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<10月1日>
あわや手帳をなくしかけました。
拾ってくれた人がたまたま友人の友人だったので、程なく手許に戻ったのだけれど。
私の手帳はなくすとやばい物とか情報が大量に入っているので、危ないところでした(笑)
手帳を持ち始めたのは中3の冬。
以前からあこがれていたシステム手帳を、高校生になるからとクリスマスにねだったのが最初になる。
ピンク色の、ふかっとしたソフトな皮の手帳でした。
我が家のクリスマスの伝統として、デザインは母任せだったのだけれど、
ピンクといっても少しシックな色合いで、手触りも好きで、お気に入りだった。
使いつづけてこそのシステムだから、5年は愛用したかな。
この正月にさすがに新調して、今は山吹色のちょっと大人びたものにしてます。
手帳は、使う人と使わない人とぱっきり分かれるみたいだけど。
私は今ではもう、手帳は手放せない。
システムの便利な点で、基本的な住所録はここに入ってるし。
忘れっぽいたちなので、気がついたら手帳にメモ、の習慣がしみついてます。
毎年お正月の楽しみはレフィル探し。
使いやすくて綺麗なスケジュールノートを捜し歩くのが、ここ数年のお正月行事になってるな。
気に入ってるのが、左に一週間分の日付、右にノートのタイプ。使いやすいです。
手帳とか時計とか、縛られてる感じが厭って人もいるけど。
私には逆に、これがあるから自由な気がしてる。
確認ができるから、心をメモでいっぱいにしなくていいもの。
書くことは思い出すことでもあり、覚えることでもあり、忘れることでもある。
手帳はきっと、日常を束の間忘れるための「書く」道具ね。
【9/30 読書記録:最遊記2・3】
<10月5日>
やっと! 自宅にパソコンがやってきました。
いや、正確に言うと本体がきたのは一週間前なんだけど……
机を買ってそれを組み立ててパソコンをセットアップして、という作業の都合上、
日曜日に使える状態になりました、てことなのです。
うーん、やっぱり楽しいね。いつでも遊べるのって(笑)
とはいえ、今のところ自宅パソコンは通信端末として使いすぎないようにしようと決めてます。
せっかく徒歩1分のところに只で使えるのがあるのに、電話代がもったいない(笑)
皆様に「テレホは?」って言われるのだけど、それやると生活がやばそうで……。
さて、どこまでこの決心が持つかはわかりませんけどね。
しかし、買おうと決めてからの道のりは長かった。
正月にまとまった成人祝いをもらったころに考えたわけですから、10ヶ月かかってます。
まぁ、買う気になれば5月頃には資金はほぼたまってたわけなんですが。
あんまりにも高価な遊び道具だもんで、気後れがしちゃったのかな。
でももう後戻りはできない(笑)ので、せいぜい遊び倒すつもりです。
しかしその前に下絵描かなきゃお絵描きできないんだよなぁ……。むむ。
【10/4 読書記録:ブロア物語】
<10月6日>
優しいってどういうことかなって、考えると判らなくなる。
ただ相手を傷つけないことだけじゃ、ないよね。
なにが相手のためになるか。それを考えてない行動は、
結局本当の優しさじゃないのかもしれない。
でもふと思うのは、自分の思う「相手のため」が、本当に相手にいいとは限らないんだぞってこと。
相手の価値観が私の価値観と同じだなんて思っちゃいけないぞ、
その戒めに足を止められる。
押しつけはしたくない。だけど優しいひとになりたい。
その狭間で、結局人当たりのいいだけの傍観者になってる自分が……ときどきいる。
【10/5 読書記録:HUNTER×HUNTER6/紅茶王子8/竜の戦士】
<10月7日>
好きなものを、好きって言う。それは、当たり前の行動のはず。
だけど時々、それが難しかったりします。
たとえば、こんなものを好きって言ったら、変な顔されそう……なんて考えるとき。
嗜好が偏ってる自覚はあるので、たまに悩みます。
でも、自分の理解できない趣味の話は苦痛になったりもするから、それは正しくなくもない。
自己嫌悪するのは、それと反対のとき。
「こんなもの好きなんて、私らしくない」
「こんなこと好きなんて、まるでフツウすぎ」
そんな風に考えて口ごもってる自分が、ひどく厭になる。
らしくなくても、個性なくても、好きな気持ちは変えられないのに。
嘘はつきたくない、のに。
フツウの私も本当の私だってこと、認めなきゃ、ね。
【10/6 読書記録:竜の戦士】
<10月10日>
昨日から、つくばは学園祭です。
お祭りって大好きなんだよね。毎年、すごくわくわくしてます。
この時期のお昼はもちろん、屋台で調達でしょう。
ぶらぶらと歩きながら、おいしそうなものをあれこれと買って食べるのってほんと楽しい。
おなかいっぱいでも、面白いものがあれば思わず手を出しちゃう。
それと、今日の目玉はなんと言ってもフリーマーケット。これまた好きなのよね。
あれこれ手にとって、お店やってる人とお喋りして、値引き交渉なんかして。
今日手に入れたのは、シャツワンピースと半袖シャツと冬物スカート、それに淡水真珠のピアス。
売値合計1800円くらいのところを、1330円でゲットしました。
家で合わせてみたらいい感じだったし、ああしあわせ。
<10月12日>
あ、金木犀。
自転車をこぐ途中にふと気がついた、香り。
もう一度同じ処を通ったとき、今度はそのオレンジ色の花を見つけました。
照りつける昼の太陽はまだまるで夏だけれど、こんな所にちゃんと秋が来ている。
【10/11 読書記録:夜の蝉】
<10月15日>
立ち読みのジレンマ。
良くないことだよ、と言われると、それはそうなので反論できない。
本屋の売り物は「本」っていう紙の束じゃなくて、「文章」っていう中身だから。
立ち読みはその中身だけただでもらってしまうこと。
頭ではそう理解してる……はずなのだけど。やめられないんだぁ、どうしても。
だって立ち読みできなくなったら破産するか干からびるんじゃないか、私。
読みたいものすべて、買う資金はさすがにない。でも、買った本だけじゃ心がもたない。
せめてもう少し、本って安くならないかな。
けど言い訳すると、立ち読みが出来なくなったら、買う本も減るんじゃないかと。
まったく中身の確かめられない本を買うのはかなり勇気が要るもの。
それはもちろん図書館とか、人づてとか、情報誌とか、手段はあるけれど。
たとえば漫画だったら、雑誌の立ち読みからはまってコミックスを買う、てことは多い。
文庫本とかも、しばらく読んでみて面白かったものを買う、ということをよくするし。
立ち読みだけで満足な本と言うのは結局、立ち読みできないなら買わない本だったりする。
もちろん売り物の本を傷つけたりするのは絶対にタブーだけど。
というわけで、文月はこれからも立ち読み人間です。ごめんなさい。
【10/14 読書記録:テュロスの聖母/ミエザの深き眠り】
<10月18日>
二枚目のショールをゲットしました。赤です。カシミアです。貰い物です。うふふふふ。
そのとき店員さん曰くショールの流行が来ているとかなんとか。
私3年以上前から愛用してるんだけどなぁ……なんて、ちょっと複雑だったり。
流行っておかしなもので、それまでないものが出てくるだけじゃなくて、
それ以前にもちゃんと存在していたものが急に注目を浴びることもよくある。
以前から好きだったものがある日突然"ハヤリ"になってしまうのって、どう思います?
手に入れやすくなったり、種類が増えたり、そういうのは嬉しいのだけれど。
自分の動機までも「ああ、流行りだから」と見られてしまうのはなんだか厭だな。
古臭いかもしれないけどいいじゃない好きなんだから、って姿勢楽しんでるのに私(笑)。
それになにより、その流行が「時代遅れ」になってしまったときがいちばん嬉しくない。
「流行に左右されない」と「流行に乗り遅れてる」って、厳然と違うもの。
自分では前者のつもりなのに、勝手に世の中が後者に見るのって、厭。なんか悔しい。
……とかって考えるところですでに流行に振り回されている証拠なんだろうけど。
【10/17 読書記録:空飛ぶ馬】
<10月20日>
運命ってなんだろね。
「そういう運命なんだよ」ってあきらめるコトバ?
違うよね。
選ぶのはいつだって私。
選択肢がなかったなんて言わない。
運命っていうのは、巡りあわせだ。
私が望まなくても、動かなくても、出遭うことができたすべてのもの。
出遭うことができなかったすべてのもの。
日本という国に、1978年に、広島に、この両親のもとに、生まれたこと。
姉がいて弟がいること。
二歳と小学生で、引っ越したこと。
私はそれだけ描きこまれたキャンバスを貰ったの。
その先を描いたのは私。たくさんの人に手を添えてもらいながら、自分の手で描いたのが私。
21歳の私って絵は、すこしは綺麗でしょうか。
【10/19 読書記録:光と影のトラキア/煌めくヘルメスの下に/サンクス ア ミリオン】
<10月21日>
十年前の自分から、手紙が届きました。
『十年後の私は、元気ですか。今は冬です。あまり寒くありません。十二月なのに……』
綺麗とは言えない、平仮名の多い文字で、そんな風に始まっている手紙です。
幼い言葉で、でもなんとなくもう私らしさがあって、なんとなく可笑しい。
小学校のタイムカプセルから、素敵な贈り物を貰った日でした。
【10/20 読書記録:原罪の庭】
<10月26日>
案ずるより産むが易しを実感した日。
私はどうも、動く前に考えすぎるのかなぁ。
動いたあとで「やっちゃった〜」てなるのと、どっちがいいのかは判りませんが。
ちいさな思いやりっていいなあと実感した日。
嬉しいことに出会うには、まず自分の心を暖かくしなきゃぁね。
【10/25 読書記録:烈光の女神1〜3】