花迷宮放浪記 - Diary - 1999年06月

6月2日

6月になりました。
名前は水無月ですが、雨の月ですね。
といっても、旧暦の頃には5月に雨が降っていた訳ですが。

面倒くさがりなので、雨はあまり好きじゃありません。
お部屋にこもって眺めていられる雨なら嬉しいのですけど。
雨の中を、外せない用事で歩くのは気分が滅入りますね。
でも、この季節の花はとても好き。
紫陽花はもう咲いてますね。昔の家の庭にあって、水やるのが好きだった。
くちなしも大好きです。雨に混じって漂う香りに振り返るの。
そういえば小学校の頃、家に咲いた花を教室に持っていって飾ったりしていたなあ。

【6/1 読書記録:少年魔法士1〜5/世界人名ものがたり】

6月3日

NHKの連続テレビ小説を、ついつい見てしまいます。
だって、あれ見終わって鞄とって学校行くと、ちょうどいいんだもの(笑)
もちろん、途中で「つっまんねぇ」とか思ったら、やめるのですが。
今は、「すずらん」。そこそこおもしろいかな。
主役の萌ちゃんの子供時代がめっちゃ可愛いんだよぅ!!
十八歳編になって、あんまり好みじゃなくなって残念(笑)なのですが……。

ちなみに最近の個人的ヒットは「あぐり」でしたね。エイスケさん最高。
あと古いけど、「凛々と」の印象は強いです。あれで野村宏信にはまった私って……。

【6/2 読書記録:ベル・エポック8/青嵐の夢】

6月7日

最近本が増えて増えて困っています。
我が家の本の収納は基本的にはカラーボックス二つぶんしかないのですが、
そこに二列並べて、さらに上の隙間に横にしておいて、……それでも入らなくなってしまいました。
しかも、この状態でさらに人の家にある本が何冊もあるという(笑)
収納を増やすか本を減らすか、というところですが。
とりあえず、本を減らすっきゃないんだろうなぁ。
大学生になって本を買う予算が増えたと思ったら、置き場がないとは……
うまくいかないものですね。

【6/6 読書記録:身ぶりとしぐさの人類学/イギリス人と日本人】

6月8日

おかげさまで、10000hit突破いたしました!
5ケタですよ〜。凄いなあ、ほんと。製作者が一番びっくりしています。
始めた当初は、よもやこれだけたくさんの人の見てくださるページになろうとは、
想像もしていなかったですから。そうなればいいなぁとは思っていましたが。
今、見てくださる皆様の存在が、寄せてくださる声が、一番の原動力になっています。
ささやかなページではありますが、足を運んでくださるだけの価値があるものにしたいです。
これからも叱咤激励、よろしくお願いいたしますね♪

【6/7 読書記録:イギリス人と日本人/風迷宮・花陽炎の殺人/聖迷宮・カノンの騎士】

6月9日

今日やったこと。というか今もやってること。演習の課題の単語調べ。そんだけ。
……いやあいだに食事とかサイトめぐりとかチャットとかおやつ休憩とか本読んだりとかしてますけれども。
英文30ページ、なめてました。やってもやってもやってもおわんないったら。
かなりストレスたまります。苛ついてます。
……とか書いてるあいだに進めろよ自分。
果たしてこれで金曜日に演習はできるのでしょうか。かなり不安。まあやるっきゃない。

【6/8 読書記録:日本語練習帳】

6月10日

最近、さすがに真面目に就職のことを考える。
現住所がつくばな以上、東京あるいはその周辺で働くことになるんだろう。
しまったなぁ、とちょっぴり思ってしまいます。
この大学の、この学類に来たのは大正解だと思うし、今の生活を気に入ってるけど。
就職してからの長い人生東京で暮らすと思うとすこぅし気が重い。
出かけていくにはたのしいけど、暮らすところとして考えると、
東京って自分に合ってない気がする。
結局根本的なところで田舎っ子なんだな。

だけど、こんなこと言ってても、状況が変わったりはしないわけで。
関東にいるっていう、選択肢の多さを有効利用しなきゃあ損ね。
自分に本当に向いてる仕事を考えるのが、とりあえずの課題です。

【6/9 読書記録:紅茶王子6】

6月11日

ここ数日英語にかかりっきりで、それでふと気がついた。
翻訳作業そのものは、私には結構楽しいらしいです。
パズルの面白さかな。語順とか単語の意味とかひねくり回して、
「これだ!」っていうきれいな日本語ができると、何だか達成感。
いかにも逐語訳、じゃない、日本語として自然な文章をね。
英語そのものは、そう好きでもないのだけど。辞書ひくの、うっとうしいし。
結局のところ「日本語を書く」のが、好きなんでしょうね私。

【6/10 読書記録:Tarrot World】

6月12日

自分がきらいだと、とてもつらいです。
でも、自分を好きになるのは、そんなに難しいことでもないと、思う。

たとえば自分を分解してみる。
丸ごと好きか嫌いかじゃなくて、自分の「ここ」はどうなのかって、ひとつずつ見つめてみる。
「こうだから嫌い」じゃなくて「こういうところは嫌い」。
そう言い換えてみれば、「自分のこういうところは実はけっこういいんじゃないか」
っていうのも、見つかるかもしれない。

あるいは。自分が嫌いなら、好きになれる自分になればいい。
そうなろうと努力する自分なら、きっと前より好きになれるでしょう。

発想の転換、というのもある。
嫌いな自分の嫌いなところをそのまま好きに変えられればいい。
これはなかなか難しいけど。
「これが私の個性、私らしさ」と割り切って、それをプラスに生かすことだってきっとできる。

あとは、自分じゃない誰かを信じること。
自分の家族や友人、自分を好いてくれる人を信じること。
ひとに好かれる自分がちゃんといる。そのことに気がつければ。
そういう自分を好きになってあげるのはそんなに難しくない。

どういう考え方が相応しいかは貴方次第だと思う。
私は、「自分が好きになれる自分」でいたいといつも思う。だから努力する。
そうして、私には、私のことを好いてくれるたくさんの人がいることも、信じてる。

【6/11 読書記録:ペルシャ猫の謎】

6月13日

今すごくカラオケのレパートリーにいれたい曲が3つほどあります。
宇多田ヒカル「First Love」、Misia「believe」、それと「Memory」。
ラストのは、ミュージカル「CATS」の主題歌。
CATS自体はいつだったか帰省したときに衛星放送で見たんですが、
この歌はそれ以前で絶対どこかで聴いてるの。
すごく綺麗な曲で、高音が良く通って、めちゃくちゃ好みなのです。
なぜいきなり歌いたくなったかってーと、カラオケの曲集にタイトル見つけたからなのですが。
楽譜どこかで探せるでしょうか。CDは出てるみたいなのですが……レンタルであるかなぁ。

6月15日

価値観の違い。
ひとはそれぞれものの見方が違うんだから、ってやつ。
当たり前のことだと思う。だけどそれを言い訳に使いたくもない。
価値観の違いを知ることは、自分以外の誰かを動かすことを諦めることじゃない。
自分の不快な思いを押し殺すことでもない。
貴方と私は違う人間、っていう、とても基本的でだけどそれだけのこと。
そういう「違う」人間同士だから、お互いが傷つけあわないように、
妥協できる場所を手探りしていくもんでしょう。
怒るところは怒って、不愉快ならちゃんとそう言って。そうしなきゃ進まないよ。

【6/14 読書記録:風の海 迷宮の岸(下)/もてない男】

6月17日

中学時代からの得意技が、授業を聞きながらのお絵描きだったりします。
大学に入るまで授業中寝たことなかったけど、内職だけはほんとよくしてた。
描いてる最中に指されても大抵きちっと答えるんで、級友に呆れられてましたが(笑)、
実はこれ、そう高度なワザでもありません。
それどころか多分、お絵描きしてるほうが授業への集中もしやすかったりするんだなぁ。

多分、絵を描いてるときというのは、言語的な思考はほとんど停止してるのです。
だから先生の言葉とか板書とかが、すんなり頭に入りやすい。
本を読んでたり文章書いていてはだめなのは、言葉同士がぶつかってしまうのね。
かといってすることがないと、それはそれでまたなにか考え始めてしまうので。
やっぱり頭で考えてる「言葉」と、授業で受け止める「言葉」がぶつかって、
気がついたら授業内容がすぽっと抜けてたり、してしまう。

というわけでお絵描きは授業への集中法なのです。……せんせぇごめんなさい(笑)

【6/16 読書記録:ちょー魔法使いの弟子/ちょー囚われの王子/マリア様がみてる・いばらの森】

6月21日

馬鹿にされることと恥をかくことが私の最大の屈辱。
じゃれあうような会話のなかでからかわれるのさえ、さらりとかわすのが難しい。
ハリネズミみたいだなぁと思ってたまに苦笑します。

過敏反応の、原因も判ってるつもりではいる。
昔の自己防衛機能をただひきずってるだけ。
でもそれが判ってても、なかなか改善できないから厄介なのですね。
もう少しおおきな人間になりたいです。

【6/20 読書記録:塗仏の宴 宴の支度/世界の建築(←なに買ってんだ私)】

6月23日

明日っからテスト週間です。
私はけっこう、成績に拘るほうなんですが。
でもそれは「Aが取れなきゃ嫌」ってのともちょっと違うのかと最近思う。
嫌なのは、実力以下の評価が出てしまうこと。
……これはなにも勉強に限ったことではないのだけれど。
やっぱりテストって客観的な「結果」だから。
私はもっとできるのに!! って思っても、言い訳にしかならなくなる。
それが悔しいから、出来るところまで頑張って、今出せる最高の結果を出したい。
他人に威張るためじゃなくって。自己満足したいからですね。

……しかし私の「最大限の努力」が決して「わき目もふらず」なレベルじゃないのが、
少々問題ですかねぇ(笑)絵、描いてるし本読んでるし。
ま、そんな人間です。いい加減、けっこうさ。

【6/22 読書記録:BASARA 17?〜23/塗仏の宴 宴の支度/週末のこいびと】

6月29日

で、明日でテスト終わりです(笑)
さすがにテスト期間中はこれ書けなかったなぁ。
おかしいな、今年楽勝♪ とか言ってたのはどこのどいつかしら?
ってまあ、きつかったのは月曜までで、すでに終わった気分なんですけどね。
レポート異常に少ないし、集中授業一日だけだし。

さて三年になって、古典ギリシア語の授業を取っています。
英語もスペイン語もまだ必修であるから、三カ国語同時進行というのはなかなかハードなんですが。
そしてなにしろギリシアです。世界一難しい言葉とか言われてる奴の、しかも古語。
もうそれはそれは死にそうに難しいです。
けどどんな言語でも、学ぶのは楽しいなぁ。
暗号にしか見えなかった文字列が、意味を持った言葉になる。この瞬間が、いいです。

花迷路
Akiary v.0.51