ソードワールドオンラインセッション リプレイ(もどき) 第5回

2005/5/7

改めまして、自己紹介

ソードワールドオンラインTRPGセッション、第5回。今回のシナリオからプレイヤー2名が新規加入となりました。
まずはプレイヤーの自己紹介から。

文月 全員揃ったところで、あらためて自己紹介しましょうか。

 敏捷度順に?(笑)

桂木 一番最後だ♪

まる では、敏捷度順にお願いしましょうか(笑)

まる まずは、私から。GMをやらせていただいています、まるです。不手際ばかりでご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。……ふと気が付いたらGMになってました(笑)

 (笑)

まる氏はもともとはプレイヤーとして参加しています。
最初のGMさんがしばらくお休みとなったので、唯一のGM経験者であった彼に、代行の白羽の矢が立ったのでした。

穂高 「ジリたん」ことジリィーの穂高です、初心者なのでよろしくお願いします! で、お次の方、フラムかな? どうぞ!

 ええ、穂高さんの自己紹介、それでいいんですか!? まだ続くんかと。

穂高 ネタない人間なんで(笑)

 嘘だ。それは嘘だ。

文月 それは突っ込みどころ?

 

 ソーサラーのフラムやってます。茅です。ソーサラーとして高い知力と適当な敏捷度に恵まれた……のに、精神力11! パーティの一番下!(泣笑)

文月 大丈夫、精神力9が来たから。

桂木 もっと下ができましたよ!

穂高 うぐっ……。(←ジリィーの精神力は9)

 あ、そうだった。でも生命力10は一番下のはず。エルフのシリルより下やもん。そんなわけで皆様、このパーティに古代語魔法は期待しないでください。

彩根 使い魔が出来るまでの辛抱ですよ。頑張りましょう、古代語魔法。

 

文月 エルフのシリルをやってます、文月です。今まではシーフメインのロールプレイでしたが、4レベルシーフのジリたんが加わってくれたので、今後はシャーマンでがんばりたいと思います。

まる サブマスター的なことをお願いしたりもしてます。

文月 時々ウラから指令が飛んできます(笑)

 

彩根 プリーストのビルギットやってます彩根です。メンバーが増えてちと緊張してますが、よろしくお願いします〜。

 

桂木 ファイターのルカスをやらせていただきます、桂木忍です。よろしくお願いします! キャラクターはそうでもないですが、プレイヤーは敵を殴ることしか考えてません(笑)

目指せ、魔法の武器防具

さて今回、今後この街で入手可能な魔法の武具を決定することになりました。
GMの提示した武具に、PLからリクエストのあったものを加え、それぞれの必要筋力をダイスで決めることに。
まずはハード・レザー・アーマーです。これは2つ存在するということで、2回振りましたが、

穂高 (ころころ)5。2回目、(ころころ)……。

桂木 同じかよ!(笑)

2回とも同じでした(ちーん)。
しかもちょっと軽すぎでした。(ジリィーの筋力は14。シーフなので必要筋力7の防具が最適です)残念でしたー。

続いてはシーフ御用達武器、ダガーです。

文月 (ころころ)うっ……。5。

桂木 おー!(拍手)

彩根 凄い凄い。マックスだね。

桂木 って、シリルには使えんのか(笑)

ダイス目としては最高値なんですけどね。でもシリル(文月)の筋力は8。シーフの能力を生かすため、必要筋力4の武器までしか持てないのです。というわけで、これはフラム行き。
その代わりに茅さんがもう一本、ダガーを振りましたが、今度は2。ちょっと軽すぎです。

さて、続いてはビルご希望のヘビー・メイスと、ルカスご希望のバトルアックス。

彩根 (ころころ)11。やった鈍器狙っていこう(笑)

桂木 (ころころ)おおおおーーー! 18!

ビル(彩根さん)は筋力11。ルカス(桂木さん)は筋力18。おみごと、ピッタリ賞。

ほかの武器防具は残念ながら重すぎたり軽すぎたり。
彩根さんと桂木さんは魔法の武器購入が新たな目標になったようです。がんばってお金をためようね。
ちなみに桂木さんはラメラーアーマーで最高値の筋力22を叩き出し……

桂木 こんなラメラーアーマー、貧弱なカストゥール人の誰が着たってんだ!

 きっと装飾用として……(笑)

彩根 装飾品ですよ、きっと。

桂木 自分のダイス目が憎い。

穂高 いい方向で憎いならえぇやん!(笑)

桂木 でも、ここでいい目を出したせいであとでショボくなるんだぜー。

不吉な台詞言わんとってください。
続いてのお買い物タイムも終了。精神点に不安のあるルーンマスターたちは前回の冒険で貯めたお金を使って、魔晶石やスクロール、コモンルーンを買い込みました。

さあ、いよいよシナリオスタートです。まずは登場キャラクターをご紹介。

ルカス=ウィールド (人間/ファイター4レベル、レンジャー1レベル、セージ1レベル)
学者の家に生まれたけど知力9。お馬鹿な自分に見切りをつけて家出した、いけいけ猪突猛進ファイター。
筋力18、打撃力31。敵をガツガツと屠る、パーティの主戦力として期待しましょう。
偶然通りすがりのハーフエルフを助けたことがきっかけで、ジリたん(ジリィー)に追っかけ回されている、純情一途な18歳。
器用度:16 敏捷度:12 知力: 9 筋力:18 生命力:14 精神力:14
(プレイヤー:桂木忍@【Daybreak】)

ジリィー=ショーウェン (ハーフエルフ/シーフ4レベル、セージ1レベル、ヒーラー3レベル)
ハーフエルフの妖艶美女シーフ。ルカスにぞっこん惚れて追いかけているストーカー、もといラムちゃん(本人談)。一人称は「うち」。
器用度と敏捷度が群を抜く、待望の専業シーフ。なんと回避は+8。蝶のように舞い、蜂のように刺す姿が目に浮かびます。
得意技はお色気攻撃の20歳。
器用度:21 敏捷度:21 知力:17 筋力:14 生命力:14 精神力:9
(プレイヤー:穂高あきら@【novelism】)

ビルギット=ロウ (人間/プリースト3レベル、バード2レベル、ファイター1レベル)
芸術と運命の神ヴェーナーの神官……だが、本人のアイデンティティはむしろ吟遊詩人にあるらしい。いつでもどこでもマイペース、おいしいものがあれば幸せな、魔法の使えるグラスランナー。
安定したダイス目を誇るが、安定しすぎていてあんまり話題にならないのがなんだか悲しい。
共通語は読めなくてもゴブリン語とフェアリー語は喋れる22歳。
器用度:15 敏捷度:13 知力:9 筋力:11 生命力:15 精神力:16
(プレイヤー:彩根耕二@【道化師の図書館】)

フラム=プファイル (人間/ソーサラー2レベル、セージ1レベル、シーフ1レベル、レンジャー1レベル、ハンター3レベル)
技能コレクターな火の玉娘。大事なところの判定で1ゾロを出すのが得意技。
ハンター出身の為か、シーフやレンジャーの技能ばかり出目がいい。シーフとしての潜在能力はジリたんより上かもしれない。
精神点の低さを嘆いているが、3レベルになればだいぶ楽になるはず。がんばれ。
そろそろ武器構えて前線に出るのは控えて欲しい20歳。
器用度:14 敏捷度:16 知力:18 筋力:13 生命力:10 精神力:11
(プレイヤー:茅@【茅葺き屋根の家】)

シリル=フェイ (エルフ/シャーマン3レベル、シーフ1レベル)
人間と言っても誰も疑わないだろう能力値のシャーマン兼シーフ。金にこだわる性格と口先のごまかしテクを買われ、パーティでは交渉役を担当する。なんだか最近耳もちょっと丸いかもしれない。エルフの装甲にシーフの制限が加わり、前線に立つのはいつも命がけ。
老若美醜問わず女性と見れば態度が変わる105歳。
器用度:19 敏捷度:15 知力:17 筋力:8 生命力:11 精神力:17
(プレイヤー:文月夕@【花迷路】)

カルロ (NPC・人間/ファイター4レベル、プリースト1レベル)
防御ロールの出目が異常に高い、当てても通さない重戦士。比例して自分の攻撃も当たらないので、戦乙女(ファナティシズム)がおともだち。
実は敬虔なチャ・ザ神官でもあるが、パーティのほかの誰もがそんなことは忘れ去っている様子。彼のプリースト技能はもっぱらラックとトランスファーのためにある。
極度の酒好き。普段は大抵酒を飲んでいるか寝ているかしかないので、宿での存在感がどんどん薄くなってきた。
かつて飲んだ幻のSAKEを捜し求める25歳。
器用度:9 敏捷度:9 知力:16 筋力:17 生命力 17 精神力:16

それでは、はじまりはじまり〜。

さようなら、カルロ

GM さて、前回の冒険から一週間後。カルロ君は傭兵団の団長から招集がかかってしまい、そちらに連れて行かれることになりました。

GM/カルロ 「すまない、みんな。恩義のある先輩なんで、断れないんだ」

シリル 「残念ですが、仕方ないですね」

フラム 「SAKEは……諦めたわけじゃないよね?」

GM/カルロ 「まあ、向こうでもSAKEの噂が聞けるかもしれないしな」

ビル 「うーん、東に行くんだっけ? お土産頼むよ、食べ物で」

シリル 「道中のお供にどうぞ。いつも取り上げてばかりでしたからね(笑)」とワインをあげましょう。

GM/カルロ 「おお、ありがとう。では、この前に買ったカンタマの指輪は返しておくよ」

フラム 「寂しいー。寂しい、寂しいー、寂しい(駄々っ子)」

GM/カルロ 「フラム、別れがあれば、また新しい出会いもあるさ」

GM といって、去っていきます。

ビル 「運命神の加護がカルロにありますように(祈り)」

フラム 「うー」

シリル 「仕方ありませんよ、フラム」

フラム 「またね。どっかで死なないでね……」

さらばカルロ。もうどつき漫才もできないかと思うと、ちょっと淋しいですね。

敵は巨大アリ!?

カルロとの別れから、さらに一週間。戦力が足りないので依頼を受けることもできず、冒険者の宿でうだうだしているパーティのもとに、ブルーム卿からの使いがやってきました。
ブルーム卿は趣味で冒険者の後援をしている貴族。まだ若い(30代くらい)のですが爵位を継いでおり、どうやらかなりの資産家のようです。
パーティも最初の冒険を提供してもらい、その後も何度かお世話になっています。

GM あなたたちは、ブルームさんの館に通されます。

GM/ブルーム 「君たちに来てもらったのは他でもない。実は、うちの娘が病気なのだ」

シリル 「それはいけない。重いのですか?」

GMブルーム 「最初は、眠いといっていただけだったのだが、次第に眠りにつく時間が長くなっていき、いまでは一日の大半は寝ているのだ」

GM 今の話で病気に心当たりがあるか、セージ+知力でチェックしてもらえます? 目標値は11です。

これは全員、分からず。

ビル 「うんうん、寝る子は育つよ?」

フラム 「病気のことはよくわからないのですが……」

GMブルーム 「医者に見せたところ、『眠り病』という病気らしい。八方手をつくして、調べたところ、あまり知られてはいないがこの病気には特効薬がある。巨大アリの卵なのだ。生ものなので、1週間程度しかもたないため、ここらでは売っていない」

フラム 「4レベル神官はベルダインにはいないのかしら?」

GM えーっと、キュアー・ディジーズによる回復は治癒値の2倍だから、結構難易度が高いよ。

フラム 神官じゃないからフラムは知らないかもねぇ。

ビル 「少なくともヴェーナーは当てにしない方がいいよ」

フラム 「ん、そうなの?」

ビル 「うん、僕がいうんだから間違いない。病人が運ばれるの見たことないし」

フラム 「すごい説得力(笑)」

シリル 「では、その卵を手に入れるしかないということですね」

GMブルーム 「その通りだ」

シリル 巨大アリについてPCは知識あるのかな?

GM セージチェックしてもらえます? ……13なら大丈夫ですね。フラムは知ってます。

フラム 「あー……なんか兄ちゃんが畑にそんなもんが出たとかいってた記憶が……」

GM こんなもん畑に出たら人死にが出るぞ。一番弱いアリでホブゴブリン相当なのに。

フラム うちのにーちゃんはファーマー技能高いからなんとかなったのかも〜(笑)

GMブルーム 「ところで、前にいたファイターはどうしたのかね?」

シリル 「ええ、実は彼は元いた傭兵団に戻ってしまいまして」

GM/ブルーム 「それは困ったな。では、こちらで腕の立つ戦士を探してみよう。宿に手配するので、しばらく宿で待機してもらえるかな」

フラム (こそこそ)「この依頼、断ろう? このありさん相手は、下手したら古代語魔法も精霊魔法も使えなくなる」

シリル (さくっと無視して)「そうしていただけると助かります。小さなレディをぜひお助けしたいですから」

フラム 「う……受けるの?」

シリル 「……だめですか?」 悲しい顔でじーっとフラムを見つめます。

ビル 「ううっ、僕がもう少しだけ神の声が聞けたら話は早いのにねぇ(汗)」

フラム 「うう……人助けとはいえ、できれば受けたくない〜」

シリル 「すみません。できるだけお守りしますから、フラム」

モンスター・データを参照したフラムはかなり不安なようですが、とりあえず依頼は受けることになりました。
…… そうしてもらわないと話が進まないしね(笑)

新ファイター登場

ブルーム卿は、時々仕事を依頼しているフリーのファイター、ルカスに使いを出します。
ちなみにジリィーはルカスを追っかけてそのへんをうろうろしているようです。

ルカス 「呼びましたか?」

GM/ブルーム 「うむ。かくかくしかじか」

ルカス  一応、セージなので病気とかモンスターの判定していいですか?

GM どうぞ。

ルカス (ころころ×2)

GM 両方成功です。

ルカス えっ……! オレ、学者辞めなくて良かったんじゃっ(笑)

GM おうちの教育がモノをいったようですね。

ルカス 「それは、大変な事になってますね」 とか言いつつ、内心うきうき。「判りました。任せてください」 気が合うといいなあ……。

GM/ブルーム 「というわけで、この宿に向かってもらえるかな」

ルカス 「ブルームさんからの使いだと名乗ればいいんですね?」

GM/ブルーム 「ああ、向こうの冒険者にも伝えている。名はフラム、シリル、ビルギットという」

ルカス 「ええと、フラなんとかと、シリなんとかと、ビルなんとか……ですね」

GM/ブルーム 「……少々不安だが、そのとおりだ」

冒険者の宿のフラム 3文字くらい覚えてくれ〜(笑)

GM/ブルーム 「娘の命がかかっている。よろしく頼むぞ」

ルカス 「はい! じゃあ、早速!」

先行き不安な新パーティ結成

冒険者の宿<金花亭>では、依頼を受けたくないので拗ねているフラムを、ビルとシリルが一生懸命なだめていました。

ルカス ばーん! とドアを開けて、と。「ブルームさんのトコから来ました戦士のルカスです! えーっと、フ……フラなんとかと、シリなんとかと、ビルなんとかの、三人組さん、どちらですかね?」

GM/マスター 「ああ、奥のテーブルでぐだぐだやってるよ」

ルカス じゃあ、奥のテーブルを見よう。

GM 神官風の男と、エルフと、杖を持った女性がいます。

フラム フラムさんテーブルに突っ伏してふて寝状態。

ビル ビルはフラムをなだめながらお昼ごはんをむっさ食べてる。

シリル シリルもいっしょけんめフラムをなだめてます。

ルカス ……何か、やる気なさそうに見えるんですけど。「ブルームさんから依頼されてきました、ルカスです! よろしくお願いします!」

シリル 「こちらこそ。精霊使いのシリルといいます」 にこやかに。内心:よし、盾確保。

ビル 「僕は詩人のビルギットだよ。よろしく〜。お嬢、いつまでもグジグジしてないで、ほら挨拶挨拶」

フラム 「よろしくお願いします。名前はフラム。魔法使いの卵なの」

ルカス 握手を求めてみようかな。誰が答えてくれるかしらんけど。

シリル とりあえず礼を失しないくらいは応じますよ。

ルカス じゃ、手を握って、ぶんぶん振り回そう。

ビル あー、元気そうな人だねーって朗らかに眺めてる。

フラム 元気な人だなーと思って見てる。

シリル いや〜な顔をしつつ握れらてます。

ルカス そんな目で見られている事には気付きませんとも。

シリル (なんだかまた頭の痛いタイプが来ましたね……) 「ええと、依頼内容については聞いていらっしゃる?」

ルカス 「もちろん、これこれこう言う病気で、治すためにこれこれこう言うモンスターの卵が必要なんですよね!」

シリル 「そうです。では早速支度をして出かけましょうか?」

ルカス 「オレはいつでも準備万端(^^)」

とか言っているところに、ルカスを追っかけてそのへんをうろうろしていたジリィーも登場。

ジリィー いきなりルカスに抱きつきます。

ルカス 「ひゃあ!」

ジリィー 「や〜ん、ルカス! こんなところで会うなんて奇遇! 運命? やっぱり運命!?」

ルカス え、背中からですか?

ジリィー 横から胸が当たるように(笑)

フラム 戦士に背中から向かうと切られますよ?

ビル 不意打ち判定に成功したんでしょう(笑)

ルカス 「わー、偶然ですね〜」

ジリィー 「や〜ん、恥ずかしがっちゃって、もぅv ……って、このヒトたち、誰?(特にフラムを見て)」

ルカス 「あ、お仕事を一緒にする、仲間の皆さんです!」

シリル びっくりしてたけど気を取り直して、「こんにちは、レディ。こちらの戦士のお仲間でいらっしゃる?」

ルカス 「違いますよー! このひとは、えーっと、ジ、ジ……」

フラム 「ジーさん?」

ジリィー とりあえずフラムをにらむ。ついでにルカスもにらむ/笑) 「仲間っていうか、なんていうか……ねぇv」

ルカス 「知り合いですよね(^^)?」

シリル 「おや、恋人でいらっしゃるのかと思いましたが」

ルカス 「そんなわけないじゃないですかっ!」 あくまで朗らかに。

フラム 「その耳……あ、もしかしてハーフエルフの方? わー、私、ハーフの方を見るの初めて! エルフならウチのパーティにもいるんだけど」

ジリィー 耳のことを言われてシリルを見る。「へぇ〜……うちもこんなに男前なエルフに出会ったの初めてだわ」 恋人って言われたので機嫌いい。

シリル 「光栄ですね。あなたもお美しいですよ、レディ」

ルカス その会話を聞いて、ジーさんはこのエルフさん気に入ったのかなーとか思ってる。「えーっと、ジーさん。この男前エルフさんに誤解されるから離れた方がいいよー(^0^)」と、突き放そう。

ジリィー 「うぐっ……」 誤解じゃないんだけど!

フラム なんだかちょっぴり気の毒な笑顔でジリィーさんを見てみる。苦労してるんだろうなぁ、こういう純粋(?)な人に惚れると(笑)

ジリィー フラムの視線がライバル宣言に見える。こんにゃろう、と宣戦布告でとりあえず笑いかける。

フラム わー、きれいな顔で微笑まれたのでなんだか嬉しい。

GM は、はなしがすすまんー!

フラム 諦めてください、GM。

全員集合してテンション上がりまくり。なんだかいきなりすごい人間模様です。がんばれGM。

ジリィー 「で、何、どこ行くの? ルカスも行くの??」

ルカス 「うん、これこれこう言う病気で恩人の娘さんが苦しんでるから、これこれこう言う魔物を倒しに行くんだ」

ジリィー 「今すぐ行くの?」 ルカスをじ〜っと見つめてから一同にも聞いてみる。

ルカス 「うん。行くよ」

シリル ジリィーの装備を見て、「あなたも冒険者でいらっしゃる?」

ジリィー 一旦、ルカスから離れてお約束に髪をかきあげてみる(笑) 「えぇ。ジリィーっていうの」

ルカス 「あ、そうだったんだ」

ジリィー ルカスの今の台詞はジリィー・フィルターにかかって聞こえてません。

ビル 「ねえ、ルカスの知り合いの冒険者さんなら一緒にきてもらった方が良いんじゃない? 戦士の背後取るなんて、なかなか腕は立ちそうだよ?」

フラム 「そうみたいねー。あ、ねぇ、シリル。そういえば、今回私たち報酬の話、してないわよね?」

シリル 「あ、そうですね(ぽむ)」 女性の危機が絡むと金銭感覚とかすっとびますから。

ルカス ルカスも名前を覚えられるくらいの恩人のコトなので報酬気にしてません。

GMがんばりました。ちゃっちゃと依頼を進めるため、ブルーム卿の使いを登場させます。

フラム 「……わかった。依頼人に女性が絡む場合は私がしっかりしなきゃいけないってこと、自覚した。じゃあ行きますか?」

ビル 「うんうん。善は急げだよ」

ジリィー 「ルカスが行くならついて行く!」

ルカス 「あ、来るんだ」

ジリィー 「もちろん♪」

この道中、シリルがあてにならないと見て、フラムはジリィーにこっそりと報酬交渉を頼んでいます。パーティにまだ正式参加してないシーフに交渉任せるって、よく考えたらすごい心臓だな、フラム。
さて、一行はふたたびブルーム卿の館へ。

GM/ブルーム 「お互いに一緒に仕事できそうかね」

ルカス 「はい。何か、いい人たちっぽいです!」

ビル 「うん、何の問題もなさそうだよ」

シリル 「……いまのところ特に大きな問題はないと思います」

ルカス プレイヤー視点から見ると、テンションに差がありすぎる気がするけどね(笑)

GM/ブルーム 「では、改めて説明させてもらえるかな。ジャイアントアントの巣を冒険者に探してもらったところ、ベルダインから5日程度歩いたところに巣があることが分かった。君たちに一人ずつに馬を貸すので、急いで行ってもらいたい。報酬は7500ガメル、前金で2500ガメル渡そう。道中の宿代などの必要経費もこちらで負担しよう」

ルカス 「はい!」 とか、勝手に答えてしまう(笑)

ジリィー 即答かい、ルカス。

ルカス だって、報酬いくらでも行く気だったから。

GM/ブルーム 「他に何か必要なものがあるかな」

シリル 「……いいですか、フラム?」(さっき怒られたからちょっと慎重)

ジリィー (ちらっとシリルとフラムを見る)

フラム 「……私たちが失敗することを前提に、一応別の手も打っておいてください。ご息女の病気が進行してはいけませんから」

GM/ブルーム 「うむ。そのつもりではいるが、手錬の冒険者となると人数が限られるのだ。君たちには期待しているよ」

シリル 「ご期待にそえるよう、全力を尽くします」

ルカス 「あ、行く前に聞きたいんですけど、巨大アリが何匹居るかとかは、知らないですかね? やっぱり」

GM/ブルーム 「うむ。そこまでは分からなかった。」

ルカス 「そうか〜。でも、クイーンが居るなら下っ端も居ると考えて……」 いいんですよね?(笑)

フラム 「女王アリを守るために何匹かいる……はず」

GM/ブルーム 「頼んだ冒険者は、巨大アリを数匹倒してところで、力尽きて撤退したのだ」

フラム ひ〜。

ジリィー ジリたん、病気と巨大アリに関してはルカスから全部聞いたことにしてもOK?

GM OKです 。

ルカス ジリたんも判定したらどうですか?

ビル 経験点のチャンスでもありますな。

ジリィー 経験点のチャンス、って不吉な。(ころころ×2)

ルカス 知ってるじゃん!(笑)

ビル 「ちょ、お嬢。この人たち賢いよ(汗)」

ジリィー 知らないフリしないとルカスが可哀想じゃん!(笑)

シリル ルカス、そんなこと知ってるなんてすごいのね〜とか褒めてるんですね。

ルカス その同情が余計にルカスを傷つけるよ!

ジリィー 大丈夫、そんなことで傷つくほどルカス賢くないから(笑)

ルカス、ジリィー、双方セージチェックは好調。
…… うん、このときまではね。

フラム 「あ、そうだ。カウンターマジックのコモンルーンがあるんだけど、ルカスかジリィー、どちらか使う?」

ルカス 「オレ、使ってもいいよ」

フラム 「(じっと少年を見る)……素早さでいえばジーさんにお願いしようかなぁ」

ルカス 戦闘中に使うとしたら、断然ジーさんだよね。

シリル でも3人にかけたらジリたん気絶ですよ。

ジリィー ルカスに頼まれれば気絶するまでやりそうだよ、このハーフエルフ。

ルカス やるな。足手まといだ。

ジリィー その台詞、体を気遣ってくれているのだと勘違いするよ、きっと(笑)

ルカス あ、普段ジーさんが持ってて、戦闘前に使う機会があったらルカスが借りて使えばいいんじゃん?

フラム じゃ、一応ジーさんにあずけておいて、いざとなったら貸し借りする、と。

ルカス 「いざって時はよろしく(にこっ)」

フラムは出かける前に学院でオーク用の樫の枝をもらってきました。これがまさかあとであんなに大活躍するとは……。

荒野にひそむもの

ドタバタしつつもなんとか出発。ジリたん、なし崩しにパーティーメンバー入りしてます。
問題のアントの巣までは、馬だと街道を1日、荒野を2日の距離です。初日は街道の町に宿を取り、何事もなく経過。
2日目の夜は野宿になります。レンジャー持ちの主戦力、ルカスとジリィーを中心に、パーティは前半組と後半組に分かれて見張りを立てました。
当然ジリィーは不満げですが、ルカスによろしくと言われると逆らえないのが恋する乙女というもの。

ジリィー 「ルカス、何かあったら絶対に起こしてね。うちを真っ先に起こしてね!!」

ルカス 「うん、期待してるよー」

前半の見張りの担当はルカスとシリル。
ここでおもむろにGMがダイスをふりはじめました。

GM (ころころ×4) ふむ。

ルカス なんかいっぱいダイス振ってる!

GM では、ルカスとシリル。不意打ち判定をどうぞ。

シリル (ころころ)7。

ルカス (ころころ)9です。

GM 不意打ちは、なし、と。

シリル ないけど戦闘はあるのね……。

ルカス あるでしょうね(笑)

ふと気づくと、パーティは体長50cm位の大きな蛙たちに取り囲まれていました。その輪の外には、体長3mの蛙までが……

ジリィー ぎゃ〜……ビジュアル的にイヤすぎ;

ルカス 「うわー、皆、起きろー」とか叫びつつ、武器を構える。

GM というわけで、セージチェックをどうぞ。……では、ルカスは、ポイズン・トードとジャイアント・トードと分かります。シリルにもポイズンのほうはわかりましたね。

ルカス わー。

GM ちなみに、ポイズン・トードは10匹。

ルカス ぎゃー。

GM ジャイアント・トードは一匹です。

シリル うわー。

GM 10匹で周囲を取り囲むように迫ってきます。で、この時点で、全員起きていいです。起きた人からセージチェックをどうぞ。

ルカス とりあえず、トードはザコだからみんなたのんだー!

フラム GMの鬼ー。なんで今回絡みつき攻撃する敵ばっかやねん〜。

ジリィー 「や〜!! カエル嫌い〜!!」(ころころ)……9と14で両方わかった。

ルカス 嫌いなだけに、詳しいですね(笑)

ビル 両方失敗。「カエル? なんかでかいけど、僕寝ぼけてる?」

フラム 「ちがーう。でかいから倒すのー!」 ビルの耳元で叫びます。

ジリィー 「来ないで来ないで来ないで来ないで〜!! ル〜カ〜ス〜、カ〜エ〜ル〜(涙目)」

GM ほい、では戦闘を始めますね 。

さあ、このパーティでの初戦闘です。ルカスのバトルアックスが唸るか!?

第一戦 VSカエル軍団 「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が〜」

1分とかからず戦闘終了。気の毒なジリたんは大嫌いなカエルに飲み込まれそうになってしまいました。もう涙目。
ルカスは3匹を狙った薙ぎ払いで1匹しか倒せず。ボス格のジャイアント・トードはみごと撃破したものの、撃墜数ではシェイドまとめ撃ちのシリルに遠く及びませんでした。
ザコ動物相手だとシェイドの効果は抜群ですね。

フラム 終わったー。寝なおそ。ごろり。

ジリィー 「カ〜エ〜ル〜の〜う〜た〜が〜(現実逃避中)」

ビル 「とりあえず、ジーさんにキュアー。あと、サニティ(笑)」

ジリィー 「ありがとう、ビル……恩に着る、しばらく恩に着る」

ルカス 「どうしようか、この気絶したの。毒ガエルだから食べられないよね。モンスターだし、全部とどめさす?」

シリル 「そうですね。殺して埋めてきましょう」

ジリィー 「うち、近寄らんから!」

シリル というわけで、殺して回ります。

GM ざくざくざく。

シリル ぷちぷち。

ルカス いや、殺す前に運ぼうよ。血まみれになるよ!(笑)

シリル あ、そうですね。穴掘って投げ捨てて火をつけると早いかな?

ルカス そろそろ見張り交代じゃないかなあ? と思いつつ、穴を掘る。

カエルを埋葬(あるいは虐殺)し、その後は何事もなく一晩過ぎます。
後半の見張りの担当だったビルは睡眠が足りず、失った精神点を回復できていません。
……見張りを交代して寝ててもよかったんですけどね。

探検、開始!

明けて3日目、教えられた巣穴(古代遺跡)に着きました。
しばらく観察していると、巨大な働きアリが出たり入ったりしています。どうやらエサを集めているようです。
相談の結果、このアリを全員で射撃したあと、後続がこないようなら巣穴に突入することになりました。
ところが、不意打ち判定で相手に見つかり、射撃はキャンセル。通常の戦闘となります。アリとの距離は50m。

第二戦 VS働きアリ 「『撃て!』と書いて『てえ!』と読め」

ロングボウ×3、ショートボウ×1、クロスボウ×1の集中砲火で、2ラウンドであっさり撃墜。全員が弓持ちって便利だな。遺跡の入口で聞き耳を立てたところ、奥からがさごそと音がします。まあ、巣穴だもんね。
ちなみにここの聞き耳判定の達成値、フラム>シリル>ジリィーでした。4レベルシーフの立場はどこへ。

通路の幅は1.5mなので、先頭にルカス&ジリィー、真ん中にフラムとシリル、最後尾にビルという隊形で、巣穴に入っていきます。しばらく進むと前方に部屋があり、二匹の働きアリがいるのが見えました。
不意打ちはどちらもなしで、戦闘開始です。
敏捷度の高いシーフ、ジリィーが勇んで突っ込んでいきますが、アリアリーズの集中砲火を食らうことに……。
思いのほか、長い戦闘になりました。

第三戦 VSアリアリーズ 「ジリたんお花畑を見るの巻」

はやばやとお花畑を見たジリィー。ピンゾロボーナスを積み上げていくルカス。
前線2人の戦闘能力(というか、ダイス運)に不安を覚える一行でありました。

ヴェーナー様のお導きやいかに

左右に分かれた道のうち、ヴェーナーのお導き(笑)に従って左の道へ進むことにします。
右の道には、お金や魔晶石があったらしいのですが……。まあ、生還とミッション達成が一番ですよね。

さて、この戦闘でフラムが出したオークを、的役として先行させることにしました。
オークにたいまつを持たせる方法として、フラムがこんなことを言い出します。

フラム 斧持ってる人がオークの頭に切れ目をいれて、そこに松明差し込んでおけばいいんじゃないですか?

ジリィー あ、それ賢いカンジ。

ルカス それ、オークにダメージいかないかな?(笑)

シリル かわいそうなオーク……

ジリィー いかない! 大丈夫! きっと!!(笑)

フラム えーと、ダメージいきます?

GM ダメージいったほうが面白いので、いくことにしましょう。

ビル で、ルカスだからこんな時に回ったりとかしそう。

ルカス 言うなー!

シリル ルカス……そんな力いっぱい(笑)

GM 手加減ぐらいしてあげようよ 。

そしてルカス君は本当に実行してしまいました。(フラムが無理やりやらせたと言うか)

フラム ルカスは無事にダメージ1で切れ目を入れたということで。

ルカス え、ホントに? 巻きつけるんじゃないの?(笑)

フラム でもそのほうが固定されていいんだよー。

ルカス オレが本気で殴ったら一撃粉砕だい。

頭にたいまつをぶっ刺したオークを先頭に左の道を進むと、また部屋がありました。 同じく10m四方。奥には崩れかけた扉(あやしい!)があり、部屋の左隅には大穴が開いています。この部屋には生き物の気配はないようです。

ジリィー 何かいるかなぁ……聞き耳立てます。(ころころ)15。

フラム すばらし。

シリル おみごと。

ルカス 聞き耳、とくいなんですか。

ジリィー こんなとこで……!

ルカス いやいや重要ですよ聞き耳。

ビル ストーカーの技術ですな。

ルカス え、オレ、いつも聞き耳立てられてるの?(笑)

ジリィー 立ててない立ててない(笑)

GM では、扉の奥から「ずりっずりっ」という音と、穴から「かさかさ」という音が聞こえます。

ジリィー 「……な〜んか、イヤ〜な音がする」

このあと、扉を調べましたが開閉の形跡はなし。シリルのインフラビジョンで鍵穴からのぞこうとするも、鍵穴がさびついていて無理でした。
扉の奥の「ずりっずりっ」という音が、どうにも気になる冒険者たちです。

ジリィー う〜ん……戻りたいけど、「ずりっずりっ」が女王様の可能性もあるよね?

ルカス 高そう。

ビル 幼虫って可能性もありますな。

ジリィー げ……そうか、幼虫か……。

ルカス でもカサカサが幼虫の可能性も?

 

ジリィー 穴が不気味だよね。扉を力づくで開けるにしても。

ビル 怖いのは穴に行った時に、ドアから出てきて挟まれるのが嫌なんだよなー(汗)

ルカス どっちも不気味なんだよなあ。まあ、どっちかに進むなら、オークをしんがりに置いてけばいいんだろうけど。

シリル つーか、アリさんに扉は認識できるのか?

ルカス 普通はできないと思うんだけど。

シリル 体当たりすれば突破できるってわかるのかなあ。

ルカス アリじゃない化け物がいるかもしれない(笑)

ルカス、鋭い。 この扉の向こうにいたのは大ナメクジでした。そして穴からは働きアリがやってきます。
うまく互いを鉢合わせれば、ケモノ同士で争っているうちに先に行ける、というGMの仕掛けだったのですが……このパーティだと、挟まれた状態でどちらとも戦闘ということになってそうですから、開けなくて正解だったような気がします。

大穴のまわりにはいくつものアリの足跡がありました。こちらが本命と判断し、一行は穴に向かうことにします。挟みうちを防ぐため、穴の入り口に鳴子の罠を仕掛けていくことになりました。

ジリィー 全員入ってから罠設置となると、ジリたん最後尾?

ルカス ……だね。道幅にもよるけど、隊列変更もできない事はないんじゃないかな。

GM 直径2mの円状ですね。

ルカス あ、じゃあ罠設置してから先頭来られるよ。

GM 円状だから、二人並ぶのは厳しいよ。順番入れ替えはOKです。

ジリィー いや、先頭じゃなくてもいいんだけど、オークが歩いてるし(笑)

ルカス 並べないのか〜でも、アリが罠仕掛ける事はないだろうし、最後尾でもいいんじゃないかな。

シリル じゃあ、むしろジリたんそのまま最後尾でもいいんじゃないですか?

ルカス 鳴子が鳴ったら後方の敵は頼む! ってか。

ジリィー 「は〜い、じゃあ、皆、穴の中に入って!」

ルカス ぞろぞろぞろ。

シリル ぞろぞろ〜。

ビル ぞろ〜。

ジリィー その表現、ヤだ(笑)

さて先述のとおり、穴からは働きアリが1匹やってきました。不意打ち判定でGMが6ゾロを出しやがったので、アリの先制で戦闘スタートです。
パーティは先頭に立たせたオークを壁にして、ひたすら弓で撃ちまくる戦法に出ます。

第四戦  VSまたしても働きアリ 「オーク先生、お願いします!」

ダメージをすべてオークに集中させ、ひたすら射撃でちびちびとアリの生命点を削ります。オーク先生大活躍。シリルが2ラウンド連続でクリティカルを出しますが、アリに与えたダメージは計3点。非力って悲しい。
最後はビルのクリティカルで幕を閉じました。なかなかいいところがありません、ルカス君。がんばれ主戦力。次こそは接近戦だ!

フロドになったのは誰?

更に進むとまた分岐。聞き耳で、音の聞えたほう(直進ルート)へ進みます。この判定でまたジリたんは10点を計上。シーフ3人で振り合いましたが、ダイス目はやっぱりフラムがトップでした。
進んだ先は大きな空間になっており、女王アリが待ち受けていました。さあ、とうとうボス戦です。

お互いに不意打ちはなし。先ほど決めたスリープクラウド戦術で女王以外を寝かすことに成功しますが、女王アリの粘液にさっそくルカスが絡め取られてしまいます。

ファイナル VS女王アリとそのしもべ 「絡んで外して、また絡む」

ルカス君、みごとラストは決めてくれました(ラストしか決めていないとも言う)。 ジリたんのクリティカルどっかんと華麗なステップもシーフの本領発揮ですね。

ルカス  もう、行ってないところを散策する気にもなれないくらいボロボロですよね(笑)

GM 捜索はしないのね?(おいおい、ボス部屋くらい捜索していけよ…)

フラム この部屋くらいはできるかも。

ルカス  あ、この部屋はしよう。

シリル そうしましょう。シーフ3人がかりで(笑)

ビル お願いします、シーフの方々。

シリル (ころころ)10。まあ期待値どおりで。

ジリィー (ころころ)11。はい、うち、無能(笑)

ルカス  捜索ヘタですよね、ジーさん(笑)

フラム (ころころ)12〜。

シリル フラムせんせい!

GM やっぱりフラムかー!

フラム 「私、向いてるのかしら……」

ビル お嬢の好奇心恐るべし。

やっぱりと言うかなんと言うか、出目が一番良かったのはまたしてもフラムでした。 女王アリの下に古い人骨と、杖を見つけます。 セージチェックは不発。持ち帰って賢者の学院で調べてもらうことに。

フラム 人骨も持って帰っていい?

GM いいですよ。

フラム なでなで。

ジリィー 「持ち帰るの、それ?」

フラム 「一緒に帰ろう? いつまでもありんこのお腹にいたくはないよねー」

ルカス 「骨、好きなの?」

フラム 「好きというか……かわいそうじゃないー」

ルカス 「優しいんですねー」

ジリィー 「優しいなぁ」

フラム 「……こんどお師匠さまに遺失魔法教えてもらおう(ぼそ)」

ルカス サーバントにする気か!(笑)

遺失魔法はその知識が失われてるから遺失魔法っていうんだぞ、フラム。
さあ、今度こそ脱出です。帰路は何事もなく……

ビル 途中、仕掛けた鳴子にひっかかりました。

一同 ひっかかるなよ!

それがビル君クオリティ。
その後は何事もなく、一行はベルダインに帰着しました。

エピローグ

GM/ブルーム 「ありがとう。これで娘の体調も回復するよ」

ルカス 「よかったー」

GM/ブルーム 「君たちには恩ができたな」

シリル 「いいえ、当然のことをしたまでです」

ルカス 「いつもいい仕事をいただいてますから、少しでも恩返しできたなら嬉しいです」

ビル 「あんまり、その卵美味しくないですよ」

ジリィー 「(味見したの……!)」

フラム 「あれは薬だってば!」

GM で、薬師に看病してもらい、アムリタ嬢は眠り病から回復しました。

シリル お見舞いに行こうっと♪

GM/アムリタ 「お兄ちゃんたち、ありがとう」

ジリィー 「目が覚めてよかったわね〜」

シリル 「あなたの役に立てて私も嬉しいですよ、小さなレディ」

ビル 「うんうん、また困ったらヴェーナーに来てね。もうすぐ僕も病気治せるようになるから」

ルカス アムリタ嬢っていくつくらいなんですかね?

GM 8歳です。

ルカス そうですか。じゃあ、問題ないな(笑)あたまなでなでしちゃおう。

ジリィー ちょっと羨ましそうにアムリタちゃんを見ちゃおう(笑)

ルカス 「元気になってよかったねー」

GM/アムリタ 「にへー」

ルカス ……かわいい。10年後くらいならアリじゃないか?

ビル ルカスの守備範囲は広いんだなぁ(笑)

ルカス 今は範囲外だよ!(笑)

 

GM さて、これで冒険は終わりです。

プレイヤー一同 お疲れ様でした!

報酬は満額の7500ガメル。経験点は1070+各自の1ゾロ分です。
持ち帰った杖の正体は賢者の学院で受付嬢とフラムの師匠に鑑定を頼むも失敗続きとなり、ラーダ神殿にてインスピレーションを使ってもらってやっと判明。
「ディレイト・スタッフ」です。取引価格は一万ガメル。ただしルールにある「発動するまで消費した精神点は回復しない」という制限をなくし、代わりに魔法をこめた本人しか使えないというルールとしました。
精神点不足を嘆くフラムの救済策ですね。消費精神点3までの魔法しか込められず、発動が杖中心というのが難しいところですが……。

というわけで、今回の冒険は終わりました。
次回のために、キャラクターのおさらいをしておきましょう。

ルカス=ウィールド (人間/ファイター4レベル、レンジャー1レベル、セージ1レベル)
学者の家に生まれたけど知力9。お馬鹿な自分に見切りをつけて家出した、いけいけ猪突猛進ファイター。
筋力18、打撃力31の、まちがいなくパーティの主戦力――のはずが、大事なところで1ゾロを振りまくり、女王アリの粘液に2回も絡め取られと、今回は戦闘でいまいちいいとこなし。でもラスボスにとどめは刺しました。
ジリたんの熱烈アタックを天然でかわし続ける、脳みそ10歳児疑惑の18歳。
器用度:16 敏捷度:12 知力: 9 筋力:18 生命力:14 精神力:14
(プレイヤー:桂木忍)

ジリィー=ショーウェン (ハーフエルフ/シーフ4レベル、セージ1レベル、ヒーラー3レベル)
ハーフエルフの妖艶美女シーフ。ルカスにぞっこん惚れて追いかけているストーカー、もといラムちゃん。聞き耳が得意なのはルカスを追いかける為か!?
回避+8という素晴らしい運動性能を誇るが、その敏捷度の高さが災いして集中砲火をくらい、今回唯一お花畑を見ることに。ラスボス戦ではシーフの本領発揮、敵の体力をほとんど1人で削りきりました。
4レベルシーフの実力を探索でも発揮して欲しい20歳。
器用度:21 敏捷度:21 知力:17 筋力:14 生命力:14 精神力:9
(プレイヤー:穂高あきら)

ビルギット=ロウ (人間/プリースト3レベル、バード2レベル、ファイター1レベル)
芸術と運命の神ヴェーナーの神官……だが、本人のアイデンティティはむしろ吟遊詩人にあるらしい。いつでもどこでもマイペース、おいしいものがあれば幸せな、魔法の使えるグラスランナー。
唯一の回復役であり、パーティの生命線。君が倒れたらこのパーティは終わりだ。がんばれ。
知力9はルカスと同じなのに、それを今回誰にも突っ込まれなかった22歳。
器用度:15 敏捷度:13 知力:9 筋力:11 生命力:15 精神力:16
(プレイヤー:彩根耕二)

フラム=プファイル (人間/ソーサラー2レベル、セージ1レベル、シーフ1レベル、レンジャー1レベル、ハンター3レベル)
技能コレクターな火の玉娘。シーフとしての潜在能力はジリたんより上かもしれない。
大事な判定で1ゾロを出すのが得意技だったが、新メンバー二人の怒涛の1ゾロ合戦に押されたか、今回は1回も出ませんでした。ボス戦ではスリープクラウドも大活躍。
スクロールに魔晶石にディレイトスタッフと、精神点の低さを補うアイテムが増えてきた。これで3レベルまで耐え抜くのだ。
ネクロマンサーになって学院から追い出されるのは勘弁して欲しい20歳。
器用度:14 敏捷度:16 知力:18 筋力:13 生命力:10 精神力:11
(プレイヤー:茅)

シリル=フェイ (エルフ/シャーマン3レベル、シーフ1レベル)
人間と言っても誰も疑わないだろう能力値のシャーマン兼シーフ。パーティの交渉担当だったが、専業シーフのジリたんの登場でお役御免……と思いきや、なんだかこの先もやっぱり交渉役をやってそう。
老若美醜問わず女性は大切に、がモットー。女性の危機となるととたんに交渉能力がガタ落ちする事が発覚した。
戦闘ではシェイドマシーンと化し、ザコ敵の撃墜数では今回ダントツトップ。
女性2人のフォローで白髪が増えそうな105歳。
器用度:19 敏捷度:15 知力:17 筋力:8 生命力:11 精神力:17
(プレイヤー:文月夕)

そしてこちらは、今回のセッションにおける各自のダイス目の解析です。
※都合上、クリティカル時の2回目以降のダイス目は勘定に入れていません。またクリティカルの確率は、「クリティカルが出た攻撃or魔法の回数 / クリティカルを出す可能性のある攻撃or魔法の回数」になっています。(連続クリティカルはあわせて1回になります)

ルカスの成績
ルカスはダイスを105回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 2.8 回出るはずです。
ルカスは1ゾロを5回出しました。これはダイスを振った回数の 4.7% です。
ルカスは6ゾロを1回出しました。これはダイスを振った回数の 0.9% です。
ルカスのダイス目の平均は 7 です。
ルカスのクリティカルは 1/16回(6.2%)です。

ジリたんの成績
ジリたんはダイスを74回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 1.9 回出るはずです。
ジリたんは1ゾロを5回出しました。これはダイスを振った回数の 6.7% です。
ジリたんは6ゾロを1回出しました。これはダイスを振った回数の 1.3% です。
ジリたんのダイス目の平均は 6.6 です。
ジリたんのクリティカルは 1/11回(9.0%)です。

シリルの成績
シリルはダイスを67回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 1.8 回出るはずです。
シリルは1ゾロを3回出しました。これはダイスを振った回数の 4.4% です。
シリルは6ゾロを2回出しました。これはダイスを振った回数の 2.9% です。
シリルのダイス目の平均は 7.1 です。
シリルのクリティカルは 4/20回(20%)です。

フラムの成績
フラムはダイスを49回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 1.3 回出るはずです。
フラムは1ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
フラムは6ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
フラムのダイス目の平均は 7.1 です。
フラムのクリティカルは 1/8回(12.5%)です。

ビルの成績
ビルはダイスを47回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 1.2 回出るはずです。
ビルは1ゾロを1回出しました。これはダイスを振った回数の 2.1% です。
ビルは6ゾロを1回出しました。これはダイスを振った回数の 2.1% です。
ビルのダイス目の平均は 7.3 です。
ビルのクリティカルは 1/6回(16.6%)です。

GMの成績
GMはダイスを194回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 5.2 回出るはずです。
GMは1ゾロを5回出しました。これはダイスを振った回数の 2.5% です。
GMは6ゾロを4回出しました。これはダイスを振った回数の 2.0% です。
GMのダイス目の平均は 6.7 です。

……ジリたん、文句なしの1ゾロ王ですね。ちなみに、ゾロ目を出す確率は、それぞれ 2.7 % (1/36)です。 6.7%って倍以上だよ!