花迷宮放浪記 - Diary - 1999年03月

3月1日

だいぶ前のことだけど。
一緒に食事に行った友達が、そこのお店の人にごく自然に「ありがとう」を言ってた。
「どうも」って曖昧な台詞じゃなくて。きちんと笑って、ありがとう。
まだ二十歳だから、店員さんってだいたい年上で。
そういう相手に「ありがとう」っていう言葉を使うのはちょっと勇気が要る。
だからすごいなって思いました。

今、バイトしてて。お客さんが最後に「ありがとう」って言ってくれると、とても嬉しいんだよね。
もちろん、どうも、って言葉だって、何も言われないよりはずっといいけど。

ありがとうって、気負わずに、自然に使える人になりたいな。

【2/28 読書記録:Qualitiy Seasons/マリア様がみてる】

3月2日

3時間も寝てなくて頭ふらふら……。1限テストだったんですよぅ。
でも寝不足の原因は、3時までお絵描きしてたせいだろう。ふふふ馬鹿。

ひとに誉めてもらうのは、大好き。
好意を持たれてること、ちゃんと見てもらってることが、一番良く判るから。
嬉しいから、ちゃんと嬉しいって言うようにしてる。
そんなことないよ、って言うときもないわけじゃないけど。
過大評価されてるなら、それほど私は良くないって言うけど。
でも自分が頑張ってることとか、私自身のセンスとか。
そういうことを誉めてもらったとき、好きだよって言われたときは、
ありがとう嬉しいよ、ってちゃんと答えられる。
確かに日本には謙譲の美徳があるし。
自惚れは厭なものだとも思うのだけれど。
誉められたことを否定するのは、その人の判断を否定することにならないかな。

そして。誉められるのが嬉しいから、ひとを誉められる人間になりたい。
ひとの悪いところを見つけるのは簡単。
でもいいところを見つけるのだって難しいことじゃない。
口先だけの、社交辞令の誉め言葉なら厳しい批判のほうがよっぽどいいけど、
本当に心から、さりげなく人を誉められるようになりたいね。

【3/1 読書記録:マリア様がみてる(またか?)/同・黄薔薇革命】

3月5日

数日にわたる多忙&寝不足状態も、今日で何とか終わりそうです。
って、こう言ってる今現在まだテストひとつとレポートひとつ残ってるんですけどね(爆)。

どうも皆様と話してると、理系と文系(特に人文科学系)のレポート認識って、
かなり激しく違うんですね……。
私がいっつも足りない頭をひねってるのは、「なにを書くか」ということ。
レポートは大体がものすごく大まかなテーマしか与えられないので、
扱う題材から決めなきゃならない。これが苦手です。
でもまあなんとかネタを決めて、そしたら今度は資料収集。
ここでいかに良い資料をゲットするかも、レポートの出来に関わってくるから大変です。
たいていめちゃくちゃぎりぎりにスタートするものだから本読む時間も限られてるしね。
さてそうして資料がそろったら、今度はそれに「理論」を与えなきゃならない。
影響関係や原因・結果とかの関連性や、隠された意味や、象徴するものなんかを、
そこから見つける作業です。
これを、誰かが言っていることをそのまま使ったら盗作になってしまう。
ここはあくまでも発想とひらめきの勝負。
で、最後にそうやって出てきた問題提起→分析→結論の流れを、
文章にして註とか資料つけて、おしまい。
大体こんな流れで書いてます。つっても実際は、書きながら論を組み立てていることが多いけど。
まあここにわざわざ書くようなことでもない気もしますが、ご参考までにということです。

ただ量を書く、ていうことにはそう苦痛を覚えないのよね。
仮にも文章書き志望ですから。
問題は、書くに値する論、提出に値する論が自分の力で書けるかどうか。
成績のこともあるけどそれ以前に、駄目なものなんて書きたくないもの。
レポート出されるたびにぎゃーぎゃー言ってるのは、そういうことなんですね……。

【3/4 読書記録:YAWARA! 1〜4,6/Happy! 22/ドカベンプロ野球編 22】

3月11日

春って、なかなか来ないものですねぇ。

それでもだいぶ暖かくなっているので、最近はできるだけ歩くことを自分に課してます。
ダイエットとかいうよこしまな目的もなくはない(笑)ですが。
てくてくと歩いていると、いろいろなものが目に入ります。
自転車でかっ飛ばしていたら気がつかないようなものもたくさん。
たまのお散歩は、楽しいです。

【3/10 読書記録:イズミ幻戦記1〜3】

3月16日

ひさびさに夜中に黙々とワープロ(パソコンだけど気分的にワープロ)叩いていました。
一晩で、原稿用紙換算で15枚(約6000字)くらいは書いたかな。
時々こんなふうに、いくらでも物語が出てくる気になるときがある。
しあわせでした。……一夜明けると眠いんだけど。

3月17日

明日の朝一番で広島に帰省してきます。
今回は四泊の予定なので、まあ不都合は出ないでしょう。
……くっそー、もっと長々いたいのに……。

【3/16 読書記録:星を墜とすもの(上)】

3月23日

帰ってまいりました♪

ちなみに帰省中なにやってたかというと、
……………FF8……………(爆)
帰ったその晩に父が近くの本屋で買ってくれまして(っははは)
毎日プレステ三昧。いやえーと、友達と飲みにいったりもしたし、
家族の団欒もしたし朝寝もばっちりしてたんですが………
そんで四泊で28時間やってディスク3枚目突入てどゆことよ私?
でもだってプレステおとーさまのなんだもーん。もってけないんだもーん。
……と思ったら帰る日の朝「そこまでやったんだし本体ごと持ってけ」と許可でました。
ありがとう父(笑)そして弟も。
……よく考えたらこの二人差し置いて私が先にクリアする(←できるんかい)のって初の快挙かも。

んで昨日は宇宙でラブラブ(爆)シーンまでいきました。
……なんかさあ、こう、恥ずかしくなりません? こいつら。

【3/22 読書記録:禁色】

3月25日

洋服とか化粧とか髪型とかアクセサリーとか時計とか。
そういう、身につけるもの、身を飾るものは大好き。
外見だけで人の価値が決まるわけじゃない。
でも、外見が与える印象は大きいのも確か。
誰だって綺麗なものを見るほうが気分はいいでしょう。
努力と工夫で変えられる部分は、良くするほうが自分にも周りにもプラスになるよね。
もちろんそこにつぎ込む労力とその見返りのバランスが、
自分の価値体系の中でとれてないと無理がくるものだし。
外見ばかり気にして、中身を磨くのを怠るのはもちろん本末転倒ではあるのだけど。

「外見なんて気にしません」という格好も、それはそれで一つのスタイル。
外見にはそのひとの思想が出てくる、と思う。
外見で人を判断するなとはよく言うけれど、
好みとか、自分をどう見られたいかとか、そういう判断材料にはなってる。
そこにあるのがあくまで「用意されたもの」であることを忘れてはいけないのだけれど……。

私のことを言えば。
みっともないと自分で思う姿でいるのは、厭。
似合ってる格好を、したいと思う。
場所とか。立場とか。場面とか。造作とかスタイルとか、雰囲気とか。性格とか。実用性とか。
そういうこといろいろ考えて、その上で、私らしくいることを選びたいな。

【3/24 読書記録:禁色/紅茶王子・6】

3月30日

お引越しの準備をしています。
考えたら引越しは、たいして私には珍しい行事ではない気がする。
母のお腹にいるときと、2歳と、8歳と、13歳と、18歳で体験していることです。
転校もありました。2回。
といってもどちらもクラス替えの年の新学期からで、
劇的な「転入生」であったわけではないのですが。
そういうわけで「新しい場所に飛び込む」ということ自体には、
気がついたら結構慣らされている。
高校や大学へも環境の激変を伴う入学だったし。
しかしそれで一番身についたのが、自己防衛能力だってとこがなんか悲しいですが(笑)
そういう時はむしろとっとと周りに溶け込む処世術を学ばんかい、私……。

さてさて今度は、人間関係はそのままで住んでる場所が変わるという。
そう考えると、今までにないお引越しかもしれない。
ちょっと、わくわくしています。

追伸:金曜日にFF8クリア。クリアした「だけ」っちゅー気もするが。

【3/29 読書記録:星を墜とすもの(下)】

花迷路
Akiary v.0.51