花迷宮放浪記 - Diary - 1999年07月

7月1日

7月が始まりました。"文月" ですね。
夏の始まりに相応しい陽気で、気分が良いです。
テストも終了してひとあし早い夏休み。さあ、今年はどんな夏が待っているのでしょう。

さて私の「文月」という名前、あまり深い意味はなかったのです、実は。
生まれたのなら皐月だし、7月ってとびきり好きな月でもない。
日本の月の名前を使いたかったのはあるけど、
その中で文月に決めたのは字面が良かったというのが正直な理由なんです。
綺麗というなら皐月か葉月だと思ったのだけれど。
あんまりきらびやかな字を自分の名前にするのは気が引けてしまって。
ペンネームは画数の少ない中性的な字、って思ってたのもあって。
見た目シンプルな"文月"を使うことにしたのはそんなわけなんです。
ただ「文」の字を使ったことはいい選択だなと、今はとても気に入ってる。

"夕"はゆうべ。夕暮れ。黄昏どき。逢魔が時。そして、you ―― あなた。
あなたは、わたし。そんなパラドックスです。

【6/30 読書記録:ちょー海賊/ちょー火祭り】

7月3日

私はこのために生きてるんだ、とか。
あればきっと幸せ。
でもなくたって生きていける。
生まれたから。生きてるから。生きたいから。
それだってきっと、立派な理由。

【7/2 読書記録:玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿】

7月6日

好きなモノ。
綺麗なものがね、好きなんです。
絵だったらルネサンスとか、ロマン派とか印象派。それとミュシャ。
音楽は交響曲よりピアノソロ。バッハ、モーツァルトにショパンやラヴェルやドビュッシー。
ローブデコルテ、ウェディングドレス、モーニングとか燕尾服、シルクハットに白手袋。振り袖かんざし巾着袋。
金銀細工のアクセサリー。きらきらひかる石嵌めて。
薔薇百合桜、チューリップにスイートピーに鈴蘭かすみ草。お花たちならみんな好き。
ノイシュバンシュタイン、シェノンソーにアルハンブラ。伝説ねむる西の城。
古きロマンのタージマハール、パルテノン、ピラミッド、マチュピチュ、アンコール・ワット。
博物館と紅茶とホームズの大英帝国。

ミーハーで陳腐でありがちで「女の子」。そんな好みだなとときおり思う。
でも好きなのだもの。惹かれるものに嘘はつけない。
"わかるひと"の顔して、好きじゃないものに頷けない。
理由なんて判らないけれど。好きだって思うこと、それだけでたのしく生きられる。

【7/5 読書記録:流血女神伝 帝国の娘(上)】

7月7日

今日はたなばた。晴れてよかったね。

強がるのは強くないっていう。
カラ元気も元気っていう。
たぶんどっちも本当だね。
強くなりたいって気持ちも同じね。

【7/6 読書記録:音匣ガーデン】

7月26日

みなさまお久しぶりです。長々と留守にしてごめんなさい。
なんとか、ストレートに卒業できました。けっこう本気でもう一泊だと思ってたんだけど(笑)
あとは広島に帰ったときに学科受けて(まだ住民票本籍地かい)おしまい。免許です。わーい。
合宿どんなんだったか書こうかな。みなさま興味あるのかしら。
リクエストでもあるようなら書きますね。

まじめに勉強してるよって。
私が言っちゃいけない気が最近してる。
ただ成績をキープしてるだけ。ちゃんと出てる、それだけ。
なにを吸収してるの。なにもないんじゃないの。
もっとじたばたしなきゃいけないのよ私。
人を怒るなら、その十倍自分に厳しくなれ。
こんないいかげんで通用する世界なんか終わっちゃうんだよ。

苛々してる文章だね。ごめんなさい。だけどひとつだけ言える。
この、放浪記。書き続けて1年と3ヶ月になってます。
ここから得たものとか、築いたものとか、きっとたくさんあるので。
それは誇りと自信に、なってる。
それは読んでくれてリアクションくれるみなさまのおかげなのです。ありがとうね。

花迷路
Akiary v.0.51