白珠の巫女

長編小説を完成させた人へ15の質問

1.お名前、サイト名、完成した小説名をおしえてください。
名前:文月夕。サイト:【花迷路】、小説:『白珠の巫女』です。
2.この話を最初に思いついたのはいつ頃ですか。また、書き終えたのはいつですか。
思いついたのは、1997年の終わりごろ〜1998年のはじめごろだったと思います。書き終えたのは、2003年3月中旬。
3.実際の執筆期間はどのくらいですか。
上記と同じといってよいと思います。5年間、ただしその間、平行してほかの小説も書いていましたし、小説の執筆そのものをしていなかった時期もあるので、5年間ずっと書き続けていたとは言いがたいのですが……。
4.話の長さはどのくらいですか(原稿用紙換算枚数、プレーンテキストKB等)
18章+エピローグで、原稿用紙にして250枚程度。プレーンテキストでは154KB。……すいません、『超・長編同盟』に名を連ねるにはあまりにも短い、長編と呼ぶにもおこがましい作品ですね……。
5.登場人物は何人ですか。
主役級は2名。出番の多い脇役が5名ほど。
6.この作品はあなたにとっていくつ目の完成作になりますか。また、いくつ目の長編完成作ですか。
小中学生のころに書いた話も全て数えれば、完結作としては11作目になると思います。
長編としては……原稿用紙100枚以上を長編とさせてもらえるのなら、2作目になりますね。
7.この話を書こうと思ったきっかけは何ですか。
大学に入り、Webサイトを開いたことがきっかけです。
他にはあまりない、自分独自のコンテンツを……と考えたときに、創作小説を掲載することを思いつきました。
その当時オフラインで書いていた作品が現代ものサイキックアクションだったので、それとは毛色の違う話を、と考えた結果、恋愛もの異世界ファンタジーにとりかかることに。
8.書いているとき、気をつけていたことはありますか。
初期のころは、あえて自分の書きやすい素の文体ではなく、翻訳もののようなすこし突き放した印象の文体を目指しました。後半に入ってからは、読者が共感しやすい心理描写と、視覚的な満足の得られる言葉選びに心を砕きました。
9.話を書いている最中、楽しかったこと・嬉しかったことは何ですか。逆に、つらかったこと・大変だったことは何ですか。
一番嬉しいものはやはり感想。特に、最新話の下に添えた感想フォームから送られてくる、読者様のナマの叫び(笑)はニヤニヤしながら読み返し、執筆の糧とさせていただきました。書きながら、「ふふふふふ、また皆さんに悶えてもらうわよ♪」とほくそえんでいたときも楽しかったです(笑)
大変だったのは……なんでしょう。小説そのものに関しては、かなりマイペースに書いていたので、あまりつらいこともなかったように思います。
10.書いている時、途中で投げ出したくなったりしましたか。
…………なかったというか、むしろ投げ出していなかった時間のほうが短いというか……。
四六時中考えていてもドツボにはまるので、進まないときは潔く放り投げて、書きたくなったら書く。そんな感じでした。
ラストはかなり明確に見えていたので、「終われない」と思ったことはないです。……終わりが予想よりはるかに遠かっただけで……。
11.この話で一番書きたかったことは何ですか。
恋愛、あるいは男女というものに対しての、私なりの理想のひとつ。
在るべき姿――ではなく、こういう男女の在りかたも認められていいんじゃないかな、という想いを込めて書きました。
12.書き終わった時の気持ちをおしえてください。
「お、終わっちゃった……(びっくり)」というのが正直なところ。
もう数週間かかるかと踏んでいたのですが、ラストは(私としては)怒涛の勢いでした。
主人公二人が、自分の手から離れて翔んでいってしまったようで、すこし寂しくもありました。
13.これからも長編小説を書きますか。
書きます! というか、すでに書いています。……私の長編は、執筆期間のわりには全然長くはないですが。
できることなら一生、小説書きをやめたくないなあと思っています。
14.長編小説に挑戦する人へアドバイスをください。
アドバイスと言えるほどたいそうなものではないですが。
小説を書く力がもっとも問われるのは、いかに完結させるかだと思います。ずーっと同じ話を書き続けるのは飽きますが(笑)一緒にがんばりましょう。
15.この作品への思いの丈を語ってください。
拙いながらも愛しいわが子です。皆さん、どうか可愛がってやってください。
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