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<1月7日>
さて、今日から迷宮放浪記も1999年に入ります(遅いよ)。
この「放浪記」、私は面倒なのでたいてい「日記」と呼んではいるのですが。
日記として書いているつもりは、実はないのです。
日記的な事を書くこともあるけど、それだって日記のルール守ってないもの。
日記は書きだめできるけど、それは私はやらない。
あくまでもその日、その時に書きたいことだけを書いてます。
だから時々日付が飛んだりもするのだけど……。
あと、必ず「読む人」の存在が頭にある。
まあそれは、ほかの公開してる日記も同じだろうと思ってますが。
私はエッセイって読むタイプじゃないんだけど、たぶんそれに近いのかな。
実を言うと読み物として書きつつも、
最初は「こんなもん読む人いないだろなあ」なんて考えていたものです。
ただ、自分が考えているいろんな事を頭の外に出してしまいたかった。
19歳や20歳の自分の思考をどこかにとどめておこうと思った。
それがいちばんはじめの動機でした。
思いのほかたくさんの人に定期的に読んでもらえてて、これは嬉しい誤算です。
読んだ時間が無駄にならないものを書きたい。
そう思っているので、これからもよろしくお願いいたしますね。
【1/6 読書記録:アレクサンドライト6・7/ちょーテンペスト/ちょー海賊/ウェディングドレスに紅いバラ】
<1月11日>
発表を片づけて、肩の荷がひとつ下りました。あと二つあるけどな今月。
結構力注いでやったわりに反応なくてなんか淋しい。
いや、突っ込まれたらそれはそれで困るんだ……。むー。
しかし「日曜昼に起き出してぼへっとふしぎ発見のビデオ見つつ昼ご飯食べて、
図書館行ってパソコンいじってレジュメの構想練ってたらすっげえ頭痛が痛くて(←思わず錯乱)、
しゃーないからベンキョやめてパソまたいじって(馬鹿)おうち帰ってフィギュア見て、
日付変わるまでやっぱり頭痛くてベッドでごろごろしてそれからカラーイラスト一枚仕上げて、
3時ごろから6時すぎまでレジュメ書いて、9時まで仮眠して、朝ご飯にしてガッコ行って、
昼休みまでに更新してレジュメ書き上げてパン食べて、
345限と授業片づけつつ(寝なかったぞ授業中)レジュメ印刷して、6限にて発表。」
……ってゆう二日間ってやっぱり壊れてるわねえ。(遠い目)
しかも現在午後8時で部屋にも戻らずパソ作業中……。とっとと帰ればか。ってか。
さて話はころりと変わる。
近所の本屋で日本ミステリのちょっとしたフェアやってるんだけど。
京極夏彦妖怪シリーズのアオリがなんか妙でいい。
鬱病作家。これ基本。美貌の変態探偵。まあ思いつく。しかしだ。
「古本屋兼神主兼陰陽師の京極堂こと中禅寺秋彦が(中略)渋々活躍」
……しっ、しぶしぶかつやく! いいですよこのセンス! とってもそのまんま!
いかしてるぞブック○ーン!
<1月13日>
「大丈夫?」っていう言葉。
誰かが気分悪そうとか、怪我したとか、落ち込んでるとき、ついいってしまう言葉。
でもときどき、あんまり安易にこれを使う自分がなんとなく嫌になる。
どう見ても大丈夫じゃない時だって多いし、
それでもこう訊かれたらやっぱり「うん大丈夫」って言っちゃうでしょう。
そうしたらそのことについてはそれでおしまいで、
痛さとかつらさとか、話せなく訊けなくなってしまうときがある。
「あ、私間違ったな」。って思うのがそういう時。
でもね。なんにも言わないでしらんぷりすることに比べれば、
「大丈夫?」っていうのはとてもあったかい。
私はあなたのこと気にかけてるからね。そういうサインに、なってるから。
【1/12 読書記録:ニキータさんとこの本2冊/神風怪盗ジャンヌ2】
<1月16日>
サウス2月号の巻頭カラーにやられました。……ほほほ。
<1月19日>
良い文章、なんてものが、たったひとつだったら嫌だな。
中身と、目的と、読まれる「場所」と、読み手と、それぞれに応じて良いものなんて変わってくる。
文章は「内容」を伝える手段ではあるけれど、伝わればそれで良いってものでもない。
特に小説やエッセイっていう「読み物」なら、
同じことを言うのでも語り口のぶんだけみんな違うものになる。
中身と雰囲気とぜんぶまとめてその「文章」に、なるのだ。
難解な言い回しとか、レトリックとか、そういうものはそのためにあるのでしょう。
そういうものを、「連絡」の場面に持込むのは当然非常識だけれどね。
せっかく今まで培われてきた美しい言いまわしを捨てちゃうのはあんまりもったいない。
けど、それが場違いになる場面も、かなり存在してる。
そういうことです。……私にとっての戒めなんですけれども。
(高校時代小論模試で「小論に比喩表現はいらない」と評価されて根に持ってるやつ)
ちなみに16日ので言ってるのはなるしまゆり「原獣文書」です……いやはやもー(謎)。
【1/19 読書記録:物語イギリス人/雑誌コバルト】
<1月25日>
ある本を読んで以来だろうか。
扉を閉めるときに後ろを振り返る習慣がだいぶ、ついた。
押して入る扉は、手を放せば後ろに戻るわけでそれは当たり前なんだけど。
その時すぐ後ろに人がいたら、その人は戻ってきた扉を受け止めないといけない。
重たい扉だったりすると結構、痛い目を見たりもするのよね。
だから、ちょっと後ろを見て。
人が来ていたら、そのひとに扉を押さえていた手をバトンタッチしてから行く。
ひっぱる扉なら、開けたところで振り返って後ろの人に先に通ってもらう。
こういうのは友達といっしょに行動してるときなら、考えなくてもやってることのはず。
それを面識ない相手にもやれるようになればいいだけの話よね。
もちろん偉そうなことを言ってる私だって、100%出来てるなんて言えない。
だからこそここで、自分で自分の言質を取っているわけだ。
親切ってほどのことでもない。マナーのひとつだと思う。
本当はこういうことは、「やってます」なんて公言しないほうが格好いいのだけど。
意識もせずにごくごく自然に、身についてる人だっていると思うし。
でも言ってみました。ここで言うことなんてみんなそんなものだしさ。
【1/24 読書記録:ちょーテンペスト/学校に行けない子ども】
<1月26日>
教員を目指すか目指さないか、最近それで悩んでいる。
「教師にだけはなりたくない」って言う友達も知ってるけど、私はそうは思ってない。
でも教師がわたしの天職だなんてことも思えない。
教職の授業はそれなりに面白いし。
学問でなくてもっと現場に近い教育問題というものに、興味はある。
人にものを教えることも嫌いじゃない。
でも理想に燃えて「私は教師になって教育を変える!」なんて言えない。
しかし片手間に勉強してて受かるほど、社会科教師の採用って甘くないよなあ。
……で、一番やばいな、って思うのは私の「馬鹿は嫌いなのよ」って性格なんですが。
【12/25 読書記録:世界人名ものがたり】
<1月28日>
最近寝てばっかり。血圧低いせいか? たちくらみ連発だし。
椅子に(レジの椅子だ・笑)座って本読んでて、
本替えに立ち上がるとくらっと来るのってなんかやだな。
しかし血圧の低さと鼻血体質って普通並立しないもんだと思うんだが……(笑)。
【12/27 読書記録:沖縄の民俗文化/石迷宮/グラビテーション5・7/バジル氏の優雅な生活1】
<1月29日>
面と向かって、直接に、相手を批判するということはなかなか苦手です。
価値観というのは違うものだから。
私がただしいと思っていることが相手にはただしくないことなんかざらだから。
「そのこと(批判したい対象の行為とか考え方とか)」を良いと思わない私のほうが少数派で、
その人の行動のほうが常識なのかもしれない、なんて思っちゃうとね。
いたずらに相手を傷付けるだけのことになるかもしれないじゃないかとか。
小心者なんですね。情けないけど。
知識とか。公序良俗とか。私がはっきり「間違ってる」と判ることなら、
親しい相手にならそれは言えると思う。
でも価値観のからむ問題はね。
ボーダーラインというのは人によって違うものですから。
自分を高い規範で律することは評価されてしかるべきだと思うけれど、
他人にそれを求めすぎては良くないでしょう。
私は多分、自分のものの考え方が多数派にいる自信がないのです。
どうも私はなんか変らしい、という気持ちがずっとある。
少数派であること自体を恥じるつもりはないし、変わってると言われるとむしろ喜んでしまうけど。
私がくだす評価は「常識的」ではないこともあると。
そういう思いがあるから、客観的判断というものには自信がない。
いえるのはだから「意見」。「思い」。「決意」。そんなものだけ。
……卑怯でしょうか?
【12/28 読書記録:Papa Told Me1〜5/紅茶王子1/サンクス ア ミリオン】
<1月31日>
尊敬するひとはと尋かれたら。
迷いなく両親と答えられる。
それがとてもしあわせ。