか考えると本当に怖いです。
でも思えば、まわりが変わることなんか人生に何度だってあったし、これからもあること。
懐かしいものと別れること、親しんだものを手放すことはやっぱりつらいけれど、
その代わりに手に入れた、たくさんの新しい良いものがあったはず。
引越しも、高校入学も、大学入学も、みんな未知の世界への扉だった。
そうしてその扉を開けたことは、振り返ればとてもとても幸福だったこと。
だから、怖がることなんかきっとないんです。
ううん、怖がるのはあたりまえかもしれない。でも、その先にきっと良いことが待ってる。
今頑張ったぶんだけ、たくさんの良いことが。
そして、今頑張ることって、今を我慢するんじゃなくて大切にすることだよね。

正直言って今回、とても臆病になってる。だからあえてここに書いておきます。
頑張るからね。大切にするからね。見ていてください。

【12/7 読書記録：鍵と地下鉄/ホームズの最後の挨拶】

＜12月13日＞

土日、東京で一泊してきました。飲み〜泊り〜東京散策というお決まりのコースも久々だ。
東京に行くたんびに変な気持ちになるのは、ここはなんて土地が平らなんだろうということ。
筑波もそうですが、東京はそこにさらに地平線まで建物がずーっと途切れないから更に不思議。
夜のバスから見た、暗い空と街の灯りがぱっきり別れた夜景に、改めてそう思いました。
東京に出ると迷子になりそうな気がするのは、見上げて方向がつかめないせいかもしれません（笑）

【11/12 読書記録：シャーロック・ホームズの冒険】

＜12月16日＞

今期でひとつだけ、結構まじめに見てるドラマが水曜９時の「ＴＥＡＭ」です。
脚本家の名前に見覚えがあるなぁと思ったら、「踊る大捜査線」書いた人だった気が。
主演は草剪（弓偏のが出ないのね）剛と西村雅彦で、警察もの……かな。
仏頂面ばっかりの西村雅彦が新鮮です（笑）
昨日あたりクライマックスだったんですが、終わり方がすごかった。
ラストシーンから遠景になって、風の音だけバックにいきなりスタッフロール……。

話のほうは、コメディとシリアスとうまく混じってわりあい私好み。
主役の性格がちょーっと気に入らないんですがね。さて、来週どうなるんだろう。

【12/15 読書記録：シャーロック・ホームズの事件簿/マリア様がみてる 黄薔薇革命】

＜12月17日＞

「個人的には〜」とか「〜と思う」って言い方が、好きじゃないって人もいる。
断言を避けて、論争から逃げてるからって。
そういう人から見ると、私の言葉は小心者の言葉でしかないだろう。
私は個人的な好き嫌いの話ばかりしてるから。

でも、たとえば、好きな本が一冊あって。
その本について「あれはこれこれこうだから駄目だね！」って言われると、悲しい。
そして、そのときに「でも私はその本が好き」っていうのは、とても難しくならない？
特に、その良くないところに反論できないようなときは。
そういうところ含めて好きなはずなんだけど、でも、そういうことをその相手に言うのは勇気が要る。
そのひとの、その作品に対する否定が、
その作品を好きな、自分に対する否定のような気になってしまうから。

だけど、「駄目だ」って言葉が「私は好きじゃない」になるなら。
「でも私は好き」が、ちょっと言いやすくなる気がするの。
「私個人としてはこう思うんだよ」って台詞は、
「そう思わないあなたを排除したりはしないよ」ってメッセージ。
そんな風に言ってもらわないと、萎縮してしまうこころは、
すこし弱いこころなのかもしれないけれど……。

断定的な言葉で言わなければいけない場面も、たくさんあるだろう。
でも、最後には自分の「好き」が決めるようなことがらだったら。
「個人的には」って言うほうが、会話は広がるって気がしています。

【12/16 読書記録：天翔けるバカ】

＜12月19日＞

今日の午後、面白い話で盛り上がった。
トピックは「私を説明するのに、どう表現する？」って質問。
自分のこと相手のこと、思いつくままいろいろあげてみました。
さて私についての言葉を、思い出せるだけ並べてみましょう。

「落ち着いてる」（まあそうでしょう）
「ゴージャス好き」（……衣装とか宝石とかのことらしいが）
「活字中毒」（まだまだ甘いな）
「礼儀正しい」（……たぶん）
「ばりばり文系」（うそですすいません）
「リアクションがでかい」（でかいときはでかいです）
「きゃぴきゃぴ」（これは嘘だ！）
「まじめ」（くそはつかない、と思う）
「説教好き」（最近してません）
「理詰め」（うーん、そうかなぁ）
「優しい」（はてさて）
「クール」（てーか、冷酷かも）
「第一印象と違う」（よく言われるのです……）
「会話が好き」（話が合えば、いくらでも）

……こんな感じです。さて、どれが自己申告でしょうか（笑）

【12/18 読書記録：初ものがたり/本所深川ふしぎ草紙】

＜12月21日＞

前回書き忘れたんだけど、あれこれ全部総合してひとことで言うと、
私は「シャーロックホームズ好き」で表されるそうです（笑）

今日は、年賀状の準備をしてました。
さすがに今年は忙しくて、恒例の「リクエスト式手書き年賀状」はお休み。
いつもなら実家でプリントゴッコ、なのですが、帰省時期が遅いのでそれも見送り。
マイぱそも手に入れたことだし、年賀状byぱそに初チャレンジすることにしました。
しかし、友人用と親戚知人用、さらにサイトの新年トップ……描くのがやっぱり大変です。
（新年トップは、こけるかもしれません。期待しないでね）
とりあえず、年賀葉書のデザインはなんとか仕上がり。
あとは印刷と宛名書き、なんですが……宛名をぱそに任せるかどうかが目下の悩みどころ、かな。

【12/20 読書記録:霧迷宮】

＜12月22日＞

久々にTakaさんの随想から話題を貰って、今日は「迷宮放浪記の舞台裏」なんか書いてみようかな。

話題はご覧の通り、日常生活や、その中で思ったことばかり。
とはいえそうほいほいとネタが出てくるってわけでも、ないのです。
読んで面白いかも考えるし、何度も同じ話ばかりしたくないし。
だから、それこそ四六時中ネタ探し。
綺麗だなぁ、厭だなぁ、好きだなぁ、どうしてかなぁ。
そういう風に思ったときに、「なぜ？」「なにが？」「どうすればいい？」そういう風に、自分に訊いてみます。
そしてそれに対する答を、きちんと頭で整理してみる。
……と言うよりは、なにか気になるものを見つけたとたん頭が文章を作り出す、というほうがリアルかな。
そうして頭の中で固まってきたものを、パソコンに向かったときに吐き出していって、出来上がり。
もちろん実際に文をつくる時点で、ずいぶんと推敲します。
納得のいかない文になって、全部消す！　なんてことも、しょっちゅう。
書きたいトピックがあっても、どうしても文章がまとまらなくて諦めることも良くあります。
まとまらないってことは、まだ考え抜けてないってことになるから。

こういうわけで私の場合、パソコンの前に座った時点でネタが固まってないと厳しい。
ここで「考える」から始めると、えっらい時間食ってしまうのですよね。
実際に書くときは、頭の中から文章を引っ張り出しつつ、
文や論理のつながりや言葉遣い、言葉選びのほうに集中する。これが理想です。
とはいえ、やっぱり続けて書くことが大切だから、
パソコンの前でうんうん唸ってひねり出すことも多いのですけど……。

【12/21 読書記録:最遊記　壱〜参/帝国の娘　下】

＜12月25日＞

……なんでサーバ動いてるの？（笑）
それはともかく、メリークリスマス＆良いお年を。＞みなさま
お正月トップは手抜きです、ごめんなさい。